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iOS16.3でiCloudの高度なデータ保護が日本でも利用可能に

 iCloudデータの大部分をエンドツーエンドの暗号化で保護し、信頼できるデバイスでのみ復号化できるiCloudの高度なデータ保護(Advanced Data Protection)の選択肢が、米国以外でもiOS16.3で利用可能となることが明らかになりました。
iOS16.3、iPadOS16.3、macOS 13.2などに対応
iCloudのための「高度なデータ保護」を選択すると、クラウド上でデータ侵害が発生した場合でも、ほとんどのiCloudデータを保護し続けることができます。「高度なデータ保護」で、エンドツーエンドの暗号化を使用して保護されるデータカテゴリーは、iCloudバックアップ、メモ、写真など、合計23種類にまで増加します。
 
機能は当初、米国のみでiOS16.2でリリースされましたが、今年初めに米国以外でも展開されるとのことでした。英慈善団体Privacy Internationalは現地時間18日、iCloudの高度なデータ保護の世界展開を発表しています。
 

News! Apple announces that their end-to-end encrypted iCloud services, Advanced Data Protection, will be available for global users.
January 18, 2023

 
iCloudの高度なデータ保護を利用するには、対応したAppleソフトウェアバージョンにアップデートする必要があります。米国以外では、iOS16.3、iPadOS16.3、macOS 13.2、tvOS16.3、watchOS9.3がそれにあたります。
 
 
Source:MacRumors
Photo:Apple
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C smartオンラインストア、Mac各製品を5,500円引きのキャンペーン

 
Apple Premium Reseller(正式認定販売店)であるC smart(シースマート)のオンラインストア「C smart Online Store」で、MacBook AirやMacBook Pro、CTOモデルのMacが5,500円割引となるMac割引キャンペーンが実施されています。
最新のM2 MacBook Airも5,500円引き
C smart Online StoreのMac割引キャンペーンは、2023年1月1日0時から開始されており、1月3日の午後11時50分まで実施されています。
 
対象となるのは以下の製品です。
 
MacBook Air(M1モデル、M2モデル)
MacBook Air(13インチ、14インチ、15インチ)
Mac CTO(カスタマイズ)モデル
 
いずれも、在庫がなくなり次第セールが終了となります。
Macのカスタマイズ購入が可能、店頭サポートも
C smart Online Storeでは、iMacやMac miniも含むMac各製品のカスタマイズ購入が可能です。
 
 
「あなたのそばの、Appleの専門家」をテーマに掲げるC smartは関東、中部、東北、関西、四国、沖縄にも店舗を構えており、各種サポートサービスも受けることができます。
Appleのサブスク最大3カ月無料キャンペーンも
C smartは、特設Webページから登録すると、Apple Music、Apple TV+、Apple Arcade、iCloud+(50GB)が最大3カ月間無料となるキャンペーンも実施しています。
 
過去にApple Musicに登録していても、最大2カ月間、無料で利用できます。
 

Appleの人気サービスが今だけ3ヶ月無料
C smartではAppleの人気サブスクリプションが無料でお試しいただけるキャンペーンを実施中#AppleMusic #AppleTV+ #AppleArcade #iCloudをお試しいただけるこの機会をお見逃しなくhttps://t.co/nDo7G9WyM9
— C smart (@Csmart_2013) November 23, 2022

 
 
Source:C smart
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C smart、Apple Musicなど4サービスが最大3カ月間無料のキャンペーン

 Apple Premium Reseller(正式認定販売店)のC smart(シースマート)が、Appleの有料サブスクリプションサービス(Apple Music、Apple TV+、Apple Arcade、iCloud+(50GB))が最大3カ月間、無料になるキャンペーンを実施しています。
Apple Musicはファミリープランも最大3カ月間無料
C smartは、Apple Premium Reseller(正式認定販売店)として全国に19店舗を展開するほか、オンラインでもApple製品を販売しています。
 
当記事末尾のSourceにあるC smartの特設Webページから登録すると、Apple Music、Apple TV+、Apple Arcade、iCloud+(50GB)が最大3カ月間無料になるキャンペーンコードが発行されます。コードの有効期間は2023年5月31日までです。
 
Apple Musicは、個人プラン(通常月額1,080円)だけでなく、ファミリー共有のメンバーに登録した最大5人と共有可能なファミリープラン(通常月額1,680円)でも無料体験が可能です。
過去にApple Musicに加入していても最大2カ月間無料
Apple MusicとApple Arcadeは、新規登録する方は最大3カ月間無料、過去に登録したことがある方は最大2カ月間無料で利用できます。無料期間終了後は、通常の月額料金が発生します。
 
Apple Arcadeは通常月額600円、Apple TV+は通常月額900円、iCloud+(50GB)は通常月額130円です。
 

Appleの人気サービスが今だけ3ヶ月無料
C smartではAppleの人気サブスクリプションが無料でお試しいただけるキャンペーンを実施中#AppleMusic #AppleTV+ #AppleArcade #iCloudをお試しいただけるこの機会をお見逃しなくhttps://t.co/nDo7G9WyM9
— C smart (@Csmart_2013) November 23, 2022

 
 
Source:C smart
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Appleのデバイス解析、個人を特定可能な情報を含んでいた〜Appleの説明と相違

 セキュリティ研究家が、Appleの「デバイス解析」を調べた結果、個人を特定可能なデータが含まれていることがわかったと報告しています。
 
一方Appleは公式に、デバイス解析には個人が特定される情報は含まれていないと述べています。
「dsId」が含まれることを発見
セキュリティ研究家のトミー・ミスク氏とタラル・ハジュ・バクリー氏は、Appleのデバイス解析データに「dsId(Directory Services Indentifier)」というIDが含まれていることを発見しました。
 
このdsIdは、iCloudアカウントごとに異なるIDであるため、ユーザーの名前、生年月日、メールアドレス、その他iCloudに保存されている情報を導き出すことが可能だと、両氏は指摘しています。
 

New Findings: 1/6Apple’s analytics data include an ID called “dsId”. We were able to verify that “dsId” is the “Directory Services Identifier”, an ID that uniquely identifies an iCloud account. Meaning, Apple’s analytics can personally identify you pic.twitter.com/3DSUFwX3nV
— Mysk (@mysk_co) November 21, 2022

「デバイス解析とプライバシー」
Appleは「デバイス解析とプライバシー」のページにおいて、次のように記しています。
 

iPhone解析には、ハードウェアおよびオペレーションシステムの仕様に関する詳細、パフォーマンスの統計情報、および各デバイスとAppの使用状況に関するデータが含まれます。収集された情報によって個人が特定されることはありません。
 
(中略)
 
同じiCloudアカウントを使用する複数のデバイスからAppleに解析情報を送信することに同意した場合、エンドツーエンドの暗号化を使用して同期することにより、デバイス間でApple Appに関する一部の使用データを関連付ける場合があります。Appleは個人を特定しない形式でこれを行います。
 
 
Source:MacRumors,Apple(デバイス解析とプライバシー)
Photo:Apple
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あかたもAppleから電話がかかってきたかのように見える新手の詐欺が横行

 
通常と異なる場所からiCloudへのログインが試みられた後、Appleと表示された番号から電話があり、ワンタイムコードを聞かれた、とある人物がソーシャルメディアで報告しています。
電話は本家Appleからのように偽装されていた
The Apple CircleというYouTubeチャンネルを運営するジョン・レッティンガー氏(@Jon4Lakers)は、最近自分の身に起こったiCloudアカウントの詐欺についてTwitterで説明する動画を公開しました。
 
