ガジェット 2023/03/27

iPhone Xはいつまで使える?iOSアップデートや修理サポートの終了はいつ?


iPhone X はいつまで使える?
 
初のFace ID搭載モデルとして2017年に発売され、話題を呼んだ。本稿執筆時点の2023年でも使っている方が多いのではないでしょうか?
 
本記事では、発売から5年経った Xいつまで使えるのか、のアップデートや修理サポートの観点から考察します。

XのiOSアップデートが終了するのはいつ?

例年、新型発売と同時期に行われるのがiOSアップデートです。
 
2022年秋にリリースされた現行のiOS16では、2016年モデルiPhone7がサポート対象外となりました。
 
このため順当にいけば、2023年秋にリリースされる見込みのiOS17では、2017年モデルiPhone XとiPhone8がサポート対象から外れる可能性が高いでしょう。
 
iOSアップデートの対象から外れると、システム上の不具合や脆弱性、新機能に対応できないほか、最新版アプリを利用できない可能性がでてきます。
 
このため、iOSアップデートの観点から考えると、 Xは2023年の秋ごろまで使える可能性が高いということになります。

Xの修理サポートが終了するのはいつ?

製品は、販売が終了してから5年でビンテージ製品と区分され修理サポートが制限されます。
 
Xは2018年9月に販売が終了しているため、早ければ2023年中にビンテージ製品扱いとなる可能性があります。
 
このため、修理サポートの観点から考えると、 Xが使えるのは2023年いっぱいとなる可能性が高そうです。
 
また、Apple製品は、販売が終了してから7年でオブソリート製品と区分され、修理サポートが完全に終了してしまいます。
 
ビンテージ製品およびオブソリート製品の定義と取り扱いは以下の通りです。
 

ビンテージ製品

Appleはビンテージ製品を「Appleが販売店への供給を停止した日から5年以上7年未満の製品」と定義しています。
 
ビンテージ製品の修理サポートは、「 Store直営店を含むAppleのサービスプロバイダからハードウェアの修理サービスを受けることができますが、修理可能かどうかは部品や交換品の在庫状況次第になります」とされています。つまり、修理できるかどうかは、「部品の在庫次第」ということになります。
 

オブソリート製品

Appleはオブソリート製品を「 が販売店への供給を停止した日から 7 年以上が経過した製品」と定義しています。
 
オブソリート製品の修理サポートは、「Appleでは、オブソリート製品に対するハードウェアサービスをすべて終了しています。ノートブックのみ例外で、バッテリーの修理に限り期間延長が認められます。サービスプロバイダでも、オブソリート製品の部品は発注いただけません」としています。
 
つまり、オブソリート製品に指定されると、「 Store直営店やAppleのサービスプロバイダでは修理できなくなる」ということになります。

セキュリティアップデートが終了するのはいつ?

すでに紹介した通り、 Xは2023年に発表されるiOS17でサポート対象から外れる可能性が高そうです。
 
しかし、Appleはシステムに重大な脆弱性が発見された場合に、セキュリティアップデートを継続して配信しています。
 
最近の例をみると、2023年1月23日に配信されたiOS 12.5.7のセキュリティアップデートでは、2013年モデルiPhone5sや2014年モデルiPhone6/6sもアップデート対象となりました。
 
このため、iPhone Xはセキュリティアップデートの面だけで考えると、今後数年の間は問題なく利用できそうです。

iPhone Xを使い続けるならバッテリー交換を推奨

iPhone Xは2017年の発売から5年以上経過しています。
 
購入時期にもよりますが、今後も使い続けるのであれば、バッテリーの交換を検討した方が良いでしょう。
 
特に、iPhone Xは2023年中にビンテージ製品扱いとなる可能性があるため、早めにバッテリー交換をした方が良いかもしれません。
 
なお、Appleのサポートではバッテリー交換の目安を「最大容量が新品時の80%を下回った場合」としています。
 

バッテリー最大容量の確認方法

バッテリー最大容量は次の方法で確認できます。
 
「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」→「最大容量」
 
iPhoneバッテリーの状態確認方法
 
上記画像の場合、最大容量は新品時の100%を保っているということになります。

まとめ

iPhone Xがいつまで使えるかについて紹介してきました。
 
要点をまとめると以下の通りです。
 

  • iOSアップデートは2023年で終了する可能性が高い
  • 2023年中にビンテージ製品扱いとなり、修理が制限される可能性あり
  • セキュリティアップデートは今後数年の間続く可能性が高い

 
ただし、これらのうちiOSアップデートが終了すると「不具合が発生した場合に対応できない」「最新版アプリが利用できない」など、さまざまなデメリットが生じかねません。
 
あくまで筆者の見解ですが、iOSアップデートが終了した時点で機種変更を検討するのが良いのではないでしょうか?
 
 
Source:Apple(1),(2)
Photo:Apple
(te7373)

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