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Apple、Epic Games訴訟で控訴〜App Storeの変更が遅れる可能性

 
App Storeの手数料を巡るEpic GamesとAppleとの裁判で、Appleが提供するアプリ内課金以外のサービスへ誘導する外部リンクやコミュニケーションも認めるべきとの判決が下されましたが、Appleは訴訟に控訴状を提出し、開発者がアプリ内に決済サイトへのリンクを追加できるようにするための差し止め命令の停止を求めている、と報じられています。
控訴が終わるまでに数年を要するか
もし仮にAppleが停止を勝ち取った場合、11月に裁判官によって決定されますが、15%〜30%のApp Store手数料を回避できる可能性のあるルール変更は、この訴訟の控訴が終わるまで発効しない可能性があり、そのプロセスには数年を要する、と米メディアCNBCが伝えています。
 
Epic GamesとAppleとの裁判の結果を受け、決済プラットフォームPaddleは、App Storeよりも手数料が低い第3のアプリ内課金ソリューションを発表しましたが、実際にサードパーティー企業がApp Storeの決済のシステムへの参入を果たすには、まだ時間がかかる見通しです。
ルール変更でAppleの収益に大きな影響
「要求された(差し止め命令の)停止により、Appleは消費者を保護し、自社プラットフォームを守ることができる」と、Appleの弁護士は裁判所に提出した書類の中で述べています。
 
もしアプリメーカーが最終的にAppleのアプリ内課金システムを使用せずに自社の顧客に直接請求できるようになれば、Appleの収益に大きな影響を与えることになります。App StoreはAppleのサービス事業の一部ですが、2020年の売上高は538億ドル(約6兆368億円)、粗利益率は66%となっており、Appleの売上の約20%を占めています。
 
 
Source:CNBC via 9to5Mac
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オランダの監視委員会、Appleのアプリストアの支払いルールが反競争的と判断

 
App Storeに掲載されるアプリはAppleが提供する決済システムを使用しなければならないというルールは反競争的である、とオランダの消費者・市場庁(ACM)が判断を下しました。
出会い系市場に絞って調査
App Storeの決済ポリシーでは、アプリはアプリ内課金の15%〜30%の手数料をAppleに対して支払わなければならないと規定されていますが、オランダ当局はこれを反競争的と判断しました。
 
オランダのACMは、Appleがアプリストア運営において独占的な位置を占めているかどうかを2019年から調査していましたが、その後、主に出会い系市場のアプリに焦点を絞っていきました。
 
人気の出会い系サービス「Tinder」を運営するMatchグループから、Appleのルールによって支払いに関する顧客との直接的なコミュニケーションが妨げられている、との指摘があったとのことです。
罰金は科さないがシステム変更を要求
ACMはAppleに対して罰金は科していないものの、アプリ内課金システムの変更を要求している、とReutersが伝えています。
 
ACMは先月、Appleに今回の決定の通知し、Appleがアプリストアにおける市場支配力を乱用したと認定した、最初の反トラスト規制当局となりました。
 
米国でも、Epic GamesとAppleとの裁判で、App Storeでのサードパーティー製決済システムの導入を認める判決が下されており、韓国当局もApp Store運営は独占的であると判断しました。
 
日本では、音楽、動画、電子書籍などのコンテンツ配信アプリに対して、App Store以外の決済オプションを認める判断が下されています。
 
 
Source:Reuters
Photo:Glozerwow/Wikimedia Commons
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Paddle、最初の“App Store外”のアプリ内課金システムを準備

 
決済プラットフォームPaddleは、Epic GamesとAppleとの裁判の判決を受け、業界初の“App Store外”のアプリ内課金システムを準備している、と発表しました。
サインアップが開始
App Storeの手数料を巡るEpic GamesとAppleとの裁判で、米地方裁判所のイボンヌ・ゴンザレス・ロジャーズ判事は、Appleが提供するアプリ内課金以外のサービスへ誘導する外部リンクやコミュニケーションも認めるべきとの判決を下しました。
 
これを受け、PaddleはApp Storeよりも手数料が低い第3のアプリ内課金ソリューションを発表しました。「App Storeのすべての利益を享受しつつ、手数料が安い」がキャッチフレーズです。
 
Paddleの提供するアプリ内課金サービスでは、10ドル以下の決済の手数料は10%で、Appleの15%〜30%よりも割安となっています。10ドル以上の決済では、5%+0.50ドルの手数料が設定されています。
 

Apple
Paddle

10ドル以下の決済
15%〜30%
10%

10ドル以上の決済
15%〜30%
5%+0.50ドル

 
その他にも、App Storeでは利用できなかった、次の機能が利用可能となっています。
 

顧客データへのアクセス
返金機能
購読者管理
購読の一時停止
支払方法の更新
独自の価格設定
ローカル価格設定
クロスプラットフォーム対応
SaaS課金モデル
クーポン

 
 
Source:Paddle via MacRumors
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Windows 11、エクスプローラーにメモリリークの不具合が残っていることが判明

 
10月5日にリリースされたばかりのWindows 11にはまだまだ問題があるようです。
 
ファイルやフォルダを管理するツールであるエクスプローラーにメモリリークの不具合が残っていることが確認されました。
エクスプローラーがメモリを解放しない不具合が残存
メモリリークとは、プログラムが確保したメモリ領域を開放せずに保持し続けることを指し、メモリの空き容量の減少につながります。
 
Redditユーザーのu/gyrohan269氏は2カ月前に、Windows 11のInsider Preview版において、Windowsのファイルやフォルダを管理するツールであるエクスプローラーにメモリリークの不具合を見つけたと報告しています。
 
しかしながら、PC Gamerによると、Windows 11の正式版においてもこのメモリリーク問題が残っているとのことです。
 
再現はかんたんで、エクスプローラーをたくさん開き、タスクマネージャーでメモリ使用量を確認します。
 
そしてエクスプローラーを閉じると、本来は確保していたメモリが解放されてメモリ使用量が減るべきところが、ほとんど減少しません。
 
これにより、パソコンを使い続けているとどんどん空きメモリ容量が減り、最終的にはスワップが発生して動作が重くなったり、最悪Windows 11自体が動作を停止したりする可能性もあります。
 
サードパーティー製のファイル/フォルダ管理ツールではこの問題は確認されておらず、エクスプローラー特有の問題と考えられます。
さまざまな問題が確認されているWindows 11
MicrosoftはこれまでにWindows 11に関して3件の問題を確認したとしていますが、エクスプローラーのメモリリーク問題についてはまだ公式に問題を認めていないようです。
 
Windows 11ではほかに、セキュリティ機能が有効になるとゲーム性能が落ちるという問題が確認されています。
 
 
Source: u/gyrohan269/Reddit, PC Gamer via Notebookcheck
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Windows 11、ゲーム性能が最大約30%低下~標準で有効かもしれない機能により

 
リリースが目前に迫ったWindows 11ですが、Windows上でゲームをプレイする人は注意した方が良いかもしれません。
 
Windows 11においてデフォルトで有効化される可能性のあるセキュリティ機能により、ゲーム性能が最大約30%低下することが判明したそうです。
VBS機能がゲーム性能に影響
このゲーム性能の低下は、「VBS(Virtualization-Based Security)」という機能により引き起こされます。
 
これは、ソフトウェアとハードウェアの仮想化によりシステムのセキュリティ性を向上させるものです。
 
隔離されたサブシステムを作成することにより、マルウェアがコンピュータに侵入するのを防ぐことができます。
 
PC Gamerによると、VBSをオンにしたりオフにしたりしてさまざまなゲームをテストしたところ、「Shadow of the Tomb Raider」では28%ものフレームレート低下が観測されたそうです。
 
ほかには、「Horizon Zero Dawn」において25%、「Metro Exodus」では24%、「3DMark Time Spy」は10%、「Far Cry New Dawn」は5%低下しており、ゲームよって影響の大きさは異なっています。
VBSはメーカー製パソコンでは標準で有効?
このVBSはWindows 10にも搭載されていましたが、エンタープライズ向けを除けば使われていることは少ないといいます。
 
そして、Windows 10からWindows 11にアップグレードする際、Windows 10の時点でVBSが有効化されていなければアップグレード後もVBSは無効のままであり、ゲーム性能に影響はありません。
 
しかしながら、Windows 11をクリーンインストールするとVBS機能がデフォルトでオンになることが確認されたとのことです。
 
一方、クリーンインストールされたすべてのケースにおいて、この機能がデフォルトでオンになっているわけではないともしています。
 
PC Gamerは、最新のISOバージョンのOSをダウンロードしてテストマシンにインストールした後、レジストリとBIOSを調整して実際に有効にする必要があったといいます。
 
Windows 11を標準搭載したメーカー製パソコンでこの設定がどうなるかについては、PC Gamersは標準で有効になっているだろうとしています。
 
ただ、ゲーミングブランドのパソコンでどうなるかはわからないとのことです。
ゲームに最適とされているWindows 11
MicrosoftはWindows 11について、DirectX12 Ultimate、DirectStorage、Auto HDRなどのテクノロジーを搭載することでハードウェアの可能性を最大限に引き出し、これまでで最高のゲーム体験を提供するとしています。
 
しかしながら、VBS機能がデフォルトでオンかつそれによって性能が制限されるとなると、ゲーマーからは反発の声が上がるかもしれません。
 
Windows 11については、企業の多くのパソコンが最低システム要件を満たせていないという調査結果があります。
 
また、リリースが近いということを62%の人が知らないという調査結果もあります。
 
Windows 11は明日、10月5日にリリース予定です。
 
お手持ちのパソコンがWindows 11にアップグレード可能かどうかは、PC正常性チェックアプリで確認できます。
 
 
Source: PC Gamer via Gizchina
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Appleはビデオゲームを作っていないのに、ゲーム業界では最もホットなプレイヤー