同氏いわく、まず2ファクタ認証に関する複数のアラートをiPhoneで受け取ったといいます。他人が自分のiCloudアカウントに入ろうとしているのに気づいたため、コード要求のプロンプトを拒否し、iPhoneですぐにパスワードを変更したそうです。
 
その後、あたかも本家Appleであるかのように偽装された電話がかかってきたといいます。Appleと名乗る人物は、アカウントの不正行為に気づいたこと、パスワードのリセットが2回試みられたこと、その後にさらにパスワードのリセットが行われたことをレッティンガー氏に伝え、ユーザーが「大丈夫であるか」を確認するために電話をかけていると述べたそうです。
あたかも本物であるかのような言い回し
レッティンガー氏はカリフォルニアにいましたが、iCloudアカウントへのログインの試みはカナダのバンクーバーからでした。電話の発信者は、「高度な保護(advanced protection)」プログラムに同氏を登録し、また、同氏のアカウントを「凍結(freeze)」したいと言ってきたとのことです。
 
「送られてくるワンタイムコードをその場で読み上げて欲しい」と頼まれたとき、レッティンガー氏は完全におかしいと気づきました。「コードを電話越しに誰にも絶対に言ってはいけない」と同氏は他のユーザーに対して警鐘を鳴らしました。
 
レッティンガー氏が「他の方法はないか」と聞くと、電話の発信者は電話を切ったといいます。
 

This just happened. Attempted iCloud hack. Be vigilante. ⁦@Apple⁩ pic.twitter.com/qtXABIL9vq
— Jon Rettinger (@Jon4Lakers) September 4, 2022

 
 
Source:AppleInsider
Photo:Apple
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3本指でのコピペとHandoffを使った画像のデバイス間共有が魔法のようとだ話題に

あまり知られていないかもしれませんが、iPhoneで3本指でピンチクローズすると「コピー」することができ、3本指でピンチオープンすると「ペースト」が行えます。これをデバイス間の連携機能であるHandoffと組み合わせると、あたかも魔法のように画像をiPhoneからiPadへ移動させることができる、と動画が公開されました。
第三者とのデバイスではできない?
Today Years Old氏は(@todayyearsoldig)、「iPhoneの取扱説明書が必要だ。なぜAppleはこのことを教えてくれないのだろう」と短い動画をソーシャルメディアに投稿しました。iPhone上で3本指でピンチクローズした画像を、iPad上で3本指でピンチクローズすると、画像が転送されています。
 

We need an instruction manual for iPhones cause why doesn’t Apple ever teach you thispic.twitter.com/VV0wf65x4S
— Today Years Old (@todayyearsoldig) September 1, 2022

 
これを見たユーザーは、「フェイクだろう」とコメントしていますが、どうやら実際に利用可能な機能とのことです。
 

It’s real but it’s kinda useless. U can do it on 2 devices u own and are signed into. So u can’t do it and put it in someone else’s phone
— The Notorious J.I.G. (@DreadHead60) September 2, 2022

 
掘り下げてみると、これは3本指でのコピペとHandoffを組み合わせた動作であることがわかりました。
 
Handoffは、連係機能のシステム条件を満たしたMac、iPhone、iPad、iPod touch、Apple Watchで使える機能です。動画では、iPad上で「メモ」アプリを開き、iPhoneの「写真」アプリからコピペを行っていると推測されます。
 
Handoffのシステム条件は、以下のとおりとなっています。
 

各デバイスで同じ Apple ID を使って iCloud にサインインしている。
各デバイスで Bluetooth がオンになっている。
各デバイスで Wi-Fi がオンになっている。
各デバイスで Handoff がオンになっている。

 
返信で、同じように3本指でのコピペHandoffを披露する人もいます。
 

pic.twitter.com/cuTJJj6Jeo
— FerTech (@FerTech) September 2, 2022

 
 
Source:@todayyearsoldig/Twitter, iPhoneとほかのデバイス間でカット/コピー/ペーストする/Apple, Handoff を使ってほかのデバイスで作業を続ける
/Apple
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【iOS16】iCloudキーチェーンにクレジットカードのCVVも保存可能に

 
iOS16では、クレジットカードのセキュリティコード(CVV)も、iCloudキーチェーンに保存できるようになることがわかりました。
iCloudキーチェーンでセキュリティコードも保存可能に
iCloudキーチェーンを有効にすると、ユーザー名やパスワード、クレジットカード番号などの機密情報を保存し、Apple IDでログインしているすべてのデバイスで同期してくれます。
 
つまりこうした情報を自分で覚えておく必要がありません。
 
決済時に必要となるクレジットカード番号も保存してくれるので、毎回入力する手間が省けます。
クレジットカードのセキュリティコードも入力不要に
米メディアBloombergのマーク・ガーマン記者が自身のTwitterに「iOS16ではクレジットカードのセキュリティコードもiCloudキーチェーンに保存できるようになる。Appleはこれまで、コードを保存することに消極的だった」と投稿しています。
 

Handy feature: iOS 16 can now save your credit card security code in iCloud Keychain as well. Apple had been reluctant to store that previously.
— Mark Gurman (@markgurman) June 12, 2022

 
セキュリティコードとは、クレジットカードの裏面に記された3桁の数字を指します。American Expressはカード前面に記載された4桁の数字が同コードです。
新機能パスキーが登場
なおiOS16とmacOS Venturaにおいては新機能パスキー(passkeys)が採用され、ユーザーはアプリやWebサイトにサインインする際に、ユーザー名やパスワードを入力する必要がなくなります。
 
 
Source:Mark Gurman/Twitter
Photo:Apple
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macOS 13でTime Machineに変更あり?新型AirMacが年内発売予想

 
リーカーのMajin Bu氏(@MajinBuOfficial)が、macOS 13ではTime MachineがiCloud Driveに統合、2022年11月に新型AirMac(海外ではAirPort)が発売されるとの予想をTwitterに投稿しました。
独自ソースから入手したとする情報
Majin Bu氏(@MajinBuOfficial)によれば、macOS 13ではTime Machineが再設計され、iCloud Driveに統合されるとのことです。
 
また、11月に新型AirMacが発売されるとの情報を入手したと同氏は述べています。
 
Appleが米連邦通信委員会(FCC:Federal Communications Commission)に、iOSが動作するネットワークアダプタを申請していることが判明したことで、新型AirMac登場を期待する声があがっていますが、MacRumorsはその可能性は低いと伝えていました。
 

According to what is reported by my source l on macOS 13 there should be a version of Time Machine (Mac backup system) completely redone, integrated with iCloud Drive. In addition, Apple is expected to introduce new AirPorts in November #Apple #AppleRumor
— Majin Bu (@MajinBuOfficial) May 26, 2022

 
 
Source:MacRumors
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5月でiCloudの書類とデータはサービスを終了〜iCloud Driveに移行

 
2022年5月をもって、iCloudの書類とデータ(従来の書類同期サービス)はサービスを終了し、完全にiCloud Driveに移行する予定です。Appplはサポートページで詳細を記しています。
iCloud Driveを有効にしておかないとファイル閲覧が不可に
iCloudの書類とデータをご利用のアカウントは、サービス終了日以降はiCloud Driveに移行するため、以下の手順にそってiCloud Driveを有効にしておかないと、ファイルを見ることができなくなります。
iCloud Driveを有効にするには
iOSまたはiPadOSの場合

「設定」>「[ユーザ名]」の順に選択します。
「iCloud」をタップします。
「iCloud Drive」をオンにします。

ファイルアプリでファイルが見つかります。
 
macOSの場合

Apple メニュー >「システム環境設定」の順に選択し、「Apple ID」をクリックします。macOS Mojave 以前をお使いの場合は、「Apple ID」をクリックする必要はありません。
「iCloud」を選択します。
必要に応じて、Apple ID でサインインします。
「iCloud Drive」を選択します。

