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iPhone13シリーズで中国BOEのOLED供給数増加〜Appleが積極支援?

 
台湾メディア経済日報が、Appleが中国BOEを積極的に支援していることで、同社はiPhone13シリーズ(iPhone12sとの噂もあり)向け有機EL(OLED)ディスプレイパネルを2,000万枚以上供給すると報じました。
Appleが積極的に支援、既存サプライヤーへの圧力にも
AppleはBOEを積極的に支援しているようです。BOEはiPhone13シリーズ向けOLEDディスプレイパネルの製造を強化するため、重慶工場への投資を加速してます。
 
また、同工場に隣接する工場を構える台湾GISはBOEと協力し、OLEDディスプレイパネルのラミネーション事業を担当するようです。
BOEのOLEDディスプレイは品質も向上か
経済日報は、BOEからAppleへのOLEDディスプレイパネル供給数増加は、Samsung DisplayやLG Displayと比べても遜色ないレベルまで製品の品質が向上したことを意味すると記しています。
 
BOEは今後、この分野に198.7億人民元(約3,400億円)を投資する予定で、これだけ巨額な投資を行うのは将来的にiPhone用OLEDディスプレイパネルの供給数が増加する確かな裏付けがあるからだろうと経済日報は指摘しています。
 
BOEのOLEDディスプレイパネル供給数が増加することはSamsung DisplayやLG Displayへの圧力にもなり、Appleが両社に対する値下げ交渉を有利にすすめる材料にもなるとみられています。
 
 
Source:経済日報 via Patently Apple
Photo:Apple Hub/Facebook
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iPhone13シリーズ用のRFPCB、50%以上を韓国BHが供給〜各社の比率が変化

 
韓国メディアThe Elecが、iPhone13シリーズ(iPhone12sとの噂もあり)用リジットフレキシブルプリント基板(RFPCB:Rigid Flexible Printed Circuit Boards)の50%以上を、韓国BHが供給すると報じました。
iPhone14シリーズ(仮称)で分担比率が70%に増加?
The Elecによれば、iPhone13シリーズ用RFPCBは、BHが50%強、Samsung Electro-Mechanicsが30%、Young Poong Electronicsが残りの10%強を供給する見通しです。
 
Samsung Electro-Mechanicsは2021年中にRFPCBの製造から撤退するため、BHの供給数が今後さらに増えるようです。
 
The Elecは、2022年モデルのiPhone(仮称:iPhone14シリーズ)では、BHが最大70%、残りをYoung Poong Electronicsが供給する可能性があるようです。
新たなサプライヤーが参入か
ただし、Samsung Electro-Mechanicsの代わりに別のサプライヤーが参入する可能性があるとThe Elecは指摘しています。
 
同メディアはその候補として韓国Interflexの名をあげています。Interflexは2017年にiPhone Xの有機ELディスプレイパネルとタッチスクリーン用のRFPCBを供給しましたが製品に欠陥があったためその後、サプライチェーンから外れていました。
 
 
Source:The Elec
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AppleだけではなくIntelもTSMCの3nmノードを予約済み〜2つの製品が製造

 
Tom’s Hardwareが、TSMC(Taiwan Semiconductor Manufacturing Co.)の3ナノメートル(nm)ノード「N3」で初期に製造されるチップはAppleのものだけはなくIntelのものも含まれると伝えました。
「N3」で製造する最初のAppleシリコンはiPadが搭載
TSMCの3nmノード「N3」では、2022年モデルのiPadが搭載するチップが製造されるとNikkei Asiaが報じていました。
 
Nikkei Asiaの報道では、どのiPadが搭載するのか明らかになっていません。2022年モデルのiPad Air(第5世代)は、有機ELディスプレイを搭載するとの情報があります。
5nmと比べ、電力効率、性能、トランジスタ密度が改善
TSMCの「N3」を予約しているのはAppleだけではないようです。Tom’s Hardwareは、Intelがラップトップ向けとサーバー向けの2つのプロセッサに関し、「N3」での製造委託準備をすすめていると記しています。
 
TSMCの「N3」は「N5」と比べ、消費電力とトランジスタ数が同じ状況で性能が10%~15%向上、同じ動作周波数で最大30%の消費電力削減、最大70%のロジック密度向上、最大20%のSRAM密度向上が実現される見通しです。
 

 
TSMCは「N3」で20層以上の極端紫外線リソグラフィ(EUVL:Extreme Ultraviolet Lithography)を導入するようです。
 
TSMCは最近開催した技術シンポジウムで、「N3」がスマートフォンとハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)の両方のアプリケーションを最初からサポートするように設計されており、高性能と高密度の両方が実現されると発表していました。
 

 
 
Source:Nikkei Asia via Tom’s Hardware
Photo:WccftechTV/YouTube
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大画面テレビさらに高画質へ。シャープが「mini LED次世代ディスプレイ」を開発

Image:シャープLEDでもさらに高画質へ。現在は大型のテレビにも有機ELモデルが増えてきました。高輝度で高コントラスト、黒もしっかり締まる有機ELは理想的な画面だと思いますけど、ディスプレイ技術としてはこの勢力の発展も見逃せません。そう、miniLEDです。シャープが「miniLED次世代ディスプレイ」の開発を発表。試作機での映像を公開しています。Image:シャープわかりやすいので、まずは比 …

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iPhoneの新たなサプライヤーが参入〜中国BOE経由で実現

 
サプライヤー関連情報に詳しいメディアEMS Oneが、iPhoneの新たなサプライヤーが中国BOE経由で参入したようだと報じました。
台湾Arlitech(今展科)がサプライチェーン入り
インダクタを製造する台湾Arlitech(今展科)が、Appleのサプライチェーン入りに成功したことをEMS Oneが伝えました。
 
同社は、BOE経由で参入に成功した模様です。
既存サプライヤーに対する値下げ圧力拡大か
iPhoneのサプライチェーンにおいて、中国企業が存在感を高めつつあります。
 
中国BOEは、Appleからの有機ELディスプレイに対する要求品質を満たすのに苦労しながらもついに受注に成功したと報じられていました。
 
また、iPhone13シリーズの組み立て作業の一部ながら中国Luxshareが受注したとの情報もあります。
 
こうしたサプライヤー数の増加による競争原理拡大で、Appleは仕入れ単価の引き下げ交渉を有利に進めることができるとみられています。
 
 
Source:EMS One
Photo:Appledsign/Facebook
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iPad ProとiPad Airが今後2年かけてOLEDに切り替え〜海外報道

 
韓国メディアThe Elecが、2022年にまずはiPad Air(仮称:第5世代)に、翌年には11インチiPad Proと12.9インチiPad Proにも有機EL(OLED)ディスプレイ搭載モデルが用意されると報じました。
2022年にiPad Airに、翌年にはiPad ProにもOLEDディスプレイ搭載か
2022年に発売されるiPad Air(第5世代)には、Samsung Displayが独占供給する10.86インチOLEDディスプレイが搭載されるようです。
 
OLEDディスプレイ搭載iPadはiPad Air(第5世代)だけではなく、2023年には11インチiPad Proと12.9インチiPad Proにも展開されるとThe Elecは伝えています。
 
ただし、iPad Air(第5世代)と、11インチiPad Proおよび12.9インチiPad Proとでは、搭載されるOLEDディスプレイが異なるものになりそうです。
iPad AirにリジッドOLED導入
The Elecは、2022年に発売されるiPad Air(第5世代)には、リジッドOLEDと薄膜封止(TFE:Thin Film Encapsulation)が採用されると記しています。TFEは、有機材料と無機材料を交互に積層し、有機材料を水や酸素から保護し劣化を防ぐ技術です。
 
リジッドOLEDには通常、ガラス基板とガラス封止が使用されるとThe Elecは説明しています。
 
また、iPad Air(第5世代)に搭載されるOLEDディスプレイは低温多結晶シリコン(LTPS)薄膜トランジスタ(TFT)方式によるもので、iPhone12シリーズが搭載しているものと同じ構造になるようです。
iPad ProはフレキシブルOLED搭載
2023年に発売される11インチiPad Proと12.9インチiPad Proに搭載されるOLEDディスプレイは、フレキシブルOLEDを採用するとみられています。
 