 
Appleは自社でゲームを制作しているわけではありませんが、Xboxを作ったMicrosoft、言わずと知れた任天堂、World of Warcraftシリーズなどの代表作があるActivision Blizzard、そしてPlayStationのソニーの4社を合わせた売上高を上回る利益をゲームから得ていたことが、The Wall Street Journalの調査により明らかになりました。
ゲートキーパーとして多くの利益を上げるApple
Appleは、他企業や開発者が手掛けたゲームをApp Storeで販売、配布していますが、アプリ内課金の30%を手数料として徴収するゲートーキーパーとして、多くの売上を上げています。
 
2020年1月1日〜12月14日までの期間でアプリストアで最も多くの売上を上げたゲームアプリは、「PUBG Mobile」で、App StoreとGoogle Playストアを合わせて26億ドル(約2,885億円)の収益を得ました。2位と3位につけたのは「Honor of Kings」と「Pokémon GO」で、それぞれ25億ドル(約2,774億円)と12億ドル(約1,332億円)の利益を上げました。
 
WSJの独自の分析によれば、Appleが2019年にゲームアプリから得た業務利益は85億ドル(約9,427億円)であったとのことです。これは、ソニー、Activision、任天堂、Microsoftの4社の業務利益を合わせた額よりも20億ドル(約2,218億円)上回る数字です。
少数のユーザーがほとんどの課金額を支払っている?
AppleはiPhone13 Proで、最大120Hzのリフレッシュレートで画面を更新するProMotionを導入しましたが、この機能はゲーマーにとってはひときわ嬉しいアップグレードであったに違いありません。
 
2017年時点で、App Storeのゲーム顧客のわずか6%が総課金額の88%を占めており、平均で年間750ドルを支出していた事実が明らかになっています。1%のゲーマーは平均で年間2,694ドルを費やし、総課金額の64%を占めており、ゲーム業界においては少数のユーザーの需要に応えることがいかに重要であるかが伺えます。
Appleの牙城は永遠には続かない?
人気のサードパーソンシューター「フォートナイト」を提供するEpic Gamesとの裁判や、韓国政府によるアプリストアでのサードパーティー製決済システムの使用許可など、App Storeの独占的な運営を問題視する動きが高まっています。
 
App Storeは、2018年と2019年の両会計年度において、売上高からコストを差し引いた収益性を示す指標である営業利益率が79.6%に達したとの調査結果も出ていますが、Appleのゲーム業界における現在の立ち位置に、今後大きな変化が生じるかもしれません。
 
 
Source:WSJ, Sensor Tower
Photo:Patently Apple/YouTube
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「報告してもAppleが無視」と研究者が訴え〜iOS15に3つのゼロデイ脆弱性

 
iOSにゼロデイ脆弱性が存在することをAppleに報告したにも関わらずAppleはそれを無視、iOS15にその脆弱性がいまだ修正されないまま存在するとして、セキュリティ研究者が自分のブログで訴えています。
4つ報告、3つは修正されないまま
セキュリティ研究者のillusionofchaos氏によると、同氏はAppleのセキュリティ・バウンティ・プログラムに参加、2021年3月10日から5月4日の間に4つのゼロデイ脆弱性を発見し、Appleに報告しました。
 
そのうち1つはiOS14.7で修正されたものの、残り3つは最新のiOS15でも修正されないまま残っていると、illusionofchaos氏は述べています。
 
しかも同氏が発見、修正に至った事実がAppleのiOS14.7のセキュリティコンテンツページに掲載されなかったため、illusionofchaos氏はその件について苦情を申し立てました。Appleは謝罪、次のアップデートで掲載すると約束したものの、現時点でも掲載されていないとのことです。
Appleから返答なし、公開に踏み切る
掲載されない一件、そして3つのゼロデイ脆弱性が放置されている件について、illusionofchaos氏は再度Appleに問い合わせました。しかし結局Appleから返答はなく、同氏は「脆弱性を報告してから十分な日数(約半年)が経過した」と判断(Google Project Zeroでは脆弱性の報告を受け取ってから90日後に公開)、現地時間9月23日、自らのブログで脆弱性および一連のAppleとのやり取りを公開しています。
 
illusionofchaos氏は「Appleのセキュリティ・バウンティ・プログラムに失望しているのは自分だけではない」と述べた上で、同氏が発見、Appleに報告したものの、現在も修正されていない脆弱性3つについて解説しています。
 
専門的な内容になるためここでは脆弱性の詳細には触れず、概要だけを記します。
 

Gamed 0-day:App Storeからインストールしたアプリが、ユーザーの許可なくApple IDメールなどの情報にアクセスできてしまう脆弱性。
Nehelper Enumerate Installed Apps 0-day:インストールしたアプリが、任意のIDに紐付けられている他のアプリがデバイスにインストールされているかどうかを判断できてしまう脆弱性。
Nehelper Wifi Info 0-day:条件を満たすアプリが許可なくWi-Fi情報にアクセスできてしまう脆弱性。

 
 
Source:illusionofchaos/Habr via 9to5Mac, About the security content of iOS 14.7 and iPadOS 14.7
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App Storeへの「フォートナイト」復帰、近い将来は絶望的か〜Apple通告

 
現在係争中であるEpic Gamesの扱いについて、少なくとも近い将来、AppleはApp Storeへの復帰を許可する予定はないようです。Epic Gamesのティム・スウィーニー最高経営責任者(CEO)が明らかにしました。
Appleにメールを送るも厳しい返事
自ら蒔いた種ではありますが、App Storeへの復帰はユーザーのみならずEpic Gamesの悲願です。概ねAppleに有利な判決が下され未払い金の支払いを命じられたことを受け、Epic Gamesは控訴を発表、改めてストアへの早期復帰を求めています。
 
しかし、Epic Gamesのティム・スウィーニーCEOがTwitterで述べたところによると、Appleの弁護士からApp Storeへの復帰を当分許可する予定はないとの通告が来たそうです。
 
スウィーニー氏はAppleのフェローであるフィル・シラー氏にメールを送り、開発者アカウントの復活を求めるとともに、「フォートナイト」の再掲のために彼らのガイドラインを「いつ、どこでも」遵守すると述べましたが、返ってきたのは、裁判所の命令が下るかApple自身が仕様変更するまでは認めないという厳しい返事でした。
 
先日下された判決に従うのならば、Appleは期限となる12月までに、デベロッパーにアプリ内に支払いのための外部リンクを認めなければなりません。同社は控訴するか未発表ですが、仮に外部リンクを認めたとしても、ティム・クックCEOはガイドラインを変更して“Apple税”を徴収する可能性を示唆しています。
「Appleは嘘をついた」と批判
過去の声明では「Epic Gamesが他の企業と同じルールを守ることを条件に、App Storeでの『フォートナイト』復活を喜んで認める」と述べていたAppleですが、スウィーニーCEOの訴訟の結果に対する発言や「過去の二枚舌的な行為」も合わさって、へそを曲げてしまったようです。裁判所もAppleによる開発者アカウントの解除を合法と判断しています。
 

Apple lied. Apple spent a year telling the world, the court, and the press they’d "welcome Epic’s return to the App Store if they agree to play by the same rules as everyone else". Epic agreed, and now Apple has reneged in another abuse of its monopoly power over a billion users.
— Tim Sweeney (@TimSweeneyEpic) September 22, 2021

 
復帰を歓迎すると言いながらちゃぶ台をひっくり返してきたことで、ティム・スウィーニー氏は「Appleは嘘をついた」と批判しています。しかし、そもそもAppleのガイドラインを遵守する用意があるのであれば控訴を取り下げるはずですし、デベロッパー権限やストアへの復帰が叶わないことを見越したEpic側の茶番劇とみるのが自然でしょう。
 
 
Source:MacRumors,@TimSweeneyEpic/Twitter
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社内会議リークされたクックCEO、警告の社内メールもリークされてしまう

 
Appleの社内会議でティム・クック最高経営責任者(CEO)が語った内容がリークされたことについて、同氏が漏えいした従業員に対して不快感を示していたことが分かりました。
リーカーの特定急いでいると警告
iPhone13シリーズの新作発表会が先日開催された際、Appleは全従業員向けに社内会議を開きました。ティム・クックCEOがEpic Gamesとの訴訟やApp Storeのあり方、雇用問題、テキサス州の妊娠中絶法などについてAppleのスタンスを語ったものの、会議の一般公開はされていませんでした。しかし、複数の従業員が密かに音声を録音していたため、彼が話した内容はあっという間に世界中のメディアに知れ渡ることとなりました。
 
これについて、クックCEOは従業員に対してメールを送り、社内会議を広い範囲で開いたのは従業員を信頼しているからこそだと不快感を示しました。メールは冒頭こそ「皆と会えて良かった」「皆の関心事に話し合う良い機会となった」と和やかに始まるものの、すぐに「会議の内容が記者にリークされて悔しい思いをしたという声を聞いた」「製品発表会でも大半が報道機関にリークされてしまった」と本題に入ります。
 

あなた達の悔しさを私は共有したい。チームとしての繋がりを持つ機会は本当に重要だ。だがそんな機会も、その内容がAppleの内部に留まっている限りなのだ。安心してほしいのは、我々はリークした人物を特定するべく総力を挙げていることだ。知っての通り、我々は製品のIP(知的財産)であれ、非公開会議の詳細であれ、機密情報の開示を容赦しない。漏えい者がごく一部なのは分かっている。機密情報を漏らすような人がここにいないのも知っている。
厳しい処置を下しているものの
口だけではなく、実際にAppleは内部のリーカーを厳しく取り締まっています。2017年には、29人による情報漏えいが発覚し、うち12人は逮捕に至ったことが同社の内部文書から分かっています。また、発表前のiPhone XをYouTubeでリークした娘のせいで、社員である父親が解雇されてしまった事件は大きな話題となりました。
 
しかし、リークを戒めるティム・クックCEOの説教までがリークされてしまう現状を思うと、Appleと社内リーカーとの戦いが当分終わる気配はなさそうです。
 
 
Source:The Verge,MacRumors
(kihachi) …

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Apple、iOS15を正式リリース〜リリースノート全文を掲載