Finder の「iCloud」でファイルが見つかります。
 
iCloud.comの場合

iCloud.com にサインインします。
「Pages」「Numbers」「Keynote」または「iCloud Drive」を選択します。
「iCloud Drive にアップグレード」をクリックします。

iCloud.com の iCloud Drive でファイルが見つかります。
 
iCloud Driveは2014年に登場したサービスです。ファイルを簡単に保存し、どこからでもアクセスでき、友達や家族と共有できます。iCloud Driveに保存した書類は、お使いのすべてのデバイスで最新情報が同期され、iPhone、iPad、iPod touch、Mac、Windows パソコン、iCloud.comからアクセスできます。
 
 
Source:Apple via MacRumors
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iCloudプライベートリレーの無効化はiOS15.2のバグ、米T-Mobile説明

 
米T-Mobileが、iCoudプライベートリレーが無効化される問題はiOS15.2のバグであり、自社でブロックしているわけではないと説明しています。ただし、海外メディアからは疑問の声もあがっています。
欧州に続いて強制ブロック?と話題に
SafariでのWebブラウジング時にユーザーの追跡を防止するiOS15の新機能iCloudプライベートリレーが、強制的に無効化されていると米T-Mobileの一部ユーザーが報告していました。
 
おりしも、ヨーロッパの携帯キャリアがiCloudプライベートリレーへの反対を表明し、ブロックに踏み切っていた時期だけに、米T-Mobileも同機能をブロックしはじめたのではないかとみられていました。
T-Mobile「iOS15.2のバグ」と説明もメディアからは疑問の声
米T-MobileはBloombergなどのメディアに対して「調査の結果、一部のユーザーでiCloudプライベートリレーがデフォルトでオフになる問題は、iOS15.2のバグであり、T-Mobileに限った問題ではないことが判明しました。この問題はAppleに報告済みです。当社はiCloudプライベートリレーをブロックしていません」とコメントしています。
 

T-Mobile: “Overnight our team identified that in the 15.2 iOS release, some device settings default to the feature being toggled off. We have shared this with Apple. This is not specific to T-Mobile. Again though, we have not broadly blocked iCloud Private”
— Mark Gurman (@markgurman) January 11, 2022

 
しかし、9to5MacやiDrop Newsが検証した結果、T-Mobileが説明するように同機能がデフォルトでオフになる現象が再現できないことから、T-Mobileの説明はかならずしも正確ではないのではないか、と指摘しています。
 
なお、Appleは開発者向けにリリースしたiOS15.3ベータ2で、iCloudプライベートリレーが利用できない場合の説明文を変更しています。
 
 
Source:9to5Mac, iDrop News
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iOS15.3ベータ2、iCloudプライベートリレー無効時の説明文を変更

 
開発者向けにリリースされたiOS15.3ベータ2では、iCloudプライベートリレーが無効になっている場合の説明文が変更されています。モバイル通信、Wi-Fiネットワークごとにプライベートリレーのオン/オフを設定する方法もご紹介します。
キャリアの設定とユーザーによる変更に対応した文言に変更
iCloudプライベートリレーは、SafariでのWebブラウジング時に、通信をAppleのサーバー経由にすることでユーザーの追跡を防ぐ、iOS15で導入されたプライバシー機能です。
 
1月13日未明に開発者向けにリリースされたiOS15.3ベータ2では、iCloudプライベートリレーが利用不可になっている場合の説明文が変更されている、とMacRumorsが報じています。
 
従来は「ご利用の通信プランは、iCloudプライベートリレーに対応していません」としていた説明が「ご利用の通信プランが対応していないか、モバイル通信の設定でオフになっています」に変更されており、ユーザーがオフにした場合を想定した内容となっています。
 
米T-Mobileの一部ユーザーにおいて、プライベートリレーが強制的に無効になる問題が発生していましたが、これはiOS15.2のバグだった模様です。
モバイル通信、Wi-Fiネットワークごとに設定変更可能
モバイルデータ通信利用時のプライベートリレーの設定は、「設定」アプリの「モバイル通信」>「通信のオプション」で「IPアドレスのトラッキングを制限」で変更できます。
 
プライベートリレーは、Wi-Fiネットワークごとに設定することもできます。「設定」アプリの「Wi-Fi」で設定を変更したいネットワークを選び「i」マークをタップして「IPアドレスのトラッキングを制限」のトグルボタンをオン(緑)にすると、IPアドレスによるトラッキング(追跡)を制限できます。
 

 
 
Source:MacRumors
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iOS/iPadOS15.2.1正式版、各OSの開発者向けベータ2が提供開始

 
Appleが、iOS15.2.1とiPadOS15.2.1の正式版および、開発者向けにiOS15.3ベータ2とiPadOS15.3ベータ2、watchOS8.4ベータ2、tvOS15.3ベータ2の提供を開始しました。
iOS15.2.1とiPadOS15.2.1

 
iOS15.2.1とiPadOS15.2.1の正式版では、iCloudのリンク経由で送信されたメッセージが読み込まれない問題と、サードパーティーのCarPlayアプリが入力に応答しなくなる不具合、HomeKitの既知の脆弱性に関するセキュリティ問題が修正されると、MacRumorsが伝えています。
 
ファイルサイズは約971MBで、両OSともにダウンロードとインストール可能です。
各OSの開発者向けベータ2
Appleはまた、開発者向けにiOS15.3ベータ2とiPadOS15.3ベータ2、watchOS8.4ベータ2、tvOS15.3ベータ2の提供も開始しました。
 
Appleは、現地時間2021年12月17日に、iOS15.3ベータ1を開発者向けに公開していました。
 
 
Source:Wccftech (1), (2), MacRumors (1), (2), (3), (4)
Photo:AR7(@AR72014)/Twitter
(FT729) …

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iOS15の新機能プライベートリレー、欧米携帯キャリアがブロックし利用不可能に

 
iOS15の新機能「プライベートリレー」が、ヨーロッパやアメリカの一部携帯キャリアでブロックされ、ユーザーが機能を有効にできなくなっています。日本の携帯キャリアは、同機能をオンにすると一部機能が利用不可能になると注意を呼びかけています。
プライベートリレーに反対表明の欧州キャリアが機能をブロック
iOS15でiCloudの有料プラン「iCloud+」契約者向けに提供された新機能のプライベートリレーに対して、Vodafone、Telefonica、T-Mobile、EE、O2などヨーロッパの携帯キャリアが「ネットワークの重要な情報にアクセスできなくなり、ヨーロッパのデジタル主権に重大な懸念をもたらす」と反対意見を表明しています。
 
すでに一部のキャリアはプライベートリレーの機能をブロックしており、「ご利用のプランではプレイベートリレーはオフになっています」と表示されたスクリーンショットがTwitterに投稿されています。
 

pic.twitter.com/oNyqChagXL
— Sebastian (@19SK91) January 10, 2022

 
米T-Mobileでもプライベートリレーをブロック
米メディア9to5Macによると、アメリカでも、T-Mobileと、T-Mobile吸収合併した旧Sprintのユーザーがプライベートリレーがブロックされたと報告しています。
 
T-Mobileは9to5Macに対して、フィルタリングサービスなどの利用者はプライベートリレーが使えないが、それ以外の利用者に制限は設けていない、と説明しています。
 
しかし、多くのユーザーはフィルタリングサービスを利用していなくてもプライベートリレーがオフになっている、と9to5Macは指摘しています。
 

@TMobileHelp What the hey? Why are you keeping us from using @Apple ‘s #icloud private relay? pic.twitter.com/EtdxkVSpWh
— Jon Guidry (@guidryjd) January 10, 2022