また、LTPSから低温多結晶酸化物(LTPO:Low Temperature Polycrystalline Oxide)に変更する可能性もあるようです。RGBの発光層は、2層構造になるかもしれないとThe Elecは記しています。
 
基板にガラスではなくポリイミドを使用するフレキシブルOLEDには、リジッドOLEDに比べて高価ながらデザインの自由度が高くベゼルを薄くできるメリットがあります。
リジッドOLEDを最初に導入、その後フレキシブルOLEDへ
The Elecは、10インチ台のOLEDディスプレイはiPhoneなどのスマホ用と比べて大きく、不良品率が高くなる懸念があることから、iPhone X以来採用してきたフレキシブルOLEDではなくまずはリジッドOLEDをiPad Air(第5世代)に搭載するようです。
 
その後、ここで得た経験や知見を踏まえて、11インチiPad Proと12.9インチiPad ProにはフレキシブルOLEDを搭載すると思われます。
 
 
Source:The Elec, EE Times
Photo:Apple Hub/Facebook
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有機ELディスプレイ搭載スマホが2022年に45%に増加も、ドライバIC供給に不安

 
韓国メディアThe Elecが、有機EL(OLED)ディスプレイを搭載するスマートフォンが2022年に45%に増加すると見込まれているが、ディスプレイドライバICの供給がそれに追いつかない可能性があると報じました。
2022年にはiPadにも搭載されると噂のOLEDディスプレイ
市場調査会社TrendForceは、OLEDディスプレイ搭載スマートフォンが総出荷台数に占める割合が、2021年は39.8%、2022年には45%まで増加すると予測しています。
 
これは、AppleやSamsungなどが搭載デバイスを拡大していることが要因になっています。
 
Appleは2022年に、iPhoneだけではなくiPadにもOLEDディスプレイを搭載すると噂されています。
パネルメーカー各社で異なるドライバICの仕様
The Elecが、増加するOLEDディスプレイの供給数に対しOLEDディスプレイドライバICの供給が追いつかない可能性を指摘しています。
 
OLEDディスプレイドライバICは40ナノメートル(nm)から28nmプロセスで作られ、サイズが大きいことから1枚のウェハーからとれる個数が限られています。
 
TrendForceによれば、ドライバICの製造は、TSMC、Samsung Electronics、UMC、GlobalFoundriesが行っていますが、十分な量のウェハーを確保しているのはTSMC、Samsung Electronics、UMCの3社のみとのことです。
 
OLEDディスプレイパネルメーカーによってドライバICの仕様が異なることも、需要を満たすことの難しさに繋がっているようです。
11インチiPad ProへのOLED搭載を期待して待つが・・・
筆者は、新型12.9インチiPad Proに搭載されたミニLEDディスプレイでの画質に感銘を受けたことから、次期11インチiPad Proにも画質の良いOLEDディスプレイが搭載されることを期待していますが、部品不足や単価上昇があれば搭載時期が延期されることもありそうです。
 
 
Source:The Elec
Photo:Apple Hub/Twitter
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【レポ】中古iPhoneを買ったら保証はどうなる?「モバイル保険」に加入してみた

 
香港版iPhoneや、ユーズドiPhone/iPadを多数販売するイオシスで、iPhone12 パープルのユーズド品を購入しました。その際に、月額700円のモバイル保険に加入してみました。
イオシスでiPhone12のユーズド品を購入
筆者はこれまでiPhone12 Proを使用してきましたが、それを家族に譲り、イオシスでiPhone12のSIMロック解除品、本体カラー「パープル」、ストレージ容量256GB、中古Aランク(以下、iPhone12ユーズド)を購入しました。
 
筆者は写真撮影にソニーDSC-RX100M4を使っていることから、iPhoneのカメラ機能は重要ではありません。
 
また、使用頻度もiPad Proの方が圧倒的に多い状況です。
 
これまでは、有機ELディスプレイを搭載していること、上位機種を買っておけば後悔することもないだろうと考えていたことから、iPhone X、iPhone XS、iPhone11 Pro、iPhone12 Proを使用してきました。
 
iPhone12シリーズでは、iPhone12とiPhone12 Proの機能面での違いが主にリアカメラだけであることから、一度比較してみようと考え、イオシスでユーズド品を購入しました。
長期保証は「モバイル保険」に加入
今回、iPhone12ユーズド品を購入したついでに、さくら少額短期保険が提供する「モバイル保険」に加入してみました。
 
複数のモバイルデバイス対象の保険が提供されていますが、さくら少額短期保険のモバイル保険は月額700円で年間最大10万円までの修理費用を補償してくれるのが特徴です。
 
1契約で3台まで補償対象に設定可能で、携帯電話やスマホだけでなく、タブレット端末、ゲーム機、スマートウォッチも対象機器に登録できます。
 
モバイル保険の加入手続き開始
 
イオシスのモバイル保険案内ページから、iPhone12ユーズド購入と同時に加入しようと手続きを進めましたが、登録する製品のシリアル番号かIMEIが必要になるので保険の加入手続きは製品が手元にある状態で行う必要があるのが確認できました。
 

 
支払い情報の入力
 
iPhone12ユーズドを先に受け取った後、モバイル保険への加入手続きを進めます。
 
モバイル保険に加入するには、最初に支払いに用いるクレジットカードを登録します。
 

 
契約者情報の入力
 
次に、モバイル保険に加入する契約者の情報を入力します。
 

 
主端末の登録
 
モバイル保険の対象とする、主端末を登録します。今回は、イオシスで購入したiPhone12ユーズドが対象です。
 
モバイル保険の対象機器と加入条件は、「無線通信ができるモバイル機器」「国内販売されている製品」「販売店による保証が3カ月以上ついている端末」「1年以内の購入」「加入時に壊れていないこと」です。
 
イオシスで購入した場合、ジャンク品以外は3カ月以上の保証があると同店は案内しています。
 

 
端末の状態を入力
 
今回購入したiPhone12ユーズドは中古Aランクで、「正常に動作」「傷、われ、浮きなどの外観上の損傷もなし」「新規取得した日から1年未満の機器」なので、それを選択して手続きを進めます。
 
また、登録する際はそれらを証明するために、シリアル番号かIMEIを表示させた正面からの画像、背面画像をアップロードする必要がありました。
 
その後、副端末1と副端末2の情報を同じように入力します。筆者は、副端末2に、先日購入したBose QuietComfort EarBudsを登録しました。
 
副端末1に、先月購入した新型12.9インチiPad Proを登録しようと考えましたがAppleCare+を契約済みであることから二重契約になると考え、今回は除外しました。
 

 
申し込み完了
 
申し込みが完了すると、さくら少額短期保険の査定が行われます。
 
筆者は今回2台のデバイスを設定しましたが、今秋発売のiPhone13 Pro(仮)など、契約後に対象機器を追加できるかをサポートに確認したところ、マイページからいつでも追加・変更ができるとのことでした。
 

 
モバイル保険の契約成立
 
モバイル保険の契約が成立すると、さくら少額短期保険から登録メールアドレス宛に結果が送られてきます。
 
マイページでも、iPhone12ユーズドとBose QuietComfort EarBudsが登録されているのが確認されました。登録していない「副端末1情報」は空欄のままです。
 
なお、iPhone12ユーズドはIMEIで、Bose QuietComfort EarBudsは充電ケース底面のシリアル番号で登録しました。
 

Apple Care+の代替になると期待
ユーズド品はAppleCare+に加入できないことからこれまでは購入を躊躇していましたが、モバイル保険は十分代替になると期待しています。
 
筆者がこれまでAppleCare+の恩恵を受けたのは、付属のLightningケーブルの被覆破れで交換してもらったことくらいでした。
 
幸いモバイル保険加入後お世話になってはいませんが、不安なく使える心理的メリットは大きいと感じています。
 
 
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iPhone13シリーズの組み立て、1,000万台分を中国Luxshareが受注

