TV番組「新 美の巨人たち」の撮影現場でiPhoneが活躍〜プロ用機材を超える場面も
美術作品や建築物の生まれた背景に迫るテレビ東京系の番組「新 美の巨人たち」のチーフディレクターが、撮影機材としてiPhoneも活用しており、条件によっては業務用テレビカメラを超える場合もあると明かしています。
iPhoneが業務用テレビカメラを超える場合も
「新 美の巨人たち」のチーフディレクター、瀬川泰和氏(@hoshino_suke_)氏がTwitterで、番組の撮影機材としてiPhoneを活用していると明かし、話題になっています。
瀬川氏は、日中に建物の外観を撮る場合はiPhoneがベストかもしれないと述べ、Sonyの業務用テレビカメラとの比較画像も公開しています。
美の巨人たちでは、撮影機材としてiPhoneも使用しています。ダイナミックレンジが圧倒的で、特に日中の建物の外観はこれがベストかも。屋内はα7を使うことが多いです。同じタイミングで色々と撮り比べた結果。 pic.twitter.com/Aj3358DAgz
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現場の厳しいスケジュールで活躍するiPhone
ただし、建物の外観を魅力的に撮影するには、天気と時間帯が重要で、青空のもとで撮れるかどうかで印象が大きく左右される、と瀬川氏は述べています。
瀬川氏は、9月18日に放送予定の番組で取り上げる、フランク・ロイド・ライト氏が設計した大豪邸「ヨドコウ迎賓館」をiPhone12 Pro Maxで撮影した画像も投稿しています。
ただ、建築作品を紹介する時に大事なのは、撮影機材よりもお天気と時間帯です。空は青い方が良く、白い空だと魅力が半減してしまいます。
こちらは芦屋の重要文化財、フランク・ロイド・ライト設計「ヨドコウ迎賓館」。iPhone12ProMaxで撮影した外観です
9月18日(土)22:00〜22:30 テレビ東京系OA pic.twitter.com/3BoJCVhHN6
— 瀬川泰和(TVディレクター) (@hoshino_suke_) September 11, 2021
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撮影後すぐに編集して放映という厳しいスケジュールで進む中、iPhone12はプロのカメラマンも嘆くほどに優秀だとか。
「新 美の巨人たち」は、テレビ東京系などの地上波放送や、BSテレ東で視聴できます。
我々は大抵、撮ったらすぐ編集してオンエアです。諸条件がある中、iPhone12はやはり優れていて、カメラマンさんが現場で嘆くほどでありました。
30秒番宣です。メインはα7ですが、iPhone12とz150も使っています。pic.twitter.com/ZNmvvW0Nhx
— 瀬川泰和(TVディレクター) (@hoshino_suke_) September 12, 2021
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ドルビービジョン対応のiPhone12 Pro。iPhone13はさらに進化か
iPhone12 ProとiPhone12 Pro Maxは、映画スタジオでも使われる規格であるドルビービジョン(Dolby Vision)で、4K動画の撮影と編集、再生が可能です。
iPhone12シリーズに搭載されたA14 Bionicプロセッサが、撮影中にリアルタイムでドルビービジョンによる調整を行うことで、プロにも通用する画質を実現しています。
現地時間9月14日のイベント「California streaming.」での発表が見込まれるiPhone13シリーズでは、動画撮影中に被写体の背景をぼかすポートレート動画撮影や、プロ向けの高品質フォーマットProResに対応するとBloombergが報じています。
Source:瀬川泰和氏/Twitter, テレビ東京「美の巨人たち」
(hato)