 
国内各キャリアは一部機能が利用不能になると注意喚起
プライベートリレーは、SafariでWebサイトを閲覧する際、Appleのサーバーを経由させることでユーザーを識別できる情報を隠し、ユーザーを追跡可能できなくすることでプライバシーを確保する新機能で、「ベータ」として提供されています。
 
ユーザーが操作しない限りはオフの状態となっていますが、「設定」アプリから簡単にオン/オフを切り替えることができます。
 
日本国内の携帯キャリア各社は、iOS15がリリースされた2021年9月に、ソフトバンク(LINEMO含む)、Y!mobile、NTTドコモ、KDDI、楽天モバイルなど各社が、プライベートリレーをオンにしていると一部サービスが利用できなくなると注意を呼びかけています。
一部の国では無効に
プライベートリレーは、一部の国では無効にされています。
 
Appleは、同機能は中国、ベラルーシ、コロンビア、エジプト、カザフスタン、サウジアラビア、南アフリカ、トルクメニスタン、ウガンダ、フィリピンでは利用できないと説明しています。
 
このほか、ロシアでも同機能が無効にされている模様です。
 
 
Source:The Telegraph via 9to5Mac (1), (2)
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Apple、2021年のサービス事業を振り返る。有料サブスク登録者は約7.45億人

 
Appleは現地時間1月10日、2021年における各種サービスの主な動きをまとめて発表しました。有料サブスクリプションの利用者数は7億4,500万人以上にのぼり、App Storeのクリスマスイブ〜大晦日の売上高は新記録を達成しています。
1月27日の業績発表でも詳細説明か
Appleは、各種サービスの2021年の主なトピックとともに、iCloudやApple Musicなどの有料サブスクリプションサービスの登録者が7億4,500万人以上に達したと発表しました。
 
Appleが発表したサービス部門の主な動きは、以下のとおりです。1月27日の業績発表でも、好調が続くサービス部門について説明がある見込みです。
 

App Store
毎週、世界175の国と地域から6億人のアクセス
2008年の創設からの累計で2,600億ドルの売上高を開発者にもたらす
2021年のホリデーシーズン、クリスマスイブ〜大晦日の期間の売上高は新記録
 
Apple Arcade
プレイ可能なゲームタイトルが200以上に
 
Apple Music
9,000万曲以上の全楽曲がロスレスオーディオで再生可能に
ドルビーアトモス(Dolby Atmos)による空間オーディオに対応
月額480円で利用できるApple Music Voiceプランの提供開始
 
Apple TV+
763の賞へのノミネートと190の受賞
12部門でのプライムタイムエミー賞受賞
 
Apple Fitness+ (日本未対応)
1月10日から「Time to Run」などの新コンテンツを提供開始
 
Apple News(日本未対応)
米国内で6都市のローカルニュースに対応開始
 
Apple One
100の国と地域でバンドルサービスを提供。
Apple Fitness+も利用可能なApple One Premierは現在、20の国と地域で利用可能
 
Apple Podcasts
有料モデルを開始
 
Apple Books
多くの無料タイトルを含む800万点の書籍とオーディオブックが利用可能
毎月1億人が利用
2021年にオーディオブックストアをリニューアル
 
Apple Card(日本未対応)
J.D. Powerによる米クレジットカード利用者満足度でトップ
最大5人の家族で使える家族プランを提供開始
 
Apple Pay
60の国と地域で利用可能
世界の9,000の銀行と提携
 
Wallet
日本も含む各国・地域で、COVID-19ワクチン接種証明への活用が拡大
デジタルチケットとしての利用が年間3,000万件に到達
交通機関の利用には世界200以上の都市が対応
ホテルのルームキーとしての利用にHyattが初対応
 
Apple Maps
アメリカやイギリスの主要都市で、詳細な3D表示に対応
ナビゲーション機能の進化
 
iCloud
有料プランを「iCloud+」として位置付け、プライベートリレー、独自ドメインメールアドレスなど、ユーザーのプライバシー保護を強化。

 
 
Source:Apple
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1,500人のSNSに不正アクセスした容疑者、iCloudの写真も閲覧していた

 
毎日新聞は1月6日、1,500人のSNSアカウントに不正アクセスした容疑者が、他人のiCloudにも不正にログインし、iCloudに保存された写真や動画を覗き見していたと報じました。
SNSのIDからパスワードを割り出し
愛知県豊田市に住むパート従業員の吉川容疑者(54歳)は1月6日、不正アクセス禁止法違反の容疑で愛知県警に逮捕されました。
 
容疑者はID等から被害者の名前や生年月日を推測してパスワードを探り当て、1,500人程度のInstagramアカウントに不正アクセスしたと供述しています。
iCloudにも不正アクセス
毎日新聞は、容疑者はInstagramの登録情報から被害者が利用するメールアドレスを把握した上で、iCloud等のストレージサービスにも不正アクセスし、保存された写真や動画を閲覧していたと報じています。
 
容疑者は「他人のプライベートを覗き見したかった」と供述しており、写真や動画を閲覧するのみでパスワード変更等の乗っ取り行為は行わなかった模様です。
 
iCloudとiPhoneのデータを同期し、iPhoneの写真を自動でiCloudにアップロードするよう設定しているユーザーも多いため、膨大な数の写真や動画が容疑者に閲覧された可能性があります。
 
被害者がInstagramとiCloudで同一のパスワードを使用していた可能性があり、名前や生年月日で構成されるパスワードを使いまわすことの危険性が浮き彫りとなりました。
 
なお2016年には、長澤まさみさんや北川景子さん等の著名芸能人のiCloudに不正アクセスし、プライベートの写真を閲覧した容疑者が逮捕されています。
 
 
Source:毎日新聞
Photo:Apple
(seng) …

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iMessageで「開封証明を送信」をオフにしても相手に既読がわかってしまうバグ報告

 
Macworldが、iOS15およびiPadOS15においてiMessageの「開封証明を送信」をオフにしても、メッセージ送信元に開封済みなのがわかってしまう不具合があると伝えました。
オフにしても、送信元に「開封済み」と表示
Macworldによれば、この不具合は多数のユーザーから報告されていますが、iOS15およびiPadOS15が動作しているiPhoneとiPadを再起動したら一時的に不具合が解消されたユーザーもいるとのことです。
 
今回の不具合により、ユーザーは開封済みかどうかをメッセージの送信元に通知しないようにしているにも関わらず、設定が反映されないことで相手にわかってしまうとMacworldは報告しています。
 

同じApple IDでiCloudにログインしているデバイスで同期
iMessageの「開封証明を送信」の設定は、iCloudにログインしているApple IDが同じであれば、iPhone、iPad、Mac、全てのデバイスで同期します。
 
iPhoneとiPadの場合、「設定」アプリの「メッセージ」内の、「開封証明を送信」のトグルスイッチにてオンにするかオフにするかを選択します。
 

 
 
Source:Macworld
(FT729) …

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iPhone/iPadがフリーズと再起動を繰り返す新たな不具合が見つかる

 
iPhoneやiPadがフリーズと再起動を繰り返す不具合が新たに見つかりました。
 
HomeKitデバイスのデバイス名が原因で引き起こされるとのことです。
非常に長いHomeKitデバイス名により引き起こされる不具合
この不具合は、非常に長いデバイス名のHomeKitデバイスにiPhoneやiPadといったiOSデバイスが接続した時に起こります。
 