 
台湾メディア経済日報が、中国LuxshareがiPhone13シリーズ(iPhone12sとの噂もあり)の組み立て業務を受注、2023年にはFoxconnに次ぐ規模に成長すると報じました。
iPhone組み立て業務における4社目のサプライヤーに
iPhoneの組み立て業務は現在、Foxconn、Pegatron、Wistronの3社が担っていますが、新たにLuxshareが加わりました。
 
経済日報は、2023年にはLuxshareの受注台数がPegatronを抜きFoxconnに迫る規模に成長すると予測しています。
 
Luxshareが受注した1,000万台のうち、iPhone13 Pro Maxが8割〜9割を占めると同メディアは伝えています。
Appleが仕入れ単価削減のために参入後押しか
iPhoneシリーズ全体の出荷台数からすれば、Luxshareが受注した1,000万台は約4%にしか過ぎないが中国企業の進出傾向が明らかになったのは間違いないと、経済日報は警戒感を示しています。
 
LuxshareはiPhoneの組み立てを、以前買収したWistronの昆山工場で行うとみられています。Luxshareの関係者は、Appleの後押しにより2021年には少なくとも2,000万台〜2,500万台の組み立て業務を同社が担う可能性があると述べています。
 
中国のサプライヤーでは他にBOEが、iPhone用有機ELディスプレイパネルの受注に向け精力的に活動しています。
 
こうした動きは、サプライヤー間の競争を促進することで部品の仕入れ単価を削減しようとするAppleの意図が関係しているとみられています。
 
 
Source:経済日報 via EMS One
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【Amazonプライムデー】プライムデーにソニーのTVが参戦!4Kブラビアが最大1万5000円オフならソニー選びたくなるよね

Image:Amazon来た!テレビが来た!しかもブラビア!プライムデーといえばやっぱりテレビ。最近は有機ELのテレビも注目されているけど、やっぱり熟れた技術の液晶も選択肢としてアリだと思うんですよね(安いし)。では何を選びましょうか?となってくるんですが…。はい、ここで登場、ソニーのブラビア。ブラビアの2021年モデル、4K対応X80Jシリーズが43インチ、50インチ、55インチ、65インチまで …

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iPhone12sに関する予想、iPhone12 miniは製造終了?調査会社が報告

 
台湾の調査会社TrendForceが、iPhone12sシリーズ(iPhone13シリーズとの噂も)に関する予想を伝えました。
1TBストレージも、Proシリーズ以外へのLiDAR展開もない?
TrendForceのアナリストは、iPhone12sシリーズはiPhone12s mini、iPhone12s、iPhone12s Pro、iPhone12s Pro Maxの4モデル構成で、TSMCのN5Pで製造されるA15 Bionicを搭載、ノッチが小さくなると予想しています。
 
iPhone12s Proシリーズには、リフレッシュレート120Hzの有機ELディスプレイが搭載されますが、ストレージ容量1TBモデルは用意されず、引き続き512GBが最大容量になる見通しです。
 
また、iPhone12s miniとiPhone12sにも搭載されると噂のLiDARですが、これらのモデルに搭載されることはないとTrendForceは記しています。LiDARはあと1年間、Proシリーズ専用装備になるようです。
iPhone12 miniが製造終了、今後は在庫販売へ
TrendForceによれば、iPhone12s miniとiPhone12sのリアカメラには広角カメラにセンサーシフト光学式手ぶれ補正機構を搭載、Proシリーズの超広角カメラのレンズは6枚構成になるとのことです。
 
AppleはiPhone12sシリーズにおいて、iPhone12s mini以外の3モデルの販売に注力するとTrendForceは予想、現行モデルのiPhone12 miniの製造は終了したと伝えました。
 
ただし、iPhone12 miniの在庫が積み上がっていることから、廃番になるのではなく今後はこれらの販売が行われるようです。
 
iPhone12sシリーズにもminiモデルが用意されるようですが、2022年モデル(仮称:iPhone14)には5.4インチモデルは用意されないと、アナリストのミンチー・クオ氏が伝えていました。
 
 
Source:TrendForce via iPhone Hacks, MacRumors
Photo:Appledsign/Facebook
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【長期レビュー】新型12.9インチiPad ProとMagic Keyboard

 
ミニLEDバックライト搭載ディスプレイを採用した新型12.9インチiPad Proを購入し、11インチiPad Pro(第1世代)と比較しながら1カ月間使い込んでみました。今回は、Magic Keybordとの組み合わせによる使い勝手と、11インチiPad Pro(第1世代)との使い分けについてお伝えします。
ライブストリーミング視聴時のサブディスプレイとして活躍
前レビュー記事でお伝えしたとおり、ミニLEDバックライト搭載ディスプレイ(以下、ミニLEDディスプレイ)を採用した新型12.9インチiPad Proの画質は期待通り素晴らしいものです。
 
世界開発者会議(WWDC21)も新型12.9インチiPad Proで閲覧しましたが、画質が良く、サブディスプレイとしてライブストリーミングを映しながら、27インチiMac 5Kで記事を書く際に活躍してくれました。
 
ただし画質以外の部分では、11インチiPad Proからの乗り換えを検討するにあたって「重さ」という点で、ユーザーと使う場所を選びそうです。
 
▼ iPad Pro本体の重量差
▼ Magic Keyboardと、Smart Folioの重量差
▼ Magic Keyboardと組み合わせると約1.4キログラム
▼ 11インチiPad Proユーザーも乗り換えるべきか
▼ まとめ
iPad Pro本体の重量差
筆者が購入した12.9インチiPad Pro(第5世代)Wi-Fi + Cellularモデル(以下、12.9インチiPad Pro(第5世代))の重さは684グラム、11インチiPad Pro(第1世代)の重さは468グラムです。
 
12.9インチiPad Pro(第5世代)は、11インチiPad Pro(第1世代)より216グラム重いことになります。216グラムとはいえ、重量比で考えれば11インチiPad Pro(第1世代)の1.46倍の重さになります。
Magic Keyboardと、Smart Folioの重量差
これに、組み合わせるアクセサリーの重さも加わります。筆者は今回初めて、Magic Keyboardを購入してみました。12.9インチiPad Pro(第5世代)対応Magic Keyboardの重さは約710グラムです。
 
11インチiPad Pro(第1世代)にはiPad Air(第4世代)用Smart Folioを装着していますが、こちらは約175グラムなので、両製品の重さの差は535グラムです。
 
結果、12.9インチiPad Pro(第5世代)+ Magic Keyboardの重さは約1,394グラム、11インチiPad Pro(第1世代)+ iPad Air(第4世代)用Smart Folioの重さは約643グラムになりました。
 

Magic Keyboardと組み合わせると約1.4キログラム
12.9インチiPad Pro(第5世代)+ Magic Keyboardの重さ約1.4キログラムは、13インチMacBook Pro(2020年モデル)と同じです。
 
キータッチやタイピングでの使い勝手は13インチMacBook Proの方が優れていますが、12.9インチiPad Pro(第5世代)ならモバイルデータ通信が利用できます(筆者が購入したモデルの場合)。
 
最終的に、新幹線などの車中で移動しながら執筆・修正を行う場合はモバイルデータ通信が使える12.9インチiPad Pro(第5世代)、簡単な作業は11インチiPad Pro(第1世代)とを使い分けるようになりました。
 
この状態で2週間ほど使いましたが、残りの2週間は「11インチiPad Pro(第1世代)+ iPad Air(第4世代)用Smart Folio」と「12インチMacBook(2015)」の組み合わせが主になりました。
 
理由は、2台持ちしても総重量が12.9インチiPad Pro(第5世代)+ Magic Keyboardとほぼ同じであり、作業に応じて最適なデバイスを使い分けられるからです。
 

