Meta「Quest 2」のフィットネスデータ、Appleのヘルスケアと同期可能に
Metaは現地時間3月10日、同社の仮想現実（VR）ヘッドセット「Quest 2」の次期アップデートの詳細を発表しました。これにより、Quest 2のフィットネストラッキング機能「Oculus Move」のデータを、Appleのヘルスケアアプリと同期できるようになります。
Appleのヘルスケアと同期可能に
現在、Quest 2を装着しフィットネスゲーム「Liteboxer」「Beat Saber」「Dance Central」などで体を動かしても、そのフィットネスデータはヘッドセット内でしか閲覧することができません。Quest 2を外した後でも、データを確認できる機能が欲しいというユーザーの声に応え、Metaは今回、ヘッドセットを外した後でもOculus Moveのデータを確認できる新たな2つの方法を発表しました。
4月より、Quest 2のフィットネスデータは、iOS及びAndroid版Oculusモバイルアプリ、またはAppleのヘルスケアアプリと同期できるようになります。これによりユーザーは、データを携帯電話で確認できるようになり、Appleのヘルスケアと同期させると、iPhoneやApple WatchでVRで行ったワークアウトのデータを自動的に記録することが可能になります。
iOSデバイスをお持ちの方は、VRフィットネスの進捗状況をAppleのヘルスケアアプリと同期させて、データを手入力することなく、iPhone、iPad、Apple WatchでVRで行ったワークアウトを自動的に記録することができるようになります。つまり、VRの中と外の両方のアクティビティを含む全ての運動の統計情報を追跡し、1カ所で確認できるようになるのです。
Quest 2のデータとOculusモバイルアプリ、またはAppleのヘルスケアアプリとの同期は完全にオプトイン方式のため、ユーザーが同期を許可しない限り、Oculus Moveのデータはヘッドセットのローカルに保存されます。Metaは、Oculus Moveのデータは広告推奨には使用されないとしています。
Source:Meta Quest via MacRumors
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