HomeKitはAppleのスマートホーム機器を制御するためのソフトウェアインターフェースです。
 
それぞれのHomeKit対応デバイスには自由に名前を付けられるのですが、約50万文字という非常に長い名前を付けた場合、そのデバイスに接続したiOSデバイスはフリーズと再起動を繰り返す状態に陥ってしまいます。
 
この状態からiOSデバイスを回復させるには、iOSデバイスの消去と復元が必要とのことです。
 
ただし、HomeKitデバイスの名前はiCloudにバックアップされているため、復元したデバイスで同じiCloudアカウントにサインインすると再び同じ状態に陥ります。
知らないネットワークへの接続に注意
おそらく自分で設置したデバイスに50万文字ものデバイス名を付けることはないでしょうが、悪意を持ったユーザーがネットワーク内にそのようなHomeKitデバイスを設置している可能性はあります。
 
このため、知らないネットワークにiPhoneやiPadを接続しないことが一番の自衛策です。
 
自ら接続しなくても、フィッシングメールにより知らないホームネットワークへの接続要求が送信される可能性もあるので、怪しいメールを開かないことも重要でしょう。
 
その他の自衛策としては、設定の「コントロールセンター」の中にある「ホームコントロールを表示」という設定を無効にすることで、知らないうちに非常に長い名前を持つHomeKitデバイスに接続することを防ぐことができます。
2021年8月に発見されるもAppleは問題を放置
この不具合を発見したSpiniolas氏は、Appleの対応が遅いと非難しています。
 
Appleがこの問題を認識したのは2021年8月10日であるにも関わらず、いまだにこの不具合が修正されずに放置されているとのことです。
 
Spiniolas氏が問題を報告した際、Appleの担当者はこの問題を認める一方で2022年初頭まで詳細の公表を控えるよう要求しました。
 
しかしながら、2022年になっても不具合が修正されないためSpiniolas氏は詳細の公表に踏み切ったとしています。
 
Appleはこの件に関し、The Vergeからのコメント要請に応じていません。
 
 
Source: Trevor Spiniolas via The Verge
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三井住友カード、Appleサービス2,500円以上利用でギフトカード500円分を提供

 
三井住友カードは、App StoreなどAppleのサービスの支払いに初めて対象クレジットカードを合計2,500円以上利用すると、500円分のApple Gift Cardがもらえる「Apple Gift Cardプレゼントキャンペーン」を開始しました。
App Storeなどに2,500円以上の支払いで500円相当もらえる
三井住友カードの「Apple Gift Cardプレゼントキャンペーン」は、2021年12月22日から2022年1月21日までの期間実施されています。
 
期間内に特設Webページからエントリーし、Apple IDに対象カードを登録して、App StoreなどAppleのサービスへの2,500円(税込)以上の支払いに初めて対象カードを利用すると、500円分のApple Gift Cardがプレゼントされます。
 
Apple Gift Cardは、三井住友カードに登録されたメールアドレスに、2022年3月末頃にメールで届きます。
アプリ内課金やiCloudなども対象
対象となるAppleのサービスは、App Store(アプリ内課金を含む)、Apple Music、Arcade、Apple TV、Apple Books、Apple One、iTunes Store、iCloudです。Apple Gift Cardの購入は対象となりません。
 

 
キャンペーン期間内の利用であれば、エントリー前の利用分も合算されますが、キャンペーン前の12月21日以前に利用した分は対象となりません。
 
対象カードは、Visa、Mastercardブランドのクレジットカードで、デビットカード・プリペイドカード・銀嶺カードは対象となりません。
 
対象カードの詳細は、三井住友カードのWebサイトでご確認ください。
コンテンツにもハードウェアにも使える、Appleのギフトカード
Apple Gift Cardは、2020年にアメリカで提供が開始され、2021年11月から日本でも利用可能となりました。
 

 
Apple IDに登録して、アプリや各種コンテンツ、サービスの支払いに使えるほか、AppleオンラインストアやApple Storeでハードウェア製品の購入時の支払いに充てることもできます。
 
メールでコードを送れるコードタイプと、コンビニエンスストアなどでも販売されているステッカー付きタイプがあります。
 
 
Source:三井住友カード特設Webページ
Photo:Apple
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App Storeでドコモ決済を利用すると、dポイント 1,000ポイント進呈中

 
NTTドコモが2021年12月10日午前0時〜2022年1月17日午後11時59分まで、App Storeの全アプリを対象に、NTTドコモのキャリア決済利用でdポイント1,000ポイントを進呈するキャンペーンが実施中です。
キャンペーンの内容
NTTドコモが2022年1月17日午後11時59分まで実施中のキャンペーンでは、キャンペーンにエントリーし、App Storeでの支払いや、Apple Music、Apple Arcade、Apple TV+、iCloudでの支払いにNTTドコモのキャリア決済を設定し、支払い金額が合計10,000円以上のユーザーに、dポイント1,000ポイントが進呈されます。
 
キャンペーンに申し込むには、NTTドコモのiOS対応端末を利用中で、dポイントクラブ会員であるユーザーが、支払いをキャリア決済に設定しておき、実施期間中に案内ページの「いますぐエントリー」ボタンをタップする必要があります。
 

 

 

 
本キャンペーンにおいてdポイントを獲得した場合、2022年3月下旬に進呈される予定です。進呈されたdポイントの有効期限は、2022年6月30日です。
 
その他キャンペーン詳細や注意事項は、案内ページでご確認下さい。
 
 
Source:キャンペーン案内ページ
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Apple、児童ポルノスキャン機能をWebページから削除するも計画に変更はなしと発言

 
物議を醸していた、iCloudの児童の性的虐待コンテンツ(CSAM)画像の自動検出機能に関する記述が、Appleの子供の安全に関するWebページから削除されました。これについて、Appleは「計画に変更はなし」と答えた、と伝えられています。
記述が密かにそっくり削除
Appleは今年8月、子供を守るための3つの新たな新機能を発表しました。そのうちの一つは、先日正式版がリリースされたiOS15.2で利用可能となった「メッセージ」アプリのヌード検出機能です。
 
他にも、ユーザーのiCloud写真ライブラリを自動スキャンし、アメリカの非営利団体のデータベースと照合し通報する機能、子供に有害な検索を警告する機能が計画に含まれていましたが、前者の真の自動スキャン機能についての記述が、「子供たちの保護を拡充(Expanded Protections for Children)」と題したWebページからそっくり削除されていることが判明しました。
計画に変更はなし?
以前機能の延期が報じられたこともあり、Appleは機能の実装を諦めたのではないかとの憶測が飛び交いましたが、Appleから計画に変更はないとの返答が得られたようです。
 
今回の件について米メディアThe VergeがAppleにコメントを求めたところ、広報担当者のシェーン・バウアー氏から「9月のAppleの立ち位置から何も変化はない」との答えが返ってきたとのことです。
 
写真の自動スキャン機能は、以前からプライバシーの侵害が懸念されていたことで知られています。
 
 
Source:The Verge
Photo:Apple
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Apple、延期を発表していた児童ポルノスキャン機能に関する説明をWebから削除

 
Appleが、子供の安全に関するWebページから、児童の性的虐待コンテンツ(CSAM)画像の自動検出機能に関する記述を完全に削除していることがわかった、と米メディアMacRumorsが報じています。Appleが8月に導入を発表した同機能は、プライバシー侵害の懸念があるとの批判を受けて、発表から約1カ月で延期されています。
児童ポルノ画像の自動スキャンに関する記述を削除
Appleは2021年8月、子供を守るための新機能として、1)ユーザーのiCloud写真ライブラリを自動スキャンし、アメリカの非営利団体のデータベースと照合し通報する機能、2)子供が性的画像を送受信した場合に警告を表示する機能、3)子供に有害な検索を警告する機能をiOS15などに導入すると発表しました。
 