11インチiPad Proユーザーも乗り換えるべきか
これらを踏まえ、M1チップ搭載iPad Proシリーズで唯一ミニLEDディスプレイを搭載した12.9インチモデルに、11インチiPad ProやiPad Air(第4世代)のユーザーも乗り換えるべきか考えてみました。
 
乗り換えを検討しても良いのでは、と思われるユーザー像
 

画質、ディスプレイの品質が最も重要
屋外の日光下で使用することが多い
新型12.9インチiPad Pro単体で使用する
既にMagic Keyboardを使っており、タイピングに慣れている
持ち運びする機会は少ない

 
乗り換える必要が無さそうなユーザー像
 

エッジ型バックライト搭載液晶ディスプレイに不満はない
直射日光下で使用する場面は少ない
MacBookシリーズと併用している
持ち運びする機会が多い

 
これらの評価は、筆者の使用環境、併用デバイスによるものですので、ユーザー個々の環境や価値観で異なります。
 
当たり前の結論ですが、ミニLEDディスプレイの画質を求めるならば、12.9インチiPad Pro(第5世代)しか選択肢はありません。
 
筆者の場合、同ディスプレイを搭載すると噂の新型MacBook Proが発売されれば、使い分けが変わるかもしれません。
まとめ
12.9インチiPad Pro(第5世代)は11インチiPad Pro(第1世代)より216グラム重いながら、本体だけならそれほどの差を感じませんでした。
 
やはり、本体以上にMagic Keyboardの重さ約710グラムによる重量増が大きいようです。
 
最終的に、11インチiPad Pro(第1世代)のユーザーがミニLEDディスプレイの素晴らしさを実感しつつ使い込んでいく上での最適な組み合わせは、12.9インチiPad Pro(第5世代)と12.9インチ用Smart Folioと感じました。
 
前記事にも記載したとおり、ミニLEDディスプレイの素晴らしさは十分に実感できます。11インチiPad Pro愛用者としては、次期モデルが搭載すると噂の、有機ELディスプレイが期待されます。
 

 
筆者はiPhone12 ProのLiDARをほとんど使っていませんでしたが、iPad ProならNotabilityでノートを取る際の寸法測定など、iPhoneよりも活躍の範囲が広がりました。
 
 
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【Amazonプライムデー】4K? 液晶? 有機EL? プライムデーで安くなるテレビどうやって選べばいいの?

Photo:8th.creator/Shutterstock.com画質、価格、独自機能…。決め手はなに?もういくつ寝ると、みんな大好きAmazonプライムデー。我がショッピングカートに潜む13個のアイテムたちも、安くなるのを今か今かと待ちわびていますとも。まぁ定価でもそれはそれで買うんですけど!いろいろお買い得になるプライムデーですが、その目玉のひとつがテレビ。「55インチでこの値段?有機ELで …

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【長期レビュー】新型12.9インチiPad Proの美しい画質と性能向上を実感

 
予約開始日である2021年4月30日に注文し、5月21日に配達された12.9インチiPad Pro(第5世代)を約1カ月使った上での評価をお伝えします。美しい画質とこれまで使っていた11インチiPad Pro(第1世代)からの進化が実感できる素晴らしいデバイスと評価しています。
ミニLEDディスプレイを中心にレビュー
筆者が購入したのは、M1チップを搭載する12.9インチiPad Pro(第5世代)のWi-Fi+Cellulerモデル、ストレージ容量256GBのスペースグレイです。
 
これまで使っていた11インチiPad Pro(第1世代)と、「直下型ミニLEDバックライト搭載液晶ディスプレイ(以下、ミニLEDディスプレイ)とエッジ型バックライト搭載液晶ディスプレイ(以下、液晶ディスプレイ)の画質の違い」「M1チップの処理速度」「通信環境や使い勝手」の3項目について1カ月にわたり比較しました。
 
▼ 両製品の仕様を確認
▼ 室内で、ミニLEDディスプレイと液晶ディスプレイ比較
▼ 屋外で、ミニLEDディスプレイと液晶ディスプレイ比較
▼ モバイルデータ通信速度
▼ Geekbench 5スコアを比較
▼ まとめ
両製品の仕様を確認
 
12.9インチiPad Pro(第5世代)と11インチiPad Pro(第1世代)の仕様は下記の通りです。
 

12.9インチiPad Pro(第5世代)
11インチiPad Pro(第1世代)

カラー
シルバースペースグレイ
シルバースペースグレイ

ストレージ容量
128GB256GB512GB1TB2TB
64GB256GB512GB1TB

本体サイズ重さ
280.6ミリ214.9ミリ6.4ミリ
Wi-Fi+Cellular:684グラム
247.6ミリ178.5ミリ5.9ミリ
Wi-Fi+Cellular:468グラム

チップ
Apple M18コアCPU8コアグラフィックス次世代のニューラルエンジン8GBまたは16GB RAM
A12X Bionicニューラルエンジン

ディスプレイ
Liquid Retina XDR2,732 x 2,048264ppiフルスクリーンの最大輝度1000ニト、ピーク輝度1,600ニト(HDR)
Liquid Retina2,388 x 1,668264ppi
ProMotionTrue Tone広色域(P3)最大輝度600ニト(標準)

背面カメラ
1,200万画素広角 f1.81,000万画素超広角 f2.4
2倍 光学ズームアウト最大5倍 デジタルズームより明るいTrue Toneフラッシュ写真のスマートHDR 3
1,200万画素広角 f1.8
最大5倍 デジタルズームクアッドLED True Toneフラッシュ写真のスマートHDR

ビデオ撮影
4Kビデオ撮影(24/25/30/60fps)1080p HDビデオ撮影(25/30/60fps)ビデオの拡張ダイナミックレンジ(最大30fps)
2倍 光学ズームアウト最大3倍 デジタルズームオーディオズーム
1080pスローモーションビデオ(120/240fps)手ぶれ補正機能を使ったタイムラプス
4Kビデオ撮影(30/60fps)1080p HDビデオ撮影(60fps)
3倍 ビデオズームオーディオズーム
1080pスローモーションビデオ(240fps)手ぶれ補正機能を使ったタイムラプス

インカメラ
TrueDepth(超広角搭載)1,200万画素f 2.42倍 光学ズームアウトセンターフレームRetina Flash写真のスマートHDR 3ポートレートモードポートレートライティングビデオの拡張ダイナミックレンジ(最大30fps)映画レベルの手ぶれ補正1080p HDビデオ撮影(25/30/60fps)アニ文字、ミー文字
TrueDepth700万画素f 2.2
Retina Flash写真のスマートHDR ポートレートモードポートレートライティング
映画レベルの手ぶれ補正1080p HDビデオ撮影アニ文字、ミー文字

認証形式
Face ID(顔認証)
Face ID(顔認証)

Bluetooth
Bluetooth 5.0
Bluetooth 5.0

通信形式
Wi‑Fi 6 (802.11a/b/g/n/ac/ax)2.4GHz/5Ghz同時デュアルバンド最大1.2Gbpsの速度MIMO
Cellularモデル:GSM/EDGEUMTS/HSPA/HSPA+/DC-HSDPA5G(sub-6 GHz)ギガビットLTE(最大32バンド)内蔵GPS/GNSS
Wi‑Fi (802.11a/b/g/n/ac)2.4GHz/5Ghz同時デュアルバンド最大866Mbpsの速度MIMO
Cellularモデル:GSM/EDGEUMTS/HSPA/HSPA+/DC-HSDPA
ギガビットLTE(最大29バンド)内蔵GPS/GNSS

バッテリー駆動時間
Wi-Fiでのビデオ再生・ネット利用:最大10時間モバイルネットワークでのネット利用:最大9時間
Wi-Fiでのビデオ再生・オーディオ再生・ネット利用:最大10時間モバイルネットワークでのネット利用:最大9時間

コネクタ
Thunderbolt / USB 4以下に対応:充電DisplayPortThunderbolt 3(最大40Gb/s)USB 4(最大40Gb/s)USB 3.1 Gen 2(最大10Gb/s)Smart Connector
USB-CSmart Connector

