スティーブ・ジョブズ氏の言葉をまとめた電子書籍、4月11日に無料公開
Appleの共同創業者、故スティーブ・ジョブズ氏のスピーチ、インタビュー、メールなどをまとめた無料の電子書籍「Make Something Wonderful」が、現地時間4月11日に公開されます。
未公開メールや写真などを掲載
数々の名言を残したスティーブ・ジョブズ氏の言葉を掲載したWebサイトSteve Jobs Archiveが、電子書籍「Make Something Wonderful」を、4月11日に無料公開すると発表しました。
「Make Something Wonderful」には、未公開のメール、会話、写真などが掲載されるとのことです。また、スティーブ・ジョブズ氏の未亡人であるローレン・パウエル・ジョブズ氏が序文を寄せています。
同書は、Steve Jobs Archiveのエグゼクティブディレクターであり、シリコンバレーの歴史に関する著書もある歴史学者のレスリー・ベルリン氏が編集を担当しています。
ジョナサン・アイブ氏も公開に携わったWebサイト
Steve Jobs Archiveは、ローレン・パウエル・ジョブズ氏、Appleの最高デザイン責任者を務めたジョナサン・アイブ氏らが中心となって、2022年9月に公開されました。
白を基調としたシンプルなデザインのWebサイトには、2010年9月にスティーブ・ジョブズ氏が自分に宛てて送ったメールがトップページに掲げられているほか、未公開動画やメールなどが掲載されています。
タイトルはApple社内会議でのジョブズ氏の発言の一部
「素晴らしいものを作る」という意味の電子書籍のタイトルは、iPhoneの発売から間もない2007年、Appleの社内会議で社員から寄せられた「会社が大きくなっても企業文化やブランドを維持するにはどうするのが良いか」という質問に答えた、ジョブズ氏の以下の言葉の一部です。
人としてのあり方はさまざまです。
自分の種に対する深い感謝を表明する方法も、人によってさまざまです。
しかし私は、人が自分以外の人類に感謝の気持ちを示す方法のひとつは、素晴らしいものを作り、世に出すことだと思うのです。
会うことも、握手を交わすこともなく、話を聞くことも、自分のことを話す機会もなかったとしても、しっかり心を込め愛情を注いで作ることで、何かが伝わるのです。
Source:Steve Jobs Archive via 9to5Mac
(hato)