このうち、写真の自動スキャン機能についての記述が、Appleの「子供の安全(Child Safety)」Webページから完全に削除されています。
 

 
現在、同ページにはiOS15.2やiPadOS15.2、macOS 12.1で利用可能な機能として、性的画像の送受信を警告する機能と、有害な検索を警告する機能についてのみ、掲載されています。
 
なお、性的画像の送受信時の警告機能は、ファミリー共有に子供として登録されたアメリカのユーザーが対象で、デフォルトではオフになっています。
導入発表の1カ月後に延期を発表
写真の自動スキャン機能については、Appleの発表直後から政府による政治的弾圧への転用の危険性や、プライバシー侵害の懸念のほか、技術的に完成しているとは言えない、といった批判が相次ぎました。
 
Appleは、当初は安全性を強調して反論していたものの、導入発表から約1カ月後の9月には、同機能の導入を延期すると発表していました。
 
 
Source:Apple (1), (2), MacRumors
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【やってみた】iOS15.2、ロックされたiPhoneをPC不要で初期化が可能

 
iOS15.2とiPadOS15.2では、iPhoneやiPadのロックを解除するパスコードを忘れてしまっても、MacやWindowsパソコンに接続せずにデバイスを初期化できるようになっています。
iOS15.2で追加されたiPhoneの初期化機能
iPhoneやiPadの初期化と復元は、デバイスのロックが解除されていれば「設定」アプリから簡単な操作で実行できます。しかし、ロック解除に必要なパスコードが分からない場合、これまではリカバリモードにしてコンピュータに接続する必要がありました。
 
12月14日に公開されたiOS15.2とiPadOS15.2では、コンピュータへの接続不要でPhoneやiPad単体で簡単にデバイスを初期化できるようになったことが、Appleの公開したサポートドキュメントから分かりました。
 
サポートドキュメントは「パスコードを忘れてしまった場合に iPhone、iPad、iPod touch をリセットする方法」として、日本語版も公開されています。
 

 
パスコードの入力間違いを続けると右下に「iPhoneを消去」
コンピュータを使わずにiPhone、iPad、iPod touchを初期化する方法を、筆者所有のiPhone XS Maxで試してみました。この方法を使うには、デバイスにiOS15.2/iPadOS15.2がインストールされている必要があります。
 
以下は、iPhoneを初期化する場合です。
 
まず、画面中央に「●分後にやり直してください」と表示され、右下に「iPhoneを消去」のオプションが表示されるようになるまで、間違ったパスコードを入力し続けます。
 
最初に「1分後にやり直してください」と表示され、さらに間違い続けると次にパスコードを入力できるまでの時間は「5分後」、その次に「15分後」と長くなっていきます。
 

 
「15分後にやり直してください」と表示されるタイミングで、右下に「iPhoneを消去」の表示が出ます。
 

 
「iPhoneを消去」をタップすると、「すべてのコンテンツと設定を消去」の確認が表示され、時間が経ってからパスコードを入力するか、今すぐiPhoneを初期化するかを選ぶことができます。
 
「iPhoneを消去」をタップすると、Apple IDからサインアウトするためのパスワード入力画面になります。
 

 
入力が完了するとiPhoneが再起動し、iPhoneのすべてのデータと設定が消去されています。データをiCloudバックアップから復元して使うことができます。
 

 
 
Source:Apple via 9to5Mac
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Apple、iCloudのLog4Shell問題を修正~過去10年で最悪の脆弱性

 
専門家が「過去10年で最悪の脆弱性」と呼ぶ、Apache Log4jライブラリの脆弱性に対してAppleがiCloudにパッチを適用しました。
 
12月11日以降にこの脆弱性を利用した攻撃が通用しなくなったとのことです。
ログ出力ツールに深刻な脆弱性が発覚
この脆弱性はLog4Shell(CVE-2021-44228)と呼ばれているもので、Apache Log4jライブラリが原因となっています。
 
このライブラリには「JNDI(Java Naming and Directory Interface) Lookup」という機能があり、LDAPサーバーなどのディレクトリサービス上からJavaオブジェクトを検索できます。
 
LDAPサーバーはインターネット上のものを利用可能です。
 
問題は、Log4jが単にJavaオブジェクトを検索するだけでなく、classファイル(Javaの実行ファイル)を読み込み、実行できてしまう点にあります。
 
読み込んだclassファイルが悪意のあるものであった場合、深刻な事態を招く可能性があるでしょう。
 
すでにこの脆弱性を利用して暗号資産をマイニングするソフトがインストールされた例が確認されているそうです。
広範囲で使われているLog4j
このLog4jはさまざまなサービスで使われており、そのなかにはAppleのiCloudや、Steam、Twitter、CloudFlare、Amazon、Tesla、Google、LinkedIn、Minecraftといったユーザー数の多いサービスが含まれます。
 
このため、あるサイバーセキュリティ企業の最高経営責任者(CEO)はLog4Shellについて、「過去10年で最大かつ最も深刻な脆弱性」であると考えています。
iCloudは修正済み
Eclectic Light Companyによると、AppleはiCloudのLog4Shell問題を修正済みだとのことです。
 
12月9日と12月10日にiCloudを利用した際はこの脆弱性が存在していることを確認していましたが、12月11日には脆弱性を移用した攻撃が通用しなくなったといいます。
 
iCloudは安全になったものの、まだ問題を修正せずにLog4jを使っている身近なサービスはあると考えられ、しばらくは注意が必要です。
 
 
Source: CVE, The Eclectic Light Company, Bleeping Computer via 9to5Mac
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macOS Monterey 12.1がリリース〜SharePlayが追加

 
Appleは現地時間12月13日、macOS Monterey 12.1をリリースしました。以下、リリースノート全文を掲載します。
macOS Monterey 12.1リリースノート
macOS Monterey 12.1にはSharePlayが追加されます。SharePlayは、FaceTimeで家族や友達と同じ体験を共有できるまったく新しい方法です。このアップデートには、Apple Music Voiceプラン、デジタル遺産プログラム、新しくデザインされた“写真”のメモリー、およびMacでのその他の機能とバグ修正も含まれます。
 
SharePlay

TVアプリケーション、Apple Music、およびその他の対応アプリケーションのコンテンツをFaceTimeで同時に体験を共有できる新しい方法
コントロールの共有により、全員が一時停止、再生、早戻し、早送りを行うことが可能
あなたや友達が話しているときに、映画または曲の音量を自動的に下げるスマートボリューム機能
画面共有により、FaceTime通話の参加者全員で写真を見たり、Webサイトを参照したり、お互いをサポートしたりすることが可能

 
Apple Music Voiceプラン

Siriを使用してApple Musicのあらゆる曲、プレイリスト、ステーションにアクセスできる新しいサブスクリプションタイプ
Siriに頼むだけで、再生履歴および“いいね”と“好きじゃない”に基づいたおすすめのミュージックを提案
曲をもう一度再生する機能で、最近再生したミュージックのリストにアクセス可能

 
写真

メモリーのデザインが一新され、インタラクティブなインターフェイス、アニメーションとトランジションのスタイル、複数の画像のコラージュが新たに追加
新しいメモリータイプとして、世界各地の新しい祝日、子ども中心のメモリー、一定期間のトレンド、改善されたペット用のメモリーを追加