LiDARスキャナ
搭載

SIMカード
nano-SIM(Apple SIM対応)eSIM
nano-SIM(Apple SIM対応)eSIM

対応Apple Pencil
Apple Pencil(第2世代)
Apple Pencil(第2世代)

対応Keyboard
Magic KeyboardSmart Keyboard Folio
Magic KeyboardSmart Keyboard Folio

 
室内で、ディスプレイの違いを比較
 
12.9インチiPad Pro(第5世代)には、iPadシリーズ初となるミニLEDをバックライトに採用したディスプレイが搭載されています。
 
本ディスプレイに関し、「黒」の部分は直下型バックライトが点灯しないことで暗所表現が向上しましたが、バックライトの分割制御領域は2,596カ所なので、隣接する領域も点灯され滲んでいるように見えると報告されていました。
 
また、明度の差が大きいウィンドウを暗い背景に表示した場合に、ハロー効果のような緑色の枠が表示されるとの情報もありました。
 
ミニLEDディスプレイにおいて文字と隣接する領域のバックライトも点灯し、滲んでいることが下記画像のように確認できました(肉眼ではもう少し差が大きい)が、動画を見ている際に気になることはありませんでした。
 

 
また、11インチiPad Pro(第1世代)と比べると、エッジ型バックライトのような画面全体での光の漏れはなく、白い文字などの周囲だけ直下型バックライトからの光の漏れが生じていることがわかります。
 
設定画面でも同様ですが、それ以上に、ミニLEDディスプレイは色再現性とコントラスト比が優れていることがわかります。
 

 

直下型、エッジ型バックライト共に、点灯した領域では光が漏れることで「黒」の表現力が下がる
ミニLEDディスプレイの分割制御領域は2,596カ所なので、画面内の多くの部分で高いコントラスト比による美しい画面表示が実現
直下型ミニLEDバックライト搭載ディスプレイでは、分割制御領域が「黒」表示の場合、くっきりとした「黒」の描写
ミニLEDディスプレイの表示の滲みは、静止画や、撮影画像で意識的に確認しなければ気にならなかった
筆者の12.9インチiPad Pro(第5世代)では、ハロー効果のような緑色の枠は確認できなかった

 
屋外で、ミニLEDディスプレイと液晶ディスプレイ比較
 
12.9インチiPad Pro(第5世代)のミニLEDディスプレイの実力を、屋外でも評価しました。
 
屋外での日光下、曇り空の環境では、ミニLEDディスプレイの高コントラスト比により、12.9インチiPad Pro(第5世代)が見やすいと評価します。こうした点は、クリエイティブ系のユーザーだけではなく一般的なユーザーへのメリットにもなると感じました。
 

 
屋外の使用では、画面表示の滲みなどは全く気にならず(意識して確認しようとしてもわからない)、コントラスト比の高いくっきりとした見やすい表示が素晴らしいと評価します。
 

直射日光下では、12.9インチiPad Pro(第5世代)のほうがくっきりとした表示で見やすい
明るい環境下では、画面の滲みは全く気にならない
屋外で使う機会が多い場合、一般的なユーザーにもこれらはメリットになり得る

 
モバイルデータ通信速度
 
屋外での通信環境は、12.9インチiPad Pro(第5世代)がIIJmioのeSIM、11インチiPad Pro(第1世代)がahamoの物理SIMです。
 
両者の通信速度に大きな差は感じませんでした。ただし、5月31日午後4時台に都下ターミナル駅前で行ったスピードテストにおいて、IIJmio回線でダウンロード速度64.57Mbpsが記録されたのに対してahamoではそれに劣る結果(約59Mbps)だったのは少し意外でした。
 

 
デバイス間の性能差を考慮し、12.9インチiPad Pro(第5世代)にahamoの物理SIMを挿入してテストしても、この傾向は変わりませんでした。
 

IIJmioのeSIMと、NTTドコモのahamoの通信速度はほぼ同等だった
IIJmioのeSIMは予想以上の通信速度、ahamoが少し下回ったのは意外
テスト結果から、音声通話をしないiPadでの使用であれば通信速度に差がなく安いIIJmioのeSIMで良いのではと感じた
ただし、計測地点や時間帯によって通信速度が異なる可能性がある
1カ月のテスト期間中いずれのデバイスにおいても、通信速度が遅くて動画閲覧やWebミーティングに支障をきたした場面は無かった

Geekbench 5スコアを比較
 
12.9インチiPad Pro(第5世代)が搭載するM1、11インチiPad Pro(第1世代)が搭載するA12Xの処理性能は比べるべくもありませんが、試しにGeekbench 5アプリを使用して測定・比較してみました。
 
測定は、両デバイスともに電源アダプタを接続した状態で行っています。結果、12.9インチiPad Pro(第5世代)のシングルコアスコアは「1723」、マルチコアスコアは「7250」、11インチiPad Pro(第1世代)のシングルコアスコアは「1119」、マルチコアスコアは「4541」と明らかな差が確認できました。
 

 

 
重めのアプリを11インチiPad Pro(第1世代)で使用しているユーザーは、M1チップを搭載する11インチiPad Pro(第3世代)への買い替えを検討しても良いと思われます。
 
筆者の場合、使用用途が電子書籍リーダーとNotabilityでの記録が主なので、処理性能の差を感じることはありません。
まとめ
12.9インチiPad Pro(第5世代)と11インチiPad Pro(第1世代)を比較しながら、約1カ月間使い込んでみました。
 
クリエイターでもなく、オーディオ・ビジュアル愛好家でもない筆者には、ミニLEDディスプレイで懸念された画面の滲みは気になりませんでした。
 
それ以上に、屋外などの明るい環境での見やすさが好ましく感じた比較結果になりました。
 
次の11インチiPad Proには軽量で、自発光式の有機ELディスプレイが搭載されることを期待します。
 
次回記事では、Magic Keyboardと組み合わせた場合の使い勝手をお伝えします。
 
 
Photo:iPad/Apple
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フレキシブルOLEDの出荷数、対前年比増も前四半期比で減少〜iPhoneの出荷数影響

 
市場調査会社Omdia社が、2021年第2四半期(4月〜6月)のフレキシブル有機EL(OLED)ディスプレイパネルの出荷数は、2021年第1四半期(1月〜3月)比35%減の約5,700万枚になると発表しました。原因の1つとして、iPhoneの出荷数が減少していることが指摘されています。
フレキシブルOLEDディスプレイパネル搭載デバイスは増加
Omdiaは、フレキシブルOLEDディスプレイパネルの出荷数は、2021年第1四半期(1月〜3月)比35%減ながら、2020年第2四半期(4月〜6月)比では54.1%増だと報告しています。
 
同社は、2021年第2四半期(4月〜6月)のリジッドOLEDディスプレイパネルの出荷数は、約5,300万枚と予想しています。
 
同社の予想通りであれば、フレキシブルOLEDディスプレイパネルとリジッドOLEDディスプレイパネルの出荷数が同程度になります。
 
これは、フレキシブルOLEDディスプレイパネル搭載デバイスが増え、それに伴って出荷数が増加したことによるものです。
iPhone13シリーズ量産開始で出荷数回復か
フレキシブルOLEDディスプレイパネルは、iPhone、Galaxy SシリーズやNoteなどに搭載されています。
 
それに加え、他のブランドのフラッグシップスマートフォンでの採用が増えています。ディスプレイパネルメーカーも、中国BOEやCSOTが生産数を増やしています。
 
今後、iPhone13シリーズ(iPhone12sとの噂もあり)の量産が始まれば、フレキシブルOLEDディスプレイパネルの出荷数も増加に転じると期待されます。
 
 
Source:The Elec
Photo:Apple Hub/Facebook
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Apple Watch Series 7が駆動時間延長〜体温、血糖値測定搭載されず?