 
Appleは2021年9月21日未明、iOS15の正式版をリリースしました。以下、リリースノートの全文を掲載します。
iOS15リリースノート
FaceTime

空間オーディオにより、グループFaceTime通話でほかの人の声が画面上のそれぞれの人の位置から聞こえるようにすることが可能(iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降)
周囲の雑音を遮断して、自分の声がはっきりと聞こえるようにする“声を分離”機能(iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降)
周囲のすべての音を通話に取り込めるワイドスペクトル機能(iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降)
背景をぼかして自分にピントを合わせることができるポートレートモード(iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降)
グループFaceTime通話で同時に最大6人を同じサイズのタイルに表示することができ、現在話している人が強調表示されるグリッド表示
FaceTimeリンクを使用して友達にFaceTime通話への参加を依頼でき、AndroidやWindowsのデバイスを使っている友達もブラウザから参加可能

 
メッセージとミー文字

“メッセージ”の会話内で友達から送られたコンテンツをが“写真”、Safari、Apple Music、Apple Podcast、またはApple TVの各Appの“あなたと共有”に表示
選択した共有コンテンツをピンで固定して“あなたと共有”、“メッセージ”の検索、および会話の“詳細”表示で上部に表示して目立たせることが可能
“メッセージ”で送られた複数の写真を、一目で分かるコラージュまたはスワイプ可能なスタックとして表示
ミー文字用の40以上の衣服で最大3色の異なるカラーを選択して、ミー文字ステッカーの衣類や帽子類をカスタマイズ可能

 
集中モード

集中モードを使用して、フィットネス、睡眠、ゲーム、読書、運転、仕事、パーソナルな時間など、今していることに合わせて自動的に通知をフィルタリング可能
集中モードは設定時にデバイス上の人工知能機能を使用して、集中モードの間に通知を許可するAppや連絡先の候補を提案
特定の集中モードに合ったAppやウィジェットを表示するように、ホーム画面のページをカスタマイズ可能
場所や時間帯などの情報を使用して、状況に合わせた集中モードをインテリジェントに提案
自分の状況を“メッセージ”の会話に表示して、連絡先に集中モードで通知がオフになっていることを知らせることが可能

 
通知

連絡先に登録されている人の写真が表示され、Appのアイコンがより大きく表示されるようになった新しい外観のデザイン
通知の要約により、設定したスケジュールに基づいて、毎日都合のよい時間に通知をまとめて配信
今後1時間またはその日の間、任意のAppやメッセージスレッドからの通知を消音にすることが可能

マップ

サンフランシスコベイエリア、ロサンゼルス、ニューヨーク市、ロンドンなどの都市(今後、さらに都市を追加予定)で、高度、木々、建物、ランドマーク、横断歩道、右左折車線、そして複雑なインターチェンジを案内する3D表示を街の地図に詳しく表示(iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降)
新たなドライブの機能として、交通情報や事故などの詳細が強調表示されるドライバー向けの新しい地図や、今後の出発時刻または到着時刻を選択して移動経路を確認できる経路プランナーなどを追加
臨場感あふれる徒歩での経路案内で、ステップバイステップの経路案内を拡張現実で表示(iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降)
交通機関での移動体験がアップデートされ、最寄りの交通機関の出発時刻にワンタップでアクセスしたり、経路を片手で簡単に表示/操作したり、降車駅に近づくと通知で知らせたりすることが可能
インタラクティブな3D地球儀に、山岳地帯、砂漠、森林、海などの拡充した詳細情報を表示(iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降)
デザインが新しくなった場所カードでは、場所の詳細確認や操作を行いやすくし、ガイドが新たに表示され、好みに合わせてエディタが厳選したおすすめの観光スポットを表示

 
Safari

下のタブバーにより、タブにアクセスしやすくなり、左右にスワイプしてタブ間の移動が可能
タググループは、タブの保存や整理に役立ち、すべてのデバイスから簡単にアクセス可能
タブの概要で開いているタブをグリッド表示
背景イメージのカスタマイズや、“プライバシーレポート”、“Siriからの提案”、“あなたと共有”などの新しいセクションをスタートページに追加
ブラウズ操作のパーソナライズに役立つiOSのWeb機能拡張をApp Storeからダウンロード可能
音声検索により、自分の声でWeb検索が可能

 
ウォレット

ホームキーを追加して、対応している自宅やマンションのドアの鍵をタップして解錠可能(iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降)
参加しているホテルのルームキーを追加して、ホテルの部屋のドアをタップして解錠可能
参加している企業のオフィスのキーを追加して、オフィスのドアをタップして解錠可能
車のキーと超広帯域無線により、バッグやポケットからiPhoneを取り出さなくても、対応する車のロックを解除したり、車をロックしたり、エンジンをかけたりすることが可能(iPhone 11およびiPhone 12のモデル)
車のキーのリモート・キーレス・エントリー機能を使って、対応している車両で、車のロック、ロック解除、クラクションの鳴動、事前暖機、トランクを開くことが可能

 
テキスト認識表示

テキスト認識表示により写真の中のテキストが操作可能なテキストになるため、写真、スクリーンショット、クイックルック、Safari、およびカメラを使ったライブプレビューでのコピー&ペースト、“調べる”、翻訳が可能(iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降)
テキスト認識表示のデータ検出機能により、写真の中の電話番号、メール、日付、住所などが認識されるため、それらに対するアクションを実行可能
テキスト認識表示はキーボードからアクセスでき、直接カメラのビューファインダーからテキストフィールドにテキストを挿入することが可能

 
Spotlight

探している連絡先、俳優、ミュージシャン、映画、テレビ番組などに関する情報をすべてまとめて詳しく検索結果に表示
自分の写真ライブラリから場所、人、シーン、写真に写っているテキストやその他のもの(犬や車など)を指定して、写真を検索することが可能
Web画像検索では、人、動物、モニュメントなどの検索が可能

 
写真

メモリーのデザインが一新され、インタラクティブなインターフェイス、内容に合わせてスマートに変わるタイトル付きのアニメーションカード、アニメーションとトランジションのスタイル、複数の画像のコラージュが新たに追加
Apple Musicのサブスクリプションに登録している場合は、Apple Musicをメモリーに追加でき、エクスパートによるおすすめと自分の音楽の好みを写真やビデオに写っているものに組み合わせて、パーソナライズされた曲を提案
メモリーミックスでは、さまざまな曲から選択して、メモリーに合う雰囲気を設定することが可能
新しいメモリータイプとして、世界各地の新しい祝日、子ども中心のメモリー、一定期間のトレンド、改善されたペット用のメモリーを追加
情報パネルに、使用されたカメラとレンズ、シャッタースピード、ファイルサイズなど、写真に関する詳細な情報を表示

 
ヘルスケア

“共有”では、大切な人や介護者と共有するヘルスケアデータ、通知、およびトレンドを選択して共有することが可能
“トレンド”を使って、特定のヘルスケア指標が時間の経過と共にどのように進行しているかを確認したり、新たなトレンドが検出されたときに通知を受けることが可能
新しい指標の“歩行安定性”では、転倒のリスクを評価して歩行安定性が低下したときに通知することが可能(iPhone 8以降)
証明可能なヘルスケアレコードにより、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種や検査結果の証明書のダウンロードと保存が可能

 
天気

各地域で最も重要な天気情報を表示し、新しいマップモジュールが追加された新しいデザイン
天気図をフルスクリーンで表示し、対応する地域では降水量、気温、空気質を見ることが可能
アイルランド、英国、および米国では、“これから1時間の降水の強さ”の通知で、雨や雪の降り始めや、やんだときに通知を受け取ることが可能
太陽の位置、雲、降水量をより正確に表すことができる新しいアニメーションの背景(iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降)

 
Siri

Siriへのリクエストの音声はデバイス上で処理されるので、特に設定しなくてもこのデータがデバイスの外に出ることはなく、オフラインでもSiriで多くのリクエストを処理することが可能(iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降)
Siriで項目を共有で、写真やWebページ、“マップ”の位置情報などの画面上の項目を任意の連絡先に送信可能
Siriは画面上の文脈に沿って、画面に表示されている連絡先にメッセージを送信したり電話をかけたりすることが可能
デバイス上でのパーソナライズにより、Siriの音声認識と理解能力が各ユーザに合わせて向上(iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降)

 
プライバシー

“メール”でのユーザアクティビティ、IPアドレス、またはメールを開いたかどうかを、メールの送信者に知られないようにしてプライバシーを守るメールプライバシー保護機能
Safariで既知のトラッカーによるIPアドレスを使ったプロファイリングからも保護できるようになったインテリジェント・トラッキング防止機能

 
iCloud+

特別な機能や追加のiCloudストレージを提供するクラウド型のサブスクリプションサービス

iCloudプライベートリレー(ベータ)で、2つの異なるインターネットリレーを使ってリクエストを送信し、デバイスから発信されるインターネット・トラフィックを暗号化することで、SafariでWebサイトを閲覧するときのセキュリティとプライバシー保護を強化

一意のランダムなメールアドレスを作成し、個人の受信ボックスに転送することで、実際のメールアドレスを共有せずにメールを送受信することができる“メールを非公開”機能
iCloudストレージプランの容量を消費することなく、これまで以上に多くの防犯カメラを接続できるHomeKitセキュアビデオ
カスタムのメールドメインを使ってiCloudメールアドレスをパーソナライズし、家族もそのドメインを使えるように招待することが可能

 
アクセシビリティ

VoiceOverを使って画像を調べて、写真の中の人物やオブジェクトをより詳しく把握したり、テキストや表データを理解することが可能
マークアップのVoiceOver画像説明を使って、VoiceOverで読み上げることができる画像の説明を独自で作成して追加することが可能
Appごとの設定では、画面表示やテキストサイズの設定を目的のAppだけでカスタマイズすることが可能
バランスの取れたノイズ、ブライトノイズ、ダークノイズ、オーシャン、雨、ストリームの音をバックグラウンドで連続的に再生し、外部からの不要な雑音を隠すことができるバックグラウンドサウンド
スイッチコントロールのサウンドアクションにより、単純な音を発するだけでiPhoneをコントロール可能
オージオグラムを“設定”で読み込むと、聴力検査の結果に合わせてヘッドフォン調整をカスタマイズ可能
音声コントロールの言語に中国語(中国本土)、広東語(香港)、フランス語(フランス)、およびドイツ語(ドイツ)を追加
ミー文字に人工内耳、酸素チューブ、ソフトヘルメットなどのオプションを追加