 
Apple ID

“デジタル遺産”機能により、あなたの死後にあなたのiCloudアカウントと個人情報にアクセスできる人を故人アカウント管理連絡先として指定可能

 
TVアプリケーション

“ストア”タブにより、映画のブラウズ、購入、およびレンタルがすべて1か所で可能

 
このリリースには以下のMacでの機能向上も含まれます:

iCloud+のサブスクリプション登録者が一意のランダムなメールアドレスを作成できる“メールを非公開”機能が“メール”アプリケーションで使用可能
“株価”で、ティッカーの通貨を表示したり、チャートを表示したときに年初来のパフォーマンスを確認したりすることが可能
“リマインダー”および“メモ”でタグの削除や名前の変更が可能

 
このリリースにはMacでのバグ修正も含まれます:

“デスクトップとスクリーンセーバ”で写真ライブラリから写真を選択したあとにパネルが空白で表示される場合がある問題
トラックパッドがタップやクリックに反応しなくなる可能性がある問題
ThunderboltまたはUSB-Cを使用して外部ディスプレイに接続していると、一部のMacBook ProおよびMacBook Airコンピュータが充電されない場合がある問題
YouTube.comでHDRビデオを再生すると、MacBook Pro(2021)コンピュータが正常に動作しなくなる可能性がある問題
メニューバーの項目が、MacBook Pro(2021)コンピュータのカメラハウジングの後ろに隠れてしまう場合がある問題
16インチMacBook Pro(2021)コンピュータで、カバーを閉じてシステム終了するとMagSafeの充電が停止してしまう場合がある問題

 
一部の機能は、地域やAppleデバイスによっては使用できません。Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください: https://support.apple.com/ja-jp/HT201222
 
 
Source:Apple
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Apple、iOS15.2を正式リリース〜リリースノート全文を掲載

 
Appleは2021年12月14日未明、iOS15.2の正式版をリリースしました。以下、リリースノートの全文を掲載します。
iOS15.2リリースノート
iOS15.2では、Siriを使ってミュージックにアクセスできる新しいサブスクリプションタイプとしてApple Music Voiceプランが追加されます。このアップデートには、Appプライバシーレポートやデジタル遺産プログラム、およびiPhone用のその他の機能とバグ修正も含まれます。
Apple Music Voiceプラン

Siriを使ってApple Musicのあらゆる曲、プレイリスト、ステーションにアクセスできる新しいサブスクリプションタイプ
“Siriに話しかけてみてください”で再生履歴および“いいね”と“好きじゃない”に基づいたおすすめのミュージックを提案
曲をもう一度再生する機能で、最近再生したミュージックのリストにアクセス可能

 
プライバシー

“設定”のAppプライバシーレポートを使用して、過去7日間にAppから位置情報、写真、カメラ、マイク、連絡先などにアクセスされた頻度、およびネットワークアクティビティを確認することが可能

 
Apple ID

“デジタル遺産”機能により、あなたの死後にあなたのiCloudアカウントと個人情報にアクセスできる人を故人アカウント管理連絡先として指定可能

 
カメラ

iPhone13 ProおよびiPhone13 Pro Maxで超広角レンズに切り替えて写真やビデオをマクロ撮影するためのマクロ撮影コントロール

 
TV App

“ストア”タブで、映画をすべて1か所でブラウズ、購入、レンタル可能

 
CarPlay

Appleマップで、右左折車線、中央分離帯、自転車レーン、横断歩道などの道路の情報が詳しく表示されるように機能を改良(対応している都市のみ)

 
このリリースにはiPhone用の以下の機能向上も含まれます:

iCloud+のサブスクリプション登録者が一意のランダムなメールアドレスを作成できる“メールを非公開”機能が“メール” Appで使用可能
省電力モード中のiPhoneを”探す”で最大5時間検出することが可能
“株価”で、ティッカーの通貨を表示したり、チャートを表示したときに年初来のパフォーマンスを確認したりすることが可能
“リマインダー”および“メモ”でタグの削除や名前の変更が可能

 
このリリースにはiPhone用のバグ修正も含まれます:
 

VoiceOverが動作中にiPhoneがロックされているとSiriが応答しないことがある問題
他社製の写真編集AppでProRAWの写真を表示すると、露出オーバーに見える場合がある問題
iPhoneがロックされていると、ガレージドアを含むHomeKitシーンがCarPlayから実行されない場合がある問題
CarPlayで一部のAppの“再生中”情報がアップデートされない場合がある問題
iPhone 13モデルでビデオストリーミングAppのコンテンツが読み込まれないことがある問題
Microsoft Exchangeユーザのカレンダーイベントが間違った日に表示される場合がある問題

 
一部の機能は、地域やAppleデバイスによっては使用できません。Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:
 
https://support.apple.com/ja-jp/HT201222
 
 
Source:Apple
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iOS15.2 RCが開発者と一般登録ユーザー向けにリリース

 
Appleは現地時間12月7日、iOS15.2のリリースキャンディデート(RC)を、開発者および一般登録ユーザー向けにリリースしました。RCとはベータ版の最終版であり、正式版の公開が間近に迫っていることを意味しています。
iOS15.2リリースノート(英訳)
以下、リリースノートの和訳を掲載します。
 
iOS15.2では、Siriを利用して音楽にアクセスできる新しいサブスクリプション「Apple Music Voice Plan」が追加されます。このアップデートには、「メッセージ」における子どもと親のための新たな安全機能「Appプライバシーレポート」やその他の機能、そしてバグ修正が含まれています。
 
Apple Music Voice Plan

Apple Music Voice PlanはSiriを利用して、Apple Musicの全楽曲、プレイリスト、ステーションにアクセスできる、新しいサブスクリプションです
「Just Ask Siri」は、今までの視聴履歴や好みを元に、音楽を推奨
「Play it Again」を使うと最近再生した音楽のリストへアクセス

 
プライバシー

「設定」のAppプライバシーレポートでは、過去7日間において、アプリがユーザーの位置、写真、カメラ、マイク、連絡先などに、どのくらいの頻度でアクセスしたのか、またどのようなネットワーク活動を行っているのかが確認可能に

 
メッセージ

コミュニケーションの安全設定を行うと、子どもがヌードを含む写真を送受信すると警告
警告には子どもがヌードを含む写真を受信した場合にどうすべきかの参考になるリソースも含まれる

 
Siriと検索

子どもや親がより安全にオンラインを利用し、危険にさらされたときに助けを求められるよう、Siri、Spotlight、Safari検索のガイダンスが拡張

 
Apple ID

デジタルレガシーにより、ユーザーは自分の死後に、自分のiCloudアカウントや個人情報にアクセスできる人々を「レガシーコンタクト」として指名

 
カメラ

iPhone13 ProとiPhone13 Pro Maxで、超広角レンズを使ったマクロモードのオンオフ切り替えが「設定」アプリで可能に

 
TVアプリ

「ストア」タブだけで、映画やテレビ番組のブラウズ、購入、レンタルがすべて可能に

 
CarPlay

「マップ」の市街地マップが機能拡張され、左折車線、自転車専用道路、歩道などが一部都市で表示

 
このリリースには以下の機能改良も含まれます。
 

ユニークでランダムなメールアドレスを作成する「メールプライバシー保護」が、iCloud+加入者のメールアプリでも利用可能に
省電力モード時でも最高5時間まで「探す」でiPhoneを探索
「株価」でティッカーの通貨、現在までのパフォーマンスが確認可能に
「リマインダー」「メモ」でタグの削除と名称変更が可能に

 
このリリースには以下のバグ修正も含まれます。
 

VoiceOver起動時やiPhoneのロック時にSiriが反応しない問題
サードパーティーの画像編集アプリで見るとProRAW写真が露出過度に見える問題
ガレージドアがHomeKitのシーンに含まれていると、iPhoneロック時にCarPlayから操作できない問題
CarPlayが特定のアプリにおいてNow Playing情報をアップデートしない問題
iPhone13シリーズにおいて動画ストリーミングアプリのコンテンツがロードされない問題
Microsoft Exchangeにおいて、カレンダーアプリが間違った日付を表示する問題