 
Bloombergが、今秋に発表されるであろうApple Watch Series 7(2021年モデル)について報じました。同モデルには、体温センサーと血糖値測定機能は搭載されないようです。
体温センサー搭載が2022年、血糖値測定は実用化に数年を要する
Bloombergによれば、Apple Watch Series 7に体温センサーを搭載するべく開発が進められていましたが、残念ながらそれは2022年モデルへと延期されたようです。
 
また、血糖値測定機能の搭載には数年かかると同メディアは伝えています。AppleがApple Watchに搭載するべく開発中の血糖値測定機能は、特許取得情報から非穿刺型になるとみられています。
 
手首での体温測定は深部体温との相関性という点で誤差が大きめなこと、非穿刺型血糖値測定機能も実際に血液検体で測定した場合との誤差が既存技術では大きめなことから、Appleは精度を高めるべく開発を行っているのかもしれません。
 
多くのユーザーの関心を集めている血糖値測定機能は、心電図アプリのように医療機器(医療用ソフトウェア)としての認可を取得するべく大規模スタディを行うのか、血中酸素ウェルネスのように「医療用ではなく、一般的なフィットネスとウェルネスの目的」として提供されるのか今後の動向が注目されます。
ディスプレイ薄型化、バッテリー容量拡大か
Bloombergは、Apple Watch Series 7のデザインについても伝えています。
 
Apple Watch Series 7には、有機EL(OLED)ディスプレイと保護ガラスの距離を短くし薄型化することが可能な新しいラミネーション技術を搭載するべく検討されているようですが、ケース全体では少し厚みが増すようです。
 
ただし、ユーザーが気づくほどではないと同メディアが記していることから、厚みが増すとしても0.2ミリなどごく小さいものと予想されます。
 
薄いディスプレイを搭載しながらケース全体では厚みが増すとすれば、バッテリー容量拡大が行われていることも期待され、駆動時間延長に繋がっている可能性も考えられます。
Apple Watch Series 7のみがwatchOS8の最新機能サポート?
Apple Watch Series 7にはAirTagと同様の、最新のウルトラワイドバンド(UWB)機能が搭載されると、Bloombergは伝えています。
 
これにより、世界開発者会議(WWDC21)において発表された、ホテルや自宅ドアのロック解除が、Apple Watchでも利用可能になります。
 
ドアロック解除機能を利用するのに最新のUWB機能が必須だとすれば、Apple Watch Series 7しか対応しないことが予想されます。
 
 
Source:Bloomberg
Photo:Appledsign/Facebook
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Googleの折りたたみPixelは年内発売、画面巻取り式スマホも開発中?

 
Googleは現在、折りたたみスマートフォンに加え、画面を巻き取ることが可能な「Pixel Roll」の開発に取り組んでいるようです。ディスプレイ業界の内情に詳しいDSCCの最高経営責任者(CEO)ロス・ヤング氏が伝えています。
折りたたみPixelが開発中なのは確実
Googleは以前より、折りたたみスマホを開発中と噂されてきました。2020年8月には9to5Googleが、Androidに関する内部文書から折りたたみPixel「passport」の存在を確認したと伝えたほか、2021年2月にはThe Elecが、GoogleがSamsung Displayに向けて、7.6インチの折りたたみ有機EL(OLED)パネルを発注したと報じました。
 
同じく2021年2月に、リーカーのジョン・プロッサー氏と前述のロス・ヤング氏が、Googleが折りたたみスマホを開発中であるのは間違いないとツイートしています。
Pixel Foldは年内に発売か
ヤング氏の今回のTwitterへの投稿によると、Googleは上記の折りたたみスマホに加え、画面が巻取り式になっていると思われる「Pixel Roll」も開発中のようです。ただしPixel Rollが今後12カ月以内に登場することはない、とヤング氏は述べています。
 

Pixel Roll has such a nice ring to it. It is in our forecast, but not expected in next 12 months…
— Ross Young (@DSCCRoss) June 7, 2021

 
同時にヤング氏はフォロワーへの質問に対し、折りたたみスマホ「Pixel Fold」は2021年内に登場する、と答えています。
 

Pixel Fold will come first at end of 2021…
— Ross Young (@DSCCRoss) June 7, 2021

 
 
Source:Ross Young/Twitter via PhoneArena
Photo:MacRumors
(lunatic) …

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iPhone13シリーズの量産開始を1カ月前倒し〜AppleがFoxconnに要請

 
サプライチェーン関連情報中心のメディアEMS Oneが、AppleはFoxconnに対しiPhone13シリーズ(iPhone12sとの噂もあり)の量産開始を1カ月前倒しするよう要請したと伝えました。
新型コロナウイルス感染症の影響で量産が遅れた昨年よりも前倒しを要請
EMS Oneによれば、AppleはiPhone13シリーズの量産開始時期を、iPhone12シリーズの時よりも1カ月前倒しするようFoxconnに要請したとのことです。
 
Appleの要請に応じてFoxconnが量産開始時期を早めることができれば、昨年のように発売が遅れることなく、9月中にiPhone13シリーズの発表と予約開始が行われることが期待できます。
基幹部品とセンサー類も生産開始
TSMCは、iPhone13シリーズに搭載されるA15チップの量産を5月下旬に始めたと伝えられていました。
 
また、Samsung DisplayとLG Displayも同時期にiPhone13シリーズ向け有機ELディスプレイの生産を開始したようです。
 
こうした基幹部品以外の各種センサー類なども、6月から生産と出荷が始まるとみられていました。
 
 
Source:EMS One
Photo:Appledsign/Facebook
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Google Pixel Fold用OLEDの製造をSamsungが10月に開始

 
韓国メディアThe Elecが、Samsung DisplayがGoogle、Xiaomi、Vivoの折りたたみスマートフォン向け有機EL(OLED)ディスプレイの製造を2021年10月に開始すると報じました。
複数のメーカーに折りたたみOLEDディスプレイを供給
同メディアによれば、Google Pixel Fold向けに7.6インチ、Vivoの折りたたみスマートフォン向けに8インチと6.5インチ、Mi Max Fold向けに8.01インチと6.52インチのOLEDディスプレイをSamsung Displayが供給するとのことです。
 
また、2022年発売予定のOppoの折りたたみスマートフォンにもSamsung Displayの7.1インチ低温多結晶酸化物(LPTO)薄膜トランジスタ(TFT)OLEDディスプレイが搭載される見通しです。
2021年の出荷数大幅増の予測
SamsungはGalaxy Z Fold3とGalaxy Z Flip3の発売を計画しており、年内だけで600万台〜700万台を出荷する見通しです。
 
Samsungは2020年に250万台の折りたたみスマートフォンを出荷したことで、Samsung Displayの折りたたみOLEDディスプレイ供給先として最大の顧客になっています。
 
今後、Appleが折りたたみiPhoneをリリースしたらSamsung Displayの折りたたみOLEDディスプレイの出荷数増加に繋がることから、同社は生産規模を拡大するだろうとThe Elecは予想しています。
 
 
Source:The Elec
Photo:pickr
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Apple Watch Series 7やiPhone13などの噂のまとめ動画が公開

 
マックス・ワインバック氏などのリーク情報を伝えているYouTuberチャンネル「EverythingApplePro E A P」が、Apple Watch Series 7やiPhone13シリーズなどに関する最近の噂をまとめた動画を公開しました。
Apple Watch Series 7
Apple Watch Series 7はスクエアなケースデザインに変更、非穿刺型血糖値測定が搭載される可能性があります。
 

 
ケース径は引き続き44ミリと40ミリと予想されています。
 

 
Apple Watchの2022年モデルでは、カフ(血圧測定用の空気袋)を使わず単体での血圧測定や血中アルコール濃度測定ができるようになるかもしれないと、「EverythingApplePro E A P」は伝えています。
 

 
同モデルでは、有機ELディスプレイから、マイクロLEDディスプレイに変更される可能性があるようです。LED情報専門メディアLEDinsideは、マイクロLEDディスプレイはApple Watchに最初に搭載されると予想していました。
 

iPhone13シリーズ
ワインバック氏の情報では、iPhone13シリーズに用意される本体カラー「グラファイト」の色味は、現行モデルよりも暗い色調になるようです。
 

 
iPhone13シリーズのリアカメラには、センサーシフト光学式手ぶれ防止機構が搭載される見通しです。
 

 
また、全モデルがLiDARを搭載すると噂されていますが、ジョン・プロッサー氏が公開したCADデータでは、iPhone13 miniのリアカメラ部にLiDARらしき構造は見受けられません。
 