 
このリリースには、以下の機能と改善も含まれます:
 

“メモ”と“リマインダー”ではタグを使って項目を素早く分類して見つけやすくしたり、独自のスマートフォルダやスマートリストを使って、定義したルールに基づいてメモやリマインダーを自動で集めることが可能
“メモ”の“名前の言及”で、共有メモでの重要なアップデートをほかの人に知らせたり、新しいアクティビティ表示でメモで行われた最近の変更内容をすべて1つのリストに表示したりすることが可能
Apple Musicがダイナミックヘッドトラッキング機能を備えた空間オーディオに対応し、AirPods ProおよびAirPods Maxで一段と迫力のあるドルビーアトモス体験が可能
システム全体での翻訳機能により、写真の中のテキストも含め、システム内のどこでもテキストを選択してタップして翻訳可能
“探す”、“連絡先”、App Store、“睡眠”、Game Center、“メール”などの新しいウィジェットを追加
App間のドラッグ&ドロップ機能により、1つのAppからイメージ、書類、ファイルを選んで、別のAppにドラッグすることが可能
キーボードの拡大ルーペで、カーソルを動かしたときにテキストを拡大表示することが可能
Apple IDのアカウント復旧用の連絡先として信頼できる人を1人以上選び、パスワードのリセットやアカウントへのアクセスの復旧を手伝ってもらうことが可能
新しいデバイスを購入した場合は、一時的なiCloudストレージを使い、データの一時的なバックアップを作成するのに必要なストレージ容量を最大3週間、無料で提供
“探す”の手元から離れたときの通知機能では、対応するデバイスや持ち物が手元から離れた場合に、“探す”で持ち物までの経路を検索可能
XboxシリーズX|SワイヤレスコントローラーやSony PS5 DualSenseワイヤレスコントローラーなどのゲームコントローラーを使って、直近15秒までのゲームプレイのハイライトを保存可能
App StoreのApp内イベントにより、ゲームの対戦や新作映画のプレミア上映、ライブストリーミング体験など、Appやゲーム内のタイムリーなイベントを見つけることが可能

 
 
Source:Apple
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Apple、iPadOS15が提供開始〜ウィジェット配置など多数の改良

 
Appleは現地時間9月20日、iPadOS15をリリースしました。以下、iPadOS15のリリースノートを転載します。
iPadOS15リリースノート
iPadOS15では、マルチタスキング機能がさらに見つけやすく、使いやすく、パワフルになります。
 
ホーム画面にAppと一緒にウィジェットを配置できるようになり、Appライブラリを使ってDockから直接すべてのAppにアクセスできます。
 
クイックメモを使えば、どのAppや画面を開いていても素早く簡単にメモを書き留められます。また、新しい翻訳機能とiPad用の“翻訳” Appを使えば、あなたの周りの世界を一段と簡単に理解できるようになります。
 
空間オーディオやポートレートモードなど、オーディオ/ビデオの機能強化により、FaceTime通話の音や使い心地も一段と自然に。集中モードを使えば、今していることに合わせて通知をフィルタリングし、気が散らないようにすることができます。
 
マルチタスキング

Appの上部にあるマルチタスキングメニューを使って、Split View、Slide Over、全画面で表示可能
マルチウインドウシェルフがApp内に表示されるため、開いているすべてのウインドウに素早くアクセス可能
AppスイッチャーにAppをSlide Overする機能が加わり、Appの上に別のAppをドラッグすることでSplit Viewを作成可能
“メール”、“メッセージ”、“メモ”、“ファイル”、および対応している他社製Appで、現在の表示から離れることなく画面の中央にウインドウを開くことできる新しいオプションを追加
外部キーボードでキーボードショートカットを使用してSplit ViewまたはSlide Overを使用可能

 
ウィジェット

ウィジェットをホーム画面にAppと一緒に配置可能
iPad専用に設計された特大サイズのウィジェット
“探す”、“連絡先”、App Store、Game Center、“メール”などの新しいウィジェットを追加
使用頻度の高いAppのウィジェットをホーム画面に配置したレイアウトを提案
使用状況に基づいて適切なタイミングで、デバイス上の人工知能によるウィジェットの提案が自動的にスマートスタックに表示

 
Appライブラリ

Appライブラリは、iPadのAppをナビゲートしやすい表示に自動的に整理
DockのAppライブラリのアイコンから利用可能
必要に応じて、ホーム画面のページを並べ替えたり非表示にすることが可能

 
クイックメモとメモ

クイックメモを使うと、指またはApple Pencilでスワイプすることで、iPadOSのどこからでもメモをとることが可能
AppまたはWebページからのリンクをクイックメモに追加しておくことで、情報を結び付けることが可能
タグを使ってメモを簡単に分類および整理
サイドバーのタグブラウザで任意のタグまたはタグの組み合わせをタップして、タグ付きのメモを素早く表示可能
アクティビティ表示には、最後にメモを表示してからのアップデートの概要と、それぞれの共同作業者のアクティビティが日ごとにリストで表示
“名前の言及”をして、共有メモで人に通知可能

 
FaceTime

空間オーディオにより、グループFaceTime通話でほかの人の声が画面上のそれぞれの人の位置から聞こえるようにすることが可能(A12 Bionic以降を搭載したiPad)
周囲の雑音を遮断して、自分の声がはっきりと聞こえるようにする“声を分離”機能(A12 Bionic以降を搭載したiPad)
周囲のすべての音を通話に取り込めるワイドスペクトル機能(A12 Bionic以降を搭載したiPad)
背景をぼかして自分にピントを合わせることができるポートレートモード(A12 Bionic以降を搭載したiPad)
グループFaceTime通話で同時に最大6人を同じサイズのタイルに表示することができ、現在話している人が強調表示されるグリッド表示
FaceTimeリンクを使用して友達にFaceTime通話への参加を依頼でき、AndroidやWindowsのデバイスを使っている友達もブラウザから参加可能

 
メッセージとミー文字

“メッセージ”の会話内で友達から送られたコンテンツをが“写真”、Safari、Apple Music、Apple Podcast、またはApple TVの各Appの“あなたと共有”に表示
選択した共有コンテンツをピンで固定して“あなたと共有”、“メッセージ”の検索、および会話の“詳細”表示で上部に表示して目立たせることが可能
“メッセージ”で送られた複数の写真を、一目で分かるコラージュまたはスワイプ可能なスタックとして表示
ミー文字用の40以上の衣服で最大3色の異なるカラーを選択して、ミー文字ステッカーの衣類や帽子類をカスタマイズ可能

 
集中モード

集中モードを使用して、フィットネス、睡眠、ゲーム、読書、運転、仕事、パーソナルな時間など、今していることに合わせて自動的に通知をフィルタリング可能
集中モードは設定時にデバイス上の人工知能機能を使用して、集中モードの間に通知を許可するAppや連絡先の候補を提案
特定の集中モードに合ったAppやウィジェットを表示するように、ホーム画面のページをカスタマイズ可能
場所や時間帯などの情報を使用して、状況に合わせた集中モードをインテリジェントに提案
自分の状況を“メッセージ”の会話に表示して、連絡先に集中モードで通知がオフになっていることを知らせることが可能

 
通知

連絡先に登録されている人の写真が表示され、Appのアイコンがより大きく表示されるようになった新しい外観のデザイン
通知の要約により、設定したスケジュールに基づいて、毎日都合のよい時間に通知をまとめて配信
今後1時間またはその日の間、任意のAppやメッセージスレッドからの通知を消音にすることが可能

 
マップ

サンフランシスコベイエリア、ロサンゼルス、ニューヨーク市、ロンドンなどの都市(今後、さらに都市を追加予定)で、高度、木々、建物、ランドマーク、横断歩道、右左折車線、そして複雑なインターチェンジを案内する3D表示を街の地図に詳しく表示(A12 Bionic以降を搭載したiPad)
新たなドライブの機能として、交通情報や事故などの詳細が強調表示されるドライバー向けの新しい地図や、今後の出発時刻または到着時刻を選択して移動経路を確認できる経路プランナーなどを追加
交通機関での移動体験がアップデートされ、最寄りの交通機関の出発時刻にワンタップでアクセス可能
インタラクティブな3D地球儀に、山岳地帯、砂漠、森林、海などの拡充した詳細情報を表示(A12 Bionic以降を搭載したiPad)
デザインが新しくなった場所カードでは、場所の詳細確認や操作を行いやすくし、ガイドが新たに表示され、好みに合わせてエディタが厳選したおすすめの観光スポットを表示

 
Safari

タググループは、タブの保存や整理に役立ち、すべてのデバイスから簡単にアクセス可能
背景イメージのカスタマイズや、“プライバシーレポート”、“Siriからの提案”、“あなたと共有”などの新しいセクションをスタートページに追加
ブラウズ操作のパーソナライズに役立つiPadOSのWeb機能拡張をApp Storeからダウンロード可能
音声検索により、自分の声でWeb検索が可能

 
翻訳

iPad用の“翻訳” Appは会話で使用できるように設計されていて、完全にオフラインでも使用できるので会話のプライバシーを確保
システム全体での翻訳機能によりiPad内のどこでもテキストや手書き文字を選択してタップして翻訳可能
自動翻訳では、話し始めたときと会話をやめたときが検出されるため、マイクボタンをタップせずに音声を自動的に翻訳可能
対面表示では、お互いが自分側から会話の内容を見ることが可能

 
テキスト認識表示

テキスト認識表示によりすべての写真の中のテキストが操作可能なテキストになるため、写真、スクリーンショット、クイックルック、Safari、およびカメラを使ったライブプレビューでのコピー&ペースト、“調べる”、翻訳が可能(A12 Bionic以降を搭載したiPad)
テキスト認識表示のデータ検出機能により、写真の中の電話番号、メール、日付、住所などが認識されるため、それらに対するアクションを実行可能

 
Spotlight

探している連絡先、俳優、ミュージシャン、映画、テレビ番組などに関する情報をすべてまとめて詳しく検索結果に表示…

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クックCEO、給与問題や新型コロナでの職場復帰について社内向け説明