 
 
Source:Apple
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iOS15.2のベータ4が開発者向けにリリース

 
iOS15.2のベータ4が、デベロッパ向けに公開されました。
watchOS8.3、iPadOS15.2のベータ4もリリース
前回のiOS15.2ベータ3のリリースから2週間、iOS15.2のベータ4が開発者向けにリリースされました。ビルド番号は「19C5050b」となっています。
 
iOS15.2ベータ4と同時に、watchOS8.3、iPadOS15.2などのベータ4もデベロッパ向けに公開されています。
 

watchOS8.3ベータ4(ビルド番号:19S5050c)
iPadOS15.2ベータ4(ビルド番号:19C5050b)
tvOS15.2ベータ4(ビルド番号:19K5050a)
HomePod15.2ベータ4(ビルド番号:19K5050a)

iOS15.2でいくつかの注目すべき変更点
iOS 15.2では、いくつかの注目すべき変更点がありますが、最も注目すべき点は、「設定」アプリケーションに「Appプライバシーレポート」機能が追加されたことです。これにより、ユーザーは、サードパーティ製アプリやApple製アプリを含むアプリケーションがアクセスしたデータを確認できるようになりました。
 
OS 15.2のこれまでの新機能は以下のとおりです。
 
iOS15.2ベータ2でiMessageのスキャン機能が導入
非公開: iOS15.2ベータ2でiCloud+登録者向けに「メールを非公開」が導入
iOS15.2ベータ2、AirTagによるストーキング防止機能を強化
iOS15.2のベータ3でiPhone13画面のサードパーティー修理が可能に
iOS15.2ベータ3で、Apple Musicのプレイリスト内検索が可能に
 
 
Source:9to5Mac
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こんなにあった!iOS15やmacOS Montereyでまだ利用できない新機能

 
iOS15やmacOS Montereyの新機能として発表されながらも、まだ利用できない機能を米メディア9to5Macがまとめているのでご紹介します。
正式版公開から2カ月あまり
iOS15、iPadOS15、macOS Montereyは、2021年6月の世界開発者会議(WWDC21)で発表され、9月に一般ユーザー向け正式版が公開されて、すでに2カ月あまり経過しました。
 
華々しく発表されたものの、まだ利用できない新機能が以下のとおり、残されています。
 
ユニバーサルコントロール
macOS MontereyとiPadOS15の目玉機能と呼べるユニバーサルコントロールは、iPadとMacをシームレスに連携させて操作できる機能です。
 

 
MacのサブディスプレイとしてiPadが使えるSidecarからさらに進んだ機能として、登場を楽しみにしているMacやiPadユーザーも多いことと思います。
 
Appleは現在も「今年の秋に使えるようになります」と案内していますが、現時点で最新のベータでも同機能についての情報は少なく、年内に利用可能になるかも微妙な雲行きです。
 
IDカード
Appleはこの機能を、アメリカの一部の州で、運転免許証などのIDカードをiPhoneやApple Watchの「ウォレット」アプリに保存でき、空港の保安検査場をスムーズに通過できる機能として発表しました。
 

 
Appleは先日、この機能の提供を2022年まで延期すると発表しています。
 
なお、同機能の実現に向けてAppleと州政府とで取り交わした契約の内容が明らかにされています。
 
ルームキー
対応ホテルで、ルームキーを「ウォレット」に保存する機能について、米AppleのWebサイトでは「今秋公開」と案内されていますが、現在のところ、まだ利用できません。
 

 
 
プライベートリレー
プライベートリレーは、iCloudの有料サービス「 iCloud+」ユーザー向けに、ユーザーを特定できる情報を外部サーバーから隠し、プライバシーとセキュリティを守る新機能として発表されました。
 

 
iOS15公開当初から現在も「ベータ」としての扱いが続いており、いつ正式版として提供されるかの見通しは明らかにされていません。
 
なお、ソフトバンク、Y!mobile、NTTドコモ、KDDI、楽天モバイルといった国内キャリア各社は、プライベートリレーを有効にしていると一部サービスの利用に支障があるとして、オフにするよう案内しています。
 
CarPlayでの詳細な3Dナビゲーション
iOS15で、CarPlayでアメリカの主要都市の詳細な3Dマップを使ったナビゲーションが利用可能になる予定ですが、現在のところサービス提供の見通しについて案内はされていません。
 
デジタル遺産プログラム
ユーザーが、自分の死後にiCloud上に残されたデータの扱いを託すことのできる人物を指定できる新機能です。
 

 
デジタル遺産プログラムは、iOS15.2のベータで一部機能が利用可能となっており、iPhone Maniaではパブリックベータ3で同機能を試したレポートも公開しています。
 
iPadのSwift Playgroundsでのアプリ開発
AppleはWWDC21で、iPadでプログラミングを楽しみながら学べるSwift Playgroundsでアプリの開発から公開までできるようにすると発表していますが、まだ実現していません。
iOS15やmacOS Montereyの今後に期待
iOS15やmacOS Montereyには、まだ利用できない機能があるということは、裏を返せばこれから利用可能になる機能が残されている、とも言えます。
 
今後の新機能公開を楽しみに待ちたいところです。
 
 
Source:9to5Mac
Photo:Apple (1), (2)
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顔認識システム企業、個人データ管理不備で26億円の罰金に直面

 
オーストラリアの顔認識システム開発企業が、登録された本人の許可なしに顔画像を使用していたとして、イギリスの個人情報管理当局から数十億円の罰金を科される可能性に直面しています。
最大1,700万ポンドの罰金
iPhoneにFace IDとして採用されたことで、今では至極一般的な技術となった感のある顔認証ですが、数ある生体認証の中でも個人特定に比較的繋がりやすいため、データの取り扱いには慎重さが求められます。
 
例えば、Appleの顔認証データはiPhoneなどのデバイス内だけで完結しており、iCloudやその他の場所に保管されることはありません。また顔データ自体も数学的モデルによって暗号化されています。
 
一方、今回問題となったオーストラリアの顔認識システム開発企業Clearviewは、データベース化した100億枚以上の顔画像のずさんな取り扱いによって、英国から1,700万ポンド(約26億円)の罰金を科せられる可能性が浮上しています。
 
英国個人情報保護監督機関(Information Commissioner’s Office:ICO)は、Clearviewの顔認識ソフトウェアが警察で使用されていることについて、重大な懸念があると指摘、ただちに個人データの処理を中止し、保有するデータを削除するよう求めました。
対策と告知が不十分
Clearviewは「事実だけでなく法的にも間違っている」と、ICOの指摘を全面的に否定しましたが、向けられた疑惑を全面否定するのは難しいように思われます。
 
というのも、問題となっているソフトウェアは、容疑者を特定したいユーザー(警察官)が顔写真をアップロードすると、SNSを始めとしたインターネットから収集した数十億枚の画像データベースの中から、一致するものを探し出す仕組みとなっており、その多くは本人が知らないうちに収集された画像だからです。
 
ICOは、(1)英国市民の情報を公正に処理することを怠っている、(2)データが無制限に保持されることへの対策を講じていない、(3)情報収集のための合法的な理由を持っていない、(4)英国内の人びとにデータを保存していることを知らせていない等を具体的な問題点とし、「誰もが予想しなかった方法で個人データが処理されていることに大きな懸念を抱いている」と懸念を示しました。
 
なお、Clearviewはすでに地元オーストラリアの個人情報保護法にも違反していると認定されています(現在は裁定見直しを要求中)。
 
 
Source:BBC
(kihachi) …

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