それ以外の製品に関する噂も
今後、米国では電子パスポートや電子免許証、電子IDが交付され、iPhoneに取り込むことができるようになりそうです。
 

 
Appleは自社設計の5Gモデムを開発中で、2023年にも自社製品に搭載すると噂されています。
 

 
「EverythingApplePro E A P」はこれら以外にも、AirPods Pro(第2世代)や新型MacBook Proと新しいAppleシリコン、デザインを刷新すると噂のiPod touch(第8世代)に関する情報も伝えています。
 

 

 
 
Source:EverythingApplePro E A P/YouTube
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iPhone13シリーズでは50%以上のモデルが5Gミリ波対応?日本向けも対応と噂

 
サプライヤー関連情報に詳しい台湾メディアDigiTimesが、iPhone13シリーズ(iPhone12sとの噂もあり)では、5Gミリ波対応モデルが出荷数の半分以上を占めると報じました。
日本向けモデルも5Gミリ波に対応すると噂
iPhone12シリーズでは米国向けモデルのみとなっている5Gミリ波対応モデルが、iPhone13シリーズではカナダ、日本、オーストラリア、ヨーロッパの主要国で販売されるモデルに拡大される見通しです。
 
Appleは5Gミリ波対応モデルの普及につとめていることから、iPhone13シリーズでは対応モデルの割合が、iPhone12シリーズの30%〜35%から、55%〜60%に増加すると予測されています。
2022年モデルのiPadも5Gミリ波対応モデルの販売国を拡大か
M1チップ搭載iPad Proは、米国向けモデルのみが5Gミリ波に対応していますが、iPhone13シリーズで販売国が拡大された場合、有機ELディスプレイを搭載すると噂の2022年モデルのiPadも同様に、日本向けモデルも対応する可能性がありそうです。
 
 
Source:DigiTimes
Photo:Apple Hub/Facebook
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iPadの2022年モデルがOLEDディスプレイ搭載〜SamsungとLGが製造か

 
韓国メディアET Newsが、Appleは2022年モデルのiPadに有機EL(OLED)ディスプレイを搭載すると報じました。
Samsung DisplayとLG Displayが製造
同メディアによれば、2022年モデルのiPadに搭載されるOLEDディスプレイは、Samsung DisplayとLG Displayが製造するようです。
 
両社は、今秋発売予定のiPhone13シリーズ(iPhone12sとの噂もあり)用のOLEDディスプレイも製造供給する見通しです。
 

Apple has made an agreement on production and supplying with Korean OLED manufacturers for the next iPad's OLED display. Starting 2022, Apple will feature OLED displays in select iPad models. Samsung Display and LG Display is expected to work with Apple.https://t.co/qDBt5QpClu
— Tron ❂ (@FrontTron) May 31, 2021

iPad Air(第5世代)が搭載か
アナリストのミンチー・クオ氏は、iPad Airの2022年モデルがOLEDディスプレイを搭載すると予想していました。
 
その場合、ディスプレイサイズの近い11インチiPad Proの2022年モデルもOLEDディスプレイを搭載することが考えられます。新型12.9インチiPad ProがミニLEDディスプレイに変更したのに対し、11インチiPad Proは引き続き液晶ディスプレイを搭載していました。
OLEDはミニLEDに対し、薄型化できると専門家説明
ディスプレイ業界の内情に詳しいDSCC(Display Supply Chain Consultants)の最高経営責任者(CEO)ロス・ヤング氏は、ミニLEDディスプレイは輝度の点で優れており、OLEDディスプレイは薄型化に有利だと述べていました。
 
AppleのエンジニアでiPadのプロダクト・マーケティングを担当するスコット・ブロデリック氏は、11インチiPad ProにミニLEDディスプレイを搭載しなかった理由について、「11インチiPad Proを好むユーザーは、処理能力の高さと同時にサイズや重さも重視する」と述べていました。
 
 
Source:ET News via Tron(@FrontTron)/Twitter
Photo:Apple Hub/Facebook
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iPhone13シリーズ用有機ELディスプレイパネルが生産開始〜SamsungとLG

 
韓国メディアThe Elecが、iPhone13シリーズ(iPhone12sとの噂もあり)用有機EL(OLED)ディスプレイパネルの生産を、Samsung DisplayとLG Displayが開始したと報じました。
Samsung DisplayとLG Displayが例年より早く生産開始
The Elecによれば、Samsung Displayは5月中旬、LG Displayは5月末にiPhone13シリーズ用OLEDディスプレイパネルの生産を始めたようです。
 
OLEDの蒸着工程は7日間、ディスプレイパネルへの組立工程は10日間、いずれもSamsung DisplayがLG Displayより早く始めたと、同メディアは伝えています。
 
関係者は、両社の最新iPhone用OLEDディスプレイパネルの生産開始は例年より早いとし、その理由はAppleからの要請によるものだとThe Elecに語っています。
LG Displayが初めて5.4インチOLEDディスプレイ生産を手がける
Samsung Displayは牙山市の工場のA3ラインで、LG Displayは坡州市の工場のE6ラインでiPhone用のOLEDディスプレイパネルを生産するようです。
 
The Elecは、LG Displayは亀尾市の工場のE5ラインの一部をOLEDディスプレイパネル製造に転換することを計画したが、Appleがそれを認めなかったと伝えています。
 
LG DisplayはiPhone13シリーズ用OLEDディスプレイパネルにおいて初めて、5.4インチディスプレイパネルを供給する見通しです。
 
 
Source:The Elec
Photo:EverythingApplePro E A P/YouTube
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Samsung Displayが、2022年末までの液晶ディスプレイ製造継続を検討中

 
韓国メディアThe Elecによれば、Samsung Displayの最高経営責任者(CEO)であるチェ・ジュソン氏が従業員に対し、液晶ディスプレイの製造を2022年末まで継続するべく検討していると伝えたようです。
自社の大型テレビ用液晶ディスプレイ不足に対応
Samsung Displayは2020年末に液晶ディスプレイの製造を終了すると発表していましたが、Samsungの大型テレビ用液晶ディスプレイ不足に対応するため、2022年まで製造を継続することを検討しているようです。
 
液晶ディスプレイの価格は2020年6月以降、上昇に転じていることから、それも製造継続を検討する要因の1つかもしれません。ただし、これがいつ下落に転じるかは不明だとThe Elecは伝えています。
製造ラインの1つを有機ELディスプレイ用に転換中
ただし、製造を継続するとしても2つある製造工場のうち牙山市のL7-2工場は装置を撤去していることから、以前のような製造数は確保できないことが予想されます。
 
牙山市のL7-2工場は、低温多結晶酸化物(LTPO)薄膜トランジスタ(TFT)リジッド有機EL(OLED)ディスプレイ製造用に転換される予定です。
 
 
Source:The Elec
Photo:Apple
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新型Nintendo Switchが2週間以内に発表、9月発売か〜Bloomberg

 
Bloombergが、新型Nintendo Switchが現地時間6月12日から開催されるE3までに発表され、9月か10月に発売されると報じました。
7インチ有機ELディスプレイ搭載か
Bloombergによれば、新型Nintendo Switch発売後に現行モデルは廃番となり、Nintendo Switch Liteと2機種のラインナップになるとのことです。
 
新型Nintendo SwitchはSamsung Display製7インチ有機EL(OLED)ディスプレイと、動作速度が向上したNVIDIA製システム・オン・チップ(SoC)を搭載する見通しです。
半導体不足の影響、予想販売価格は?
新型Nintendo Switchの出荷は7月から始まり、発売後の10月〜12月に生産数が最大化する予定ですが、Appleを含めた多くの企業が影響を受けている半導体不足をどのように回避するのか注目されます。
 