 
Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)らが、新作発表会と時を同じくして行われた全社員向けの社内会議で、給与や多様性、公平性、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)などについて自身の考えを示しました。
なぜAppleで給与が問題に?
従業員はビジネスクラスでの往復など、世界トップクラスの満足な待遇を得ていそうなものなのに、一体なぜAppleで給与が問題になるのか――。
 
それには今Appleの社内外で起きているムーブメント「#AppleToo」を知る必要があります。社内の賃金格差や差別を問題視した従業員らが起こした告発は、独立行政機関が調査に乗り出す事態にまで発展しています。
 
これまでにも何度か幹部が釈明の機会を設けてきましたが、今回の社内会議では改めて同一労働同一賃金の徹底と、質問がある場合は上司に遠慮なく尋ねるよう社内の風通しを良くしていく努力が強調されました。
 
また、クックCEOは多様性の問題について、今年Appleで新たに採用された管理職の50%が女性であることを明らかにしました。
1月中には全社員をオフィスに復帰させたい
従業員の関心事は給与だけではありません。収まる気配のない新型コロナウイルスの蔓延を受けて、今後会社はどのような出社方針を採っていくのかにも注目が集まりました。
 
ティム・クックCEOは、救援活動などに1億ドル(110億円)を寄付したことを紹介したうえで、従業員の約半数がすでに店舗やオフィスに戻っていること、その他の社員も1月中にはオフィスに戻れるよう期待しているとの考えを示しました。
 
オフィスへの復帰計画はこれまで二度延期の憂き目に遭っていますが、Appleはワクチン接種の奨励や検査の義務化などを通じて、何とか出社への目処をつけようと努力していることが知られています。
 
この他にもクックCEOは、Epic Gamesとの訴訟やApp Storeのあるべき姿についても社内会議で言及しました。
 
 
Source:iMore
(kihachi) …

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ティム・クックCEO、従業員にEpicとの訴訟やApp Storeの意義語る

 
ティム・クック最高経営責任者(CEO)がAppleの社内会議で、Epic Gamesとの間に抱えている訴訟についての思いと展望を、従業員に向けて語りました。
「Appleは苛烈な競争市場にいる」
ニュースサイトThe Vergeによると、先日開催された新作発表会の際、ティム・クックCEOが社内会議で全社員向けに語る場面があったそうです。そこではEpic Gamesの訴訟から前進したいと考えていること、判決によってApp Storeに関する疑問が解消されることの期待などが述べられました。
 
クック氏は「App Storeはユーザーがアプリを探したり発見したりするための信頼できる場として構築された」とし、「開発者にとって素晴らしいビジネスチャンスとなることを意図していた」と、ストアの意義を改めて強調しました。そのうえで、Epic Gamesが「何度も異なる扱いを求めてきた」ものの、Appleはルールとして「誰に対しても同じように接する」ことを心がけてきたと語りました。
 

彼らは何度も異なる扱いを求めてきたが、我々が拒否したことで、10項目で訴えを起こしてきた。裁判所はそのうち9項目でAppleが、1項目でEpicが有利な判決を下した。ただ最も重要なのは、Appleが独占企業ではないという判決が下されたことだ。これは我々がずっと知っていたことだろう。Appleは苛烈な競争市場にいるのだ。
Appleは判決に概ね満足?
この社内会議で、敗訴した一件の訴訟に対し控訴するのか言及されることはありませんでしたが、Appleは判決後に「大勝利だ」との声明を出しています。判決を下したイボンヌ・ロジャーズ判事は「成功は違法ではない」と述べ、Appleが徴収する30%の手数料が高すぎるとの見解も示しませんでした。
 
一方でEpic Gamesは、判決を不服として控訴する意向を正式に表明しています。
 
 
Source:The Verge via iMore
(kihachi) …

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何コンですか? Nintendo Switchに新しいコントローラーが増えそうな気配

Image:任天堂いったい何コンだろう?電撃発表されたNintendoSwitchの有機ELモデルを間近に控えていますが、もう1点なにか近々出そうな気配。MSPoweruserによると、任天堂はNintendoSwitch用の新しいコントローラーを計画しているようです。これは、任天堂がFCC(連邦通信委員会)に提出した書類から判明した情報となり、モデル名が「HAC043」、カテゴリーは「GameC …

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iOS15 RCのリリースノートを全文掲載

 
Appleは、iOS15のRC(リリースキャンディデート)を、開発者とパブリックベータテスト参加者向けにリリースしました。Appleが公開したリリースノート全文を掲載します。
 
※記事中の機能や使用しているスクリーンショットは、取材に基づく特別な許可に基づき使用しています。機能やデザインは、iOS15パブリックベータのものであり、9月21日に公開予定のiOS15正式版では変更される可能性がありますのでご了承ください。
iOS15の一般ユーザー向け正式版は9月21日公開予定
Appleは、iOS15のRCを開発者とパブリックベータの登録ユーザー向けにリリースしました。
 
RCは、正式版とほぼ同内容の、ベータテストの最終段階です。iOS15正式版は、iPadOS15、watchOS8、tvOS15とともに、日本時間9月21日に公開予定です。
 
以下、iOS15 RCの新機能や変更点がまとまったリリースノートを全文掲載します。
iOS15 RCリリースノート
iOS15では、空間オーディオやポートレートモードを含め、FaceTimeのオーディオとビデオが改善されます。“あなたと共有”では、“メッセージ”のチャットで共有された記事や写真などのコンテンツを対応するAppに表示させることができます。集中モードを使えば、今していることに合わせて通知をフィルタリングし、気が散らないようにすることができます。通知のデザインも新しくなり、新しい通知の要約では通知がまとめて配信されるので、都合のよい時間にあとからチェックできます。“マップ”のデザインも美しく生まれ変わり、都市を3Dで探索したり、拡張現実の中で徒歩の経路を体験したりできます。テキスト認識表示ではデバイス上の人工知能機能を使用して、システム内やWeb上の写真の中に含まれているテキストを認識できます。Siriや“メール”などでの新しいプライバシーコントロール機能によって、透明性が高まり、個人情報をより細かく管理できます。
 
FaceTime

空間オーディオにより、グループFaceTime通話でほかの人の声が画面上のそれぞれの人の位置から聞こえるようにすることが可能(iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降)
周囲の雑音を遮断して、自分の声がはっきりと聞こえるようにする“声を分離”機能(iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降)
周囲のすべての音を通話に取り込めるワイドスペクトル機能(iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降)
背景をぼかして自分にピントを合わせることができるポートレートモード(iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降)
グループFaceTime通話で同時に最大6人を同じサイズのタイルに表示することができ、現在話している人が強調表示されるグリッド表示
FaceTimeリンクを使用して友達にFaceTime通話への参加を依頼でき、AndroidやWindowsのデバイスを使っている友達もブラウザから参加可能

 
メッセージとミー文字

“メッセージ”の会話内で友達から送られたコンテンツを“写真”、Safari、Apple Music、Apple Podcast、またはApple TVの各Appの“あなたと共有”に表示
選択した共有コンテンツをピンで固定して“あなたと共有”、“メッセージ”の検索、および会話の“詳細”表示で上部に表示して目立たせることが可能
“メッセージ”で送られた複数の写真を、一目で分かるコラージュまたはスワイプ可能なスタックとして表示
ミー文字用の40以上の衣服で最大3色の異なるカラーを選択して、ミー文字ステッカーの衣類や帽子類をカスタマイズ可能

 
集中モード

集中モードを使用して、フィットネス、睡眠、ゲーム、読書、運転、仕事、パーソナルな時間など、今していることに合わせて自動的に通知をフィルタリング可能
集中モードは設定時にデバイス上の人工知能機能を使用して、集中モードの間に通知を許可するAppや連絡先の候補を提案
特定の集中モードに合ったAppやウィジェットを表示するように、ホーム画面のページをカスタマイズ可能
場所や時間帯などの情報を使用して、状況に合わせた集中モードをインテリジェントに提案
自分の状況を“メッセージ”の会話に表示して、連絡先に集中モードで通知がオフになっていることを知らせることが可能

 
通知

連絡先に登録されている人の写真が表示され、Appのアイコンがより大きく表示されるようになった新しい外観のデザイン
通知の要約により、設定したスケジュールに基づいて、毎日都合のよい時間に通知をまとめて配信
今後1時間またはその日の間、任意のAppやメッセージスレッドからの通知を消音にすることが可能

 
マップ

サンフランシスコベイエリア、ロサンゼルス、ニューヨーク市、ロンドンなどの都市(今後、さらに都市を追加予定)で、高度、木々、建物、ランドマーク、横断歩道、右左折車線、そして複雑なインターチェンジを案内する3D表示を街の地図に詳しく表示(iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降)
新たなドライブの機能として、交通情報や事故などの詳細が強調表示されるドライバー向けの新しい地図や、今後の出発時刻または到着時刻を選択して移動経路を確認できる経路プランナーなどを追加
臨場感あふれる徒歩での経路案内で、ステップバイステップの経路案内を拡張現実で表示(iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降)
交通機関での移動体験がアップデートされ、最寄りの交通機関の出発時刻にワンタップでアクセスしたり、経路を片手で簡単に表示/操作したり、降車駅に近づくと通知で知らせたりすることが可能
インタラクティブな3D地球儀に、山岳地帯、砂漠、森林、海などの拡充した詳細情報を表示(iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降)
デザインが新しくなった場所カードでは、場所の詳細確認や操作を行いやすくし、ガイドが新たに表示され、好みに合わせてエディタが厳選したおすすめの観光スポットを表示

 
Safari

下のタブバーにより、タブにアクセスしやすくなり、左右にスワイプしてタブ間の移動が可能
タググループは、タブの保存や整理に役立ち、すべてのデバイスから簡単にアクセス可能
タブの概要で開いているタブをグリッド表示
背景イメージのカスタマイズや、“プライバシーレポート”、“Siriからの提案”、“あなたと共有”などの新しいセクションをスタートページに追加
ブラウズ操作のパーソナライズに役立つiOSのWeb機能拡張をApp Storeからダウンロード可能
音声検索により、自分の声でWeb検索が可能

 
ウォレット

ホームキーを追加して、対応している自宅やマンションのドアの鍵をタップして解錠可能(iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降)
参加しているホテルのルームキーを追加して、ホテルの部屋のドアをタップして解錠可能
参加している企業のオフィスのキーを追加して、オフィスのドアをタップして解錠可能
車のキーと超広帯域無線により、バッグやポケットからiPhoneを取り出さなくても、対応する車のロックを解除したり、車をロックしたり、エンジンをかけたりすることが可能(iPhone 11およびiPhone 12のモデル)
車のキーのリモート・キーレス・エントリー機能を使って、対応している車両で、車のロック、ロック解除、クラクションの鳴動、事前暖機、トランクを開くことが可能

 
テキスト認識表示

テキスト認識表示により写真の中のテキストが操作可能なテキストになるため、写真、スクリーンショット、クイックルック、Safari、およびカメラを使ったライブプレビューでのコピー&ペースト、“調べる”、翻訳が可能(iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降)
テキスト認識表示のデータ検出機能により、写真の中の電話番号、メール、日付、住所などが認識されるため、それらに対するアクションを実行可能
テキスト認識表示はキーボードからアクセスでき、直接カメラのビューファインダーからテキストフィールドにテキストを挿入することが可能

 
Spotlight

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自分の写真ライブラリから場所、人、シーン、写真に写っているテキストやその他のもの(犬や車など)を指定して、写真を検索することが可能
Web画像検索では、人、動物、モニュメントなどの検索が可能

 
写真

メモリーのデザインが一新され、インタラクティブなインターフェイス、内容に合わせてスマートに変わるタイトル付きのアニメーションカード、アニメーションとトランジションのスタイル、複数の画像のコラージュが新たに追加
Apple Musicのサブスクリプションに登録している場合は、Apple Musicをメモリーに追加でき、エクスパートによるおすすめと自分の音楽の好みを写真やビデオに写っているものに組み合わせて、パーソナライズされた曲を提案
メモリーミックスでは、さまざまな曲から選択して、メモリーに合う雰囲気を設定することが可能
新しいメモリータイプとして、世界各地の新しい祝日、子ども中心のメモリー、一定期間のトレンド、改善されたペット用のメモリーを追加
情報パネルに、使用されたカメラとレンズ、シャッタースピード、ファイルサイズなど、写真に関する詳細な情報を表示

 
ヘルスケア

“共有”では、大切な人や介護者と共有するヘルスケアデータ、通知、およびトレンドを選択して共有することが可能
“トレンド”を使って、特定のヘルスケア指標が時間の経過と共にどのように進行しているかを確認したり、新たなトレンドが検出されたときに通知を受けることが可能
新しい指標の“歩行安定性”では、転倒のリスクを評価して歩行安定性が低下したときに通知することが可能(iPhone8以降)
証明可能なヘルスケアレコードにより、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種や検査結果の証明書のダウンロードと保存が可能

 
天気

各地域で最も重要な天気情報を表示し、新しいマップモジュールが追加された新しいデザイン
天気図をフルスクリーンで表示し、対応する地域では降水量、気温、空気質を見ることが可能
アイルランド、英国、および米国では、“これから1時間の降水の強さ”の通知で、雨や雪の降り始めや、やんだときに通知を受け取ることが可能
太陽の位置、雲、降水量をより正確に表すことができる新しいアニメーションの背景(iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降)

 
Siri

Siriへのリクエストの音声はデバイス上で処理されるので、特に設定しなくてもこのデータがデバイスの外に出ることはなく、オフラインでもSiriで多くのリクエストを処理することが可能(iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降)
Siriで項目を共有で、写真やWebページ、“マップ”の位置情報などの画面上の項目を任意の連絡先に送信可能
Siriは画面上の文脈に沿って、画面に表示されている連絡先にメッセージを送信したり電話をかけたりすることが可能
デバイス上でのパーソナライズにより、Siriの音声認識と理解能力が各ユーザに合わせて向上(iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降)

 
プライバシー

“メール”でのユーザアクティビティ、IPアドレス、またはメールを開いたかどうかを、メールの送信者に知られないようにしてプライバシーを守るメールプライバシー保護機能
Safariで既知のトラッカーによるIPアドレスを使ったプロファイリングからも保護できるようになったインテリジェント・トラッキング防止機能

 
iCloud+

特別な機能や追加のiCloudストレージを提供するクラウド型のサブスクリプションサービス
iCloudプライベートリレー(ベータ)で、2つの異なるインターネットリレーを使ってリクエストを送信し、デバイスから発信されるインターネット・トラフィックを暗号化することで、SafariでWebサイトを閲覧するときのセキュリティとプライバシー保護を強化
一意のランダムなメールアドレスを作成し、個人の受信ボックスに転送することで、実際のメールアドレスを共有せずにメールを送受信することができる“メールを非公開”機能
iCloudストレージプランの容量を消費することなく、これまで以上に多くの防犯カメラを接続できるHomeKitセキュアビデオ
カスタムのメールドメインを使ってiCloudメールアドレスをパーソナライズし、家族もそのドメインを使えるように招待することが可能

 
アクセシビリティ

VoiceOverを使って画像を調べて、写真の中の人物やオブジェクトをより詳しく把握したり、テキストや表データを理解することが可能
マークアップのVoiceOver画像説明を使って、VoiceOverで読み上げることができる画像の説明を独自で作成して追加することが可能
Appごとの設定では、画面表示やテキストサイズの設定を目的のAppだけでカスタマイズすることが可能
バランスの取れたノイズ、ブライトノイズ、ダークノイズ、オーシャン、雨、ストリームの音をバックグラウンドで連続的に再生し、外部からの不要な雑音を隠すことができるバックグラウンドサウンド
スイッチコントロールのサウンドアクションにより、単純な音を発するだけでiPhoneをコントロール可能
オージオグラムを“設定”で読み込むと、聴力検査の結果に合わせてヘッドフォン調整をカスタマイズ可能
音声コントロールの言語に中国語(中国本土)、広東語(香港)、フランス語(フランス)、およびドイツ語(ドイツ)を追加
ミー文字に人工内耳、酸素チューブ、ソフトヘルメットなどのオプションを追加

 
その他

このリリースには、以下の機能と改善も含まれます:
 
“メモ”と“リマインダー”ではタグを使って項目を素早く分類して見つけやすくしたり、独自のスマートフォルダやスマートリストを使って、定義したルールに基づいてメモやリマインダーを自動で集めることが可能
“メモ”の“名前の言及”で、共有メモでの重要なアップデートをほかの人に知らせたり、新しいアクティビティ表示でメモで行われた最近の変更内容をすべて1つのリストに表示したりすることが可能
Apple Musicがダイナミックヘッドトラッキング機能を備えた空間オーディオに対応し、AirPods ProおよびAirPods Maxで一段と迫力のあるドルビーアトモス体験が可能
システム全体での翻訳機能により、写真の中のテキストも含め、システム内のどこでもテキストを選択してタップして翻訳可能
“探す”、“連絡先”、App Store、“睡眠”、Game Center、“メール”などの新しいウィジェットを追加
App間のドラッグ&ドロップ機能により、1つのAppからイメージ、書類、ファイルを選んで、別のAppにドラッグすることが可能
キーボードの拡大ルーペで、カーソルを動かしたときにテキストを拡大表示することが可能
Apple IDのアカウント復旧用の連絡先として信頼できる人を1人以上選び、パスワードのリセットやアカウントへのアクセスの復旧を手伝ってもらうことが可能
新しいデバイスを購入した場合は、一時的なiCloudストレージを使い、データの一時的なバックアップを作成するのに必要なストレージ容量を最大3週間、無料で提供
“探す”の手元から離れたときの通知機能では、対応するデバイスや持ち物が手元から離れた場合に、“探す”で持ち物までの経路を検索可能
XboxシリーズX|SワイヤレスコントローラーやSony PS5 DualSenseワイヤレスコントローラーなどのゲームコントローラーを使って、直近15秒までのゲームプレイのハイライトを保存可能
App StoreのApp内イベントにより、ゲームの対戦や新作映画のプレミア上映、ライブストリーミング体験など、Appやゲーム内のタイムリーなイベントを見つけることが可能

 
このリリースにはその他の機能と改善も含まれます。詳しくは、以下のWebサイトをご覧ください:
https://www.apple.com/jp/ios/ios-15/features/
 
Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:
https://support.apple.com/kb/HT201222
 
 
Source:Apple
(hato) …

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アプリ内課金方法の選択肢が認められても30%の“Apple税”は続く可能性

 
ティム・クック最高経営責任者(CEO)の発言などから、Appleが独自に定めるアプリ内課金以外の選択肢が認められてもなお、同社はデベロッパーに対して最大30%の手数料を要求するつもりだとの見方が一般的になりつつあります。
規約の変更もやむなし
“Apple税”を巡るEpic GamesとAppleとの裁判で、米国地方裁判所のイボンヌ・ロジャーズ判事は先日、「ボタン、外部リンク、もしくはユーザーを購入方法に誘導するその他の行動喚起」をデベロッパーに認めるべきだとの判決を下しました。ただし一方で、Appleが手数料を引き下げる必要があるとも、手数料を請求すべきではないとの見解も示しませんでした。
 
Bloombergによると、この判決後もAppleは依然として、最大30%の手数料を徴収するつもりであることをデベロッパーに伝えることができるそうです。
 
「Appleは誰ともでも取引をする法的権利を持っている」と語るのは、米投資銀行Cowenのマネージング・ディレクターです。「AppleはApp Storeの規約を変更し、デベロッパーに対してどこで収益を得ているかに関わらず、我々に30%の手数料を支払う義務があると言うこともできる。もしデベロッパーが支払いを拒否すれば、Appleは自由に彼らをプラットフォームから排除することも可能だ」
 