本製品の価格は、349ドル(約37,980円)〜399ドル(約42,980円)になると噂されています。
 
 
Source:Bloomberg via Notebookcheck
Photo:SwitchForce/YouTube
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Appleがスマートフォン用有機ELディスプレイ購入数でSamsungを上回る予測

 
台湾メディアDigiTimesが、2021年のスマートフォン用有機EL(OLED)ディスプレイ購入数において、AppleがSamsungを上回ると伝えました。
iPhone12シリーズ販売好調で、OLEDディスプレイ購入数増加
AppleはiPhone12シリーズにおいて、ProシリーズだけではなくベースモデルであるiPhone12とiPhone12 miniにもOLEDディスプレイを搭載しました。
 
調査会社Omdiaは、iPhone12シリーズの販売が好調なことで、2021年のOLEDディスプレイ購入数でAppleがSamsungを上回ると予測しています。
 
同社の予測では、2021年のOLEDディスプレイ購入数はAppleが1億6,900万枚なのに対し、Samsungは1億5,700万枚とのことです。
 
今秋の発表が予想されるiPhone13シリーズ(iPhone12sシリーズとの噂もあり)も引き続き、全モデルがOLEDディスプレイを搭載する見通しです。
調達先と搭載製品を増やす?
Appleは、OLEDディスプレイの調達先を増やすようです。同社はこれまで、OLEDディスプレイをSamsung DisplayとLG Displayから購入してきましたが、今後は中国BOEも調達先に加える見込みです。
 
AppleはOLEDディスプレイをiPhoneだけではなく、次期11インチiPad ProやiPad Air(第5世代)にも搭載すると噂されています。
 
 
Source:DigiTimes via MacRumors
Photo:Apple Hub/Facebook
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12.9インチiPad ProのミニLEDで表示が滲むのは避けようがない?専門家投稿

 
ディスプレイ業界の内情に詳しいDSCC(Display Supply Chain Consultants)の最高経営責任者(CEO)ロス・ヤング氏がTwitterに、新型12.9インチiPad Proに搭載されたミニLEDディスプレイにおいて滲んだような表示(ブルーミング)になる原因は、直下型バックライトの影響だと投稿しました。
従来型の液晶ディスプレイとの違いを説明
ヤング氏は、一部のユーザーからブルーミングが報告されているが、その原因は直下型のミニLEDバックライトを採用し、ローカルディミングを行っている影響だと説明しています。
 
同氏は、エッジ型バックライトを用いた従来の液晶ディスプレイと直下型のミニLEDバックライトを用いたディスプレイでの表示例と違いを説明しています。
 
直下型のミニLEDバックライト搭載ディスプレイは、「ハロが発生することがある」「コントラスト比が高い」「”黒”の表現に優れる」と、ヤング氏は説明しています。
 

The miniLED iPad Pro has 2596 zones so each zone controls around 2155 pixels. In an OLED version, there is pixel level control, so each pixel is its own zone or nearly 5.6M zones/pixels.
— Ross Young (@DSCCRoss) May 25, 2021

 
新型12.9インチiPad Proに搭載されたミニLEDディスプレイでは、2596カ所のエリアに分割したローカルディミングが行われていますが、ブルーミングを軽減するにはローカルディミングの分割エリアを更に増やすしかないないようです。
 
ヤング氏が掲載した表示例では、従来型の液晶ディスプレイはエッジ型バックライトの特性で全体が薄っすらと灰色がかっていますが、直下型のミニLEDバックライト搭載ディスプレイでは未点灯の領域と点灯した領域(月と星の部分)がはっきりと区別され、くっきりと見えることが示されています。
 

 
ただし、2596カ所のローカルディミングを行っているとしても画素単位では意図した領域だけではなく隣接した領域のバックライトも点灯するため、滲みが生じてしまいます。
有機ELディスプレイの「焼き付き」を懸念しミニLEDを選択?
有機EL(OLED)ディスプレイではこうした現象が生じないようですが、今度は「焼き付き」の懸念が生じるためAppleはミニLEDディスプレイを採用したと、ヤング氏は説明しています。
 
ソフトウェアアップデートを行い、ローカルディミングの制御方法を調整すればブルーミングを軽減できる可能性があるようですが、根本的に解決するにはOLEDディスプレイのような自発光式ディスプレイに変更するしかないようです。
筆者が購入した新型12.9インチiPad Proは?
ヤング氏が指摘した通り、滲みが発生する原因が新型12.9インチiPad Proに搭載されたミニLEDディスプレイの特性によるものだとすれば、全てのデバイスが影響を受けると考えられます。
 
幸いというべきか、筆者の眼で「滲み」が気になることはありませんでした。
 
 
Source:Ross Young(@DSCCRoss)/Twitter via Wccftech, ブルーミング/Wikipedia
Photo:Appledsign/Facebook
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Google Pixel 6と6 Proの仕様をリーカーが報告〜画面下指紋認証など

 
リーカーのマックス・ワインバック氏が、Google Pixel 6とGoogle Pixel 6 Proの予想スペックを報告しました。
Google Pixel 6 Proの予想スペックを中心に報告
ワインバック氏がWorld Podcastsで、Google Pixel 6とGoogle Pixel 6 Proの予想スペックを報告しました。
 
Google Pixel 6 Proの予想スペック
 

6.7インチ有機ELディスプレイ搭載
リフレッシュレート120Hz
解像度はQuad HD
バッテリー容量が5,000mAh
ディスプレイ下指紋認証センサー
広角カメラは、5,000万画素
望遠カメラは800万画素+光学5倍のペリスコープレンズ
超広角カメラのイメージセンサーの画素数は不明
5Gミリ波対応

 
Google Pixel 6の予想スペック
 

6.4インチ有機ELディスプレイ搭載
リフレッシュレート120Hz
解像度はフルHD
バッテリー容量はGoogle Pixel 6 Proより小さい

 
Googleシリコンの性能はSnapdragon 888より劣る?
ワインバック氏は、両モデルに搭載されるシステム・オン・チップ(SoC)、「コードネーム;Whitechapel」ことGoogleシリコン(GS101)はSamsungの5nmプロセスで製造されるが、パフォーマンスは同プロセスで製造されるQualcomm Snapdragon 888よりも低いと予想しています。
 

 
 
Source:World Podcasts via Wccftech
Photo:Notebookcheck
(FT729) …

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新型11インチiPad ProにミニLEDディスプレイが搭載されなかった理由は?

 
AppleのエンジニアがYouTube動画で、新型11インチiPad ProにミニLEDディスプレイが搭載されなかった理由を説明しています。
可搬性重視か、性能重視か、ユーザー層が異なる
Appleのエンジニアで、iPadのプロダクト・マーケティングを担当するスコット・ブロデリック氏と、ディスプレイ・エンジニアであるビンセント・グー氏が、ブライアン・トン氏との対談を行い新型11インチiPad Proについて説明しました。
 
トン氏の「なぜAppleはミニLEDディスプレイを12.9インチiPad Proにだけ搭載し、11インチiPad Proには搭載しなかったのか」との質問に対しブロデリック氏は、「11インチiPad Proを好むユーザーは、処理能力の高さと同時にサイズや重さも重視する」と回答しました。
 
対して、12.9インチiPad Proを愛用中のユーザーは、クリエイティブな作業が可能であること、ディスプレイサイズが大きいことを重視すると、ブロデリック氏は違いを説明しました。
 

有機ELディスプレイ搭載11インチiPad Pro登場と噂
新型12.9インチiPad ProはミニLEDディスプレイを搭載したことで、旧機種よりも厚みが増し、重くなっています。
 
11インチiPad ProやiPad Air(第5世代)には、将来的に有機EL(OLED)ディスプレイが搭載されると噂されています。
 
OLEDディスプレイであれば、厚みが増すことなく、高い表示品質が実現されるかもしれません。
 
 
Source:Brian Tong/YouTube via iMore
Photo:Appledsign/Facebook
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