つまり、たとえアプリ内課金でAppleの決済を経由しないとしても、同社に最大30%の手数料支払いを義務付けるよう規約を変更することは可能だというわけです。
 
事実、Epic GamesとAppleの裁判は10項目のうち9項目でAppleに有利な判決が下っており、Apple自身が「大勝利だ」と認めているほどです。Epic Gameは控訴を正式表明していますが、少なくとも現状ではAppleが独占的であることを示すのは難しいでしょう。
結局のところ30%は徴収される
ティム・クックCEOは数ヶ月前、デベロッパーがApple独自の決済システムを避けることができると判事が判断した場合の可能性についてインタビューで答えています。
 
クック氏は「デベロッパーに請求するための別のシステムを考えださなければならず、混乱を招くことになるだろう」と述べながらも、Apple独自のアプリ内課金システム以外でユーザーから収益を集めた場合でも“Apple税”を支払うべきかと尋ねられた同氏はこう答えました。「ああ、もちろんだ」
 
Epicは13日、判決に従って「フォートナイト」でApp Storeのアプリ内課金システムを迂回して得た売上の30%に相当する600万ドル(約6億6,000円)を手数料としてAppleに支払ったことを明かしています。
 
 
Source:9to5Mac,Bloomberg
(kihachi) …

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Epic Games、Appleに約6億6,000万円を支払う

 
対Appleとの裁判の判決に従い、Epic GamesはAppleに対し600万ドル(約6億6,000万円)を支払ったことが明らかになりました。Epic Gamesの最高経営責任者(CEO)であるティム・スイーニー氏がツイートしました。
裁判所、Epic Gamesに滞納分の手数料支払いを命じる
米地方裁判所は、App Storeの手数料を巡るEpic Games対Appleの裁判において、AppleがApp Store内でアプリ内課金以外の決済システムを認めないのは反競争的であるとの判決を下した一方で、Appleが独占禁止法に違反しているとのEpic Gamesの主張は退け、Epic Gamesに対し、滞納している未払いの手数料を支払うよう命じました。
 
判決が下された時点では、Epic GamesがAppleに対して支払う未払い手数料の金額は明かされていませんでしたが、スイーニーCEOのツイートにより、600万ドルであることが判明しました。
 

Epic has paid Apple $6,000,000 as ordered by the court. pic.twitter.com/trulCfjE9S
— Tim Sweeney (@TimSweeneyEpic) September 13, 2021

アプリが削除されても支払い義務は消滅しない
米メディアWashington Postによると、2020年8月〜10月のiOS版Fortniteの売上高は1,200万ドル超でした。裁判所はこの30%(App Storeの手数料)、つまり約360万ドルに加え、その後裁判継続中にEpic GamesがiOS版Fortniteから得た売上の30%も、Appleに支払うよう命じています。
 
Fortniteは2020年8月にApp Storeから削除されていますが、すでに同ゲームをダウンロードしているユーザーが課金する場合はApp Storeを利用するため、2020年8月以降もEpic GamesにはAppleへの手数料支払い義務がある、と裁判所は判断したことになります。
 
なおEpic Gamesはこの判決を不服として、上告する構えです。
 
 
Source:Tim Sweeney/Twitter, Washington Post
(lunatic) …

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Epic Games、Appleとの裁判結果を不服とし正式に控訴

 
米地方裁判所で下されたAppleとEpic Gamesとの裁判に対する判決を受け、Epic Gamesが12日夜(現地時間)、正式に上告する構えを見せました。
Epicの主張、ほぼ退けられる
9月10日に下された判決は、確かにAppleにも不利な内容ではあったものの、10項目のうち9項目は同社を支持するもので、Epic Gamesの主張はほぼ退けられる格好となりました。Epic Gamesは当初から、Appleが反競争的であり、サードパーティーのアプリストアやアプリ内決済方法などにデバイスを開放すべきだと主張していましたが、はっきりと認められたのは後者のみでした。
 
判決を下したイボンヌ・ゴンザレス判事は、裁判の中でAppleが「カリフォルニア州の競争法に基づいて反競争的な行為を行っている」ことは示されたものの、Epic Gamesの言うように違法な独占企業であることや、独占禁止法に違反していることは証明できなかったと述べました。その上でEpic Gamesには損害賠償金が課せられました。
 
これを受けてEpic Gamesは12日、正式に控訴状を提出しました。具体的な内容は書面に記載されていませんが、同社がかねてより主張していたとおり、サードパーティーのアプリストアと「サイドローディング(ストア以外からもアプリをダウンロードできるようにする行為)」の許可、Appleが独占企業であること、デベロッパーアカウント抹消の違法性、「フォートナイト」のApp Storeへの復活などを訴えていくこととなりそうです。
勝利を強調するAppleも内心はヒヤヒヤ?
Appleは今回の判決を「圧倒的な勝利」と呼び、現時点で不服として控訴することを正式表明していません。しかし、このままではすべてのアプリがアプリ内課金のために外部のWebサイトにリンクすることを許可しなければならないため、Epic Gamesの控訴を最初から見越していたのでしょう。
 
この判決が出る前に、AppleはApp Storeのポリシーを一部変更し、SpotifyやNetflixなどの「リーダー」アプリのみ、外部Webサイトへのリンクを許可するなど譲歩する態度を見せていました。ですが、判決に従う場合は、「フォートナイト」を含むすべてのアプリが対象となります。
 
 
Source:MacRumors
(kihachi) …

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「もう待つのは嫌だ」一部フォートナイトファン、Epicの控訴に怒り

 
AppleとEpic Gamesとの裁判の判決が先日下され、両社はすぐに控訴する構えを見せました。しかし、Epic Gamesの控訴によって「フォートナイト」が今後しばらく遊べなくなるため、激怒しているユーザーも少なからず存在するようです。
ユーザーの方向を見ていない?
先日判決が下されたAppleとEpic Gamesの裁判では、Appleが独占企業だとするEpic側の主張は認められず損害賠償金の支払いが命じられたものの、Appleに対してもアプリ内で決済手段の選択肢を提示させない行為を止めるよう命じました。
 
AppleとEpicのいずれもこの判決を不服とし、控訴する意向を示しました。この命令が実効されれば“Apple税”と呼ばれる15%〜30%の手数料が減るため、一部のデベロッパーからすればAppleの負けとも言える判決ですが、10項目の訴訟のうち9項目でEpicの主張は退けられているため、少なくともEpicのティム・スウィーニー最高経営責任者(CEO)も勝利だとは考えていないようです。
 
ところが、この控訴によってAppleとの戦いが今後も続き、人気ゲーム「フォートナイト」がApp Storeに戻ってくる日がさらに遠くなるため、プレイに支障をきたす一部のファンがCEOに怒りをぶつけています。
 

Absolutely disgusting how you used the Fortnite Mobile platform as leverage in your war against App Stores. You must have forgot about the MILLIONS of players who no longer have access to a game we once loved and supported. Was a fun run, thanks for ruining it.
— 1% Ducky (@duckybtw) September 10, 2021

 

「フォートナイト」のモバイルプラットフォームを利用して、App Storeとの戦いを有利に進めようとする姿勢には、はっきり言って反吐が出る。我々がかつて愛し、支持していたゲームにアクセスできなくなった何百万人ものプレイヤーの存在をすっかり忘れてしまったに違いない。楽しいゲームだったのに、台無しにしてくれてありがとうな。
 

We just want to play again. We’ve stayed loyal over 4 seasons which has been equivalent to over a year in game. I’ve spent so much money on vbucks and so have others. We just want to play again. You’re just losing player base and your fans
— Manager Mairu (@MairuFn) September 10, 2021

 

ただもう一度プレイしたいだけなんです。1年以上、ゲーム内なら4シーズンに相当する期間を律儀に待っていたのに。私も他の人もたくさんのお金をvbucks(ゲーム内通貨)に費やしてきました。またプレイしたいだけなのに。このままではプレイヤーとファンを失うだけでしょう。
 
もちろん、全てのファンがこのように不満を抱いているわけではありません。アプリ内課金でサードパーティーの選択肢を認めるよう命じた判決は、今後の業界の動向を左右する画期的な判決だと言えるでしょうし、Epic Gamesが一部デベロッパーに希望を与えたことも間違いないはずです。
 
Appleは「Epic Gamesが他の企業と同じルールを守ることを条件に、App Storeでの『フォートナイト』復活を喜んで認める」と述べていますが、スウィーニーCEOの態度を見るに、iOSユーザーのフォートナイトファンは、裁判の最終的な決着を待つ必要がありそうです。
 
 
Source:iMore
(kihachi) …

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Appleのアプリ収益の70%はゲームアプリ~支払っているのは10%未満のユーザー

 
App Storeの手数料を巡るEpic GamesとAppleとの裁判は、Appleの市場コントロール行為が反競争的であるという判決で幕を下ろしました。
 
この判決のなかで、AppleのApp Storeの収益に関する情報が公開されています。それによると、App Storeの全収益の内、約70%をゲームアプリが占めているとのことです。
約70%の収益を10%未満のユーザーが生み出している
判決によると、App Storeの収益全体の約70%をゲームアプリが生み出しているとのことです。
 
さらに、この70%は全App Storeユーザーの10%未満が支払っていると裁判所は述べています。
 
調査会社のSensorTowerによると、2021年前半のApp Storeにおけるゲームアプリのダウンロード回数は約44億回であるのに対し、非ゲームアプリは164億回であったとのことです。
 
ダウンロード数では劣るゲームアプリが大きな収益をもたらしており、Appleにとってゲームアプリがいかに重要な収入源であるかがわかります。
全アプリの80%が無料アプリ
また、App Storeに存在するアプリのうち、80%が無料アプリであることもわかりました。
 
CNBCの分析によると、App Storeの昨年の総売上高は約640億ドル(約7兆329億円)であったとのことであり、少数のアプリが大きな利益を生んでいるようです。
 
 
Source: CNBC via SensorTower
(ハウザー) …

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App Storeのアプリ内課金、“Apple税”以外の選択肢認めるよう命令〜米地裁

 
App Storeの手数料を巡るEpic GamesとAppleとの裁判で、米国地方裁判所は10日、Appleの市場コントロール(anti-steering)行為が反競争的であると結論づけました。一方、その他の訴因については「Appleの成功は違法ではない」と述べ、独占禁止法に抵触しないとして同社に有利な判決を下しました。
選択肢を与えないのはNG
Epic GamesとAppleとの裁判を担当する、米地方裁判所のイボンヌ・ゴンザレス・ロジャーズ判事は、Appleが消費者の選択を違法に妨げていると結論付け、同社の提供するアプリ内課金以外のサービスへ誘導する外部リンクやコミュニケーションも認めるべきとの判決を下しました。
 
アプリ内課金システム以外の支払い方法を、デベロッパーがユーザーに提示できないようにする行為は、一般的にアンチ・ステアリング(anti-steering)行為と呼ばれています。
 
ロジャーズ判事はAppleのアンチ・ステアリング行為が反競争的だとし、今後はアプリ内購入以外の購入メカニズムに消費者を誘導するボタンや外部リンクもデベロッパーに認めるよう命じたうえで、アプリ登録時に取得した情報からデベロッパーがユーザーとコミュニケーションを取ることも禁じてはならないとしました。
Appleも歩み寄る態度見せたが
この差止め命令は、デベロッパーの長年の不満を解消するものである一方、2020年におよそ640億ドル(約7兆円)の売上高を記録したApp Storeに強烈な一撃を加えることになるのは間違いありません。
 
Appleは判決が下される前に、アプリ外での購入を促すための消費者へのメール送信に関する規則を見直したり、アプリによっては外部リンクを許可したりといった緩和策を採っています。ただし、あくまでも外部リンクの許可は「リーダー」アプリに限られているため、この判決に従うとなればすべてのアプリに同緩和策を適用しなければなりません。そのためニュースサイトMacRumorsによれば、Appleは判決を不服として控訴する構えを見せているそうです。
 
このまま行けば、今回下された差止め命令は12月に発効します。
Epicは賠償支払い命令下される
一方でEpic GamesとAppleの裁判は、今のところ全体では10件のうち9件でAppleが勝訴しています。
 
またロジャーズ判事は、Appleがアンチ・ステアリング行為を行っていたことは認めましたが、「成功は違法ではない」として反トラスト法に抵触するような独占企業であるとの指摘は退けました。さらにEpic Gamesに対しては、iOSの「フォートナイト」アプリでユーザーからAppleを介さない直接支払いによって得た収益のうち30%などを、Appleに損害賠償金として支払うよう命じています。
 
 
Source:CNBC,MacRumors
(kihachi) …

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Epic Games、Appleに韓国での「フォートナイト」のストア再掲載を要求

 
人気のサードパーソンシューター「フォートナイト」を販売・配信するEpic Gamesは、Appleに対してゲームアプリを再び韓国内のApp Storeで再リリースするよう求めた、とソーシャルメディアで明らかにしました。韓国で新法案が可決され、サードパーティー製の決済システムの導入が認められたためです。
独自の決済システムの導入でアプリストアから削除
「フォートナイト」がそもそもApp Storeから取り下げとなったのは、アプリ内でAppleを介さない決済手段を掲示したからでした。Epic GamesはAndroid版アプリでも同様の機能を導入しており、Google Playストアからも削除されています。
 
Epic Gamesは、AppleやGoogleに支払わなければならない30%の手数料は法外だとし、App Store以外からのアプリダウンロードができないAppleのやり方は独占禁止法違反にあたるとして、訴訟を含めた激しい攻撃キャンペーンを展開してきました。
韓国での新法案の可決で形勢が逆転
韓国の国会で8月31日、プラットフォーム上のアプリのデジタル商品の販売方法ついての巨大テック企業の支配力を弱める、世界初の法案が可決され、アプリ開発者は韓国内でサードパーティー製の決済方法を使用することができるようになりました。
 
この知らせを受け、Epic Gamesは韓国内のApp Storeでフォートナイトを再リリースするようAppleに要求した、とソーシャルメディアに投稿しました。
 

EpicはAppleにFortniteの開発者アカウントの復元を依頼しました。Epicは、韓国の新しい法律に準拠して、Epic独自の支払い方法とAppleの決済システムの両方を並行して提供し、韓国でiOS上のFortniteを再リリースするつもりです。
 

Epic has asked Apple to restore our Fortnite developer account. Epic intends to re-release Fortnite on iOS in Korea offering both Epic payment and Apple payment side-by-side in compliance with the new Korean law.
— Fortnite (@FortniteGame) September 9, 2021

 
 
Source:MacRumors
(lexi) …

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中国当局、新作ゲームの販売承認の速度を遅らせると発表〜App Storeにも影響か

 
中国のオンライン監視機関である国家新聞出版署(NPPA)は、未成年者のオンラインゲームのプレイ時間の制限にあわせて、新作ゲームの販売承認の速度を鈍化させるとの新方針を発表しました。
承認はしばらく停止となっているとの見方も
NPPAは8月末、18歳以下の子どもはオンラインゲームを1日あたり1時間まで、午後8時〜9時の間のみプレイ可能とする新ルールを中国国内で導入しました。
 
今回NPPAは、前回の規制変更にあわせて、新作ゲームの販売承認の速度を一時的に遅らせると新たに発表しました。ある関係者によれば、新作ゲームの販売承認はすでに通常よりも1カ月以上遅延しているとのことです。
 
別の関係者いわく、NPPAによる新作ゲームの販売承認は一時的に鈍化するのではなく、“しばらく停止する”とのことです。“新作ゲームの数を減らす”ことで、“ゲーム中毒を緩和させる”のが目的であるためだそうです。
 
もうひとりの関係者は、新作ゲームの販売承認の鈍化は、“円滑に新ルールを導入するため”に必要である、と述べています。
3年前にも中国当局のゲーム承認がフリーズ
今から3年前の2018年8月にも、中国国内で新作ゲームの販売承認が滞っている、と報じられました。
 
最近のMorgan Stanleyの調査によれば、Appleにとってゲームアプリは大きな収入源になっていることが明らかになっています。
 
App Storeに掲載されるゲームも中国当局の新方針の対象であるため、Appleの収益への影響が心配されています。
 
 
Source:South China Morning Post via AppleInsider [1], [2]
Photo:NetEase Games/Facebook
(lexi) …

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アプリ開発者、Appleに2,000億ドルの賠償求めて集団訴訟

 
App StoreでAppleが独善的に振る舞っているとして、複数のデベロッパーが計2,000億ドル(約22兆円)の賠償を求め、同社に対して集団訴訟を起こしています。
仮想通貨ウォレットの情報提供を却下
米ニュージャージー州に本社を置き、「エデュテイメント(教育=Educatiuonとエンタテイメント=Entertainmentの合成)」アプリを開発するPrimary Productionsは、AppleがApp Storeで独占的に振る舞い、デベロッパーを傷つけていると主張、メイン州の連邦地方裁判所で5月に訴訟を起こしました。Primaryによると、仮想通貨を取り扱うブロックチェーンウォレットの情報をアプリを通してユーザーに提供しようとしたところ、Appleの審査で却下され、ストアへの登録が拒否されたそうです。
 
8月に改めて提出された修正版訴状の中で、PrimaryはAppleを「ステルス独占企業」と呼び、手数料やApple公式アプリへのバンドル、サードパーティアプリの買収、評判の良いサードパーティアプリの模倣(通称「シャーロッキング」)、アプリの拒否など、広範なテーマで批判を展開しています。
 
今回の訴訟は集団訴訟となり、賠償請求額は最低でも2,000億ドル(約22兆円)、主席原告であるPrimaryはそのうち9億ドル(約100億円)を要求しています。
Appleも態度を軟化
“Apple税”を巡るEpic Gamesとの裁判をきっかけに、Appleもデベロッパーに対して態度を軟化させつつあります。
 
Appleと一部デベロッパーは先週、裁判所に受け入れられれば、小規模デベロッパーのためにの1億ドル(約110億円)の基金の創設と、代替の支払い方法について顧客に連絡することを認めるようポリシーを変更するという合意に至っています。
 
また最近も、公正取引委員会のApp Storeポリシーに関する調査を受け、「リーダー」アプリについてアカウント管理のために外部Webサイトにリンクすることを2022年以降認めると発表しました。これは実質的に、条件付きでアプリ外のWebサイトで購入ができるオプションをAppleが認めたことを意味します。
 
 
Source:AppleInsider
(kihachi) …

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App StoreのApple税、インドでも規制当局が調査を検討へ

 
Epic Gamesとの裁判をきっかけに世界中で物議を醸している、App Storeのアプリ内課金制約ですが、新たにインドの規制当局も調査の検討に乗り出したことが分かりました。
非営利団体による訴えで動く
反トラスト法(独占禁止法)に抵触しているかどうかを調査するインド競争委員会(CCI)は、インドの非営利団体による訴えを受け、Appleが定めるアプリ内課金の30%手数料について調査を開始するか検討を始めました。
 
同団体によれば、Appleの手数料はデベロッパーと顧客の双方にとってコスト増加となるため「競争を阻害する」とのことです。「30%の手数料の存在は、一部のアプリ開発者が市場に参入できないことを意味する……その結果、消費者にも被害が及ぶ可能性がある」
各国で“Apple税”問題視の動き
現時点ではあくまでも検討であり、政府による徹底的な調査ではありませんが、Reutersは今後数週間のうちにCCIで検討され、調査に発展する可能性があると指摘しています。
 
またインドのみならず、Appleは欧州連合(EU)や米国の開発者団体、そしてEpic Gamesとの裁判など、世界中で数え切れないほどの同様の訴訟に直面しています。彼らの多くは、サードパーティーの支払い手段をアプリに設け、デベロッパーが15%〜30%の手数料を同社に払わなくてもいい手段を認めるよう、Appleに対して求めています。
 
これに対して、Apple側も「リーダー」アプリに関しては、アプリ外のWebサイトで購入ができるようなオプションを2022年以降は認めると譲歩する構えを見せています。ただし、収益の中核であり“本丸”であるApp Storeの「リーダー」以外のアプリ(ゲームなど)におけるアプリ内課金は従来どおり、Appleを介さなければなりません。
 
 
Source:MacRumors,Reuters
(kihachi